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メタルマックスシリーズ メタルマックス メタルマックス2 メタルマックス3 コメント クレアテック企画のRPGシリーズ。本シリーズの流れを汲むメタルサーガ(METAL SAGA)シリーズも部分的に本項目で扱う。 メタルマックス メタルマックス2 <モンスター> クイタラン:ゴールドアリクイ デンチュラ:でんげきネット <グラップラー四天王> 未定:テッドブロイラー ゾロアーク:カリョストロ ガマゲロゲ:ブルフロッグ 未定:スカンクス <賞金首> ガブリアス:スナザメ サイホーン:サイゴン サメハダー:U-シャーク スターミー:ヒトデロン メタルマックス3 <クルマ> コライドン:チョッパー モトトカゲ:モトクロッサ ミライドン:サイファイ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 メタルマックス 登場人物 スリーパー:ドクター・ミンチ フーディン:ヤミクモ博士 グラエナ:ウルフ 色違いリザードン:とうちゃん ミュウツーorサザンドラ:ノア 賞金首 ゴウカザル×4:サルモネラ一家 -- (ユリス) 2013-07-28 15 59 38 犬 ポチエナ キュウコン 2R主人公 ブーバー 3主人公 -- (名無しさん) 2013-07-20 01 12 22 ヤドカリフォートレス:イワパレス -- (名無しさん) 2013-07-09 03 03 07 火ヒヒ:ゴウカザル -- (名無しさん) 2013-07-09 03 01 06 ストームドラゴン:ゼクロム -- (名無しさん) 2013-07-09 02 57 21 俺のイメージだけどメカ男はレントラー、ハン男はヘルガー(ギャロップやウェンディでも可)だな。 -- (名無しさん) 2013-05-12 00 54 42 メタグロス性別無いだろ -- (名無しさん) 2013-04-28 07 21 45 テッド・ブロイラー:ブーバーンorズルズキンスカンクスandコピー:オコリザル 外道販売鬼:デスカーントータル・タートル:アバゴーラ ピチピチブラザーズ:ノクタス&ルンパッパ ダスト原人:ダストダス金輪際ゴースト:カクレオン マダム・マッスル:ゴーリキー ラグナ・ロック:アーケオス -- (名無しさん) 2012-03-07 00 39 51 メタグロス:メカニック ドーブル:アーチスト ゴーリキー:レスラー ルカリオ:ソルジャー リザードン:ハンター ハピナス:ナース ウインディ:犬 -- (tomio) 2011-11-24 17 22 17 ゴーリキー♂:レスラー(男) チャーレム♀:レスラー(女) -- (1000円札) 2011-11-24 17 04 45
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メタルマックス 概要 評価点 世界設定 システム パーティーキャラ 戦車(クルマ) 改造 装備 金銭 オプション インテリア その他 モンスター 賞金首 BGM シナリオ キャラクター 埋蔵アイテム 戦闘 問題点 総評 その後の展開 メタルマックス 【めたるまっくす】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 データイースト 開発元 データイースト、クレアテック 発売日 1991年5月24日 定価 7,800円(税抜) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2010年4月27日/500Wiiポイント【3DS】2013年1月9日/500円 判定 良作 メタルマックスシリーズ 概要 荒廃した未来の地球を舞台に、戦車に乗って賞金首を狩りながら旅をしていくという一風変わったRPG。 当時は家庭用ゲーム機で火付け役となった『ドラゴンクエスト』シリーズの影響により、「RPG=中世ヨーロッパ風のファンタジー」という図式が定着しきっていた時代だった。それに対する一つのアンチテーゼとなっている。 キャッチコピーは「竜退治はもう飽きた!」 評価点 世界設定 大破壊と呼ばれる謎の災害によって文明が崩壊してから幾年かが経過した近未来が本作の舞台である。 人々は町を築いたり、あるいは廃墟を住処にして平穏な暮らしを取り戻してはいるが、一歩外に出れば暴走機械や怪生物といったモンスターが跋扈する死と隣り合わせの世界が広がっている。 凶悪なモンスターへの対抗手段となる戦車を駆りモンスターを狩る賞金稼ぎのハンター、世界中を旅して物資の取引をするトレーダーといった命知らず達によって、市井の人々の暮らしはかろうじて支えられている。 システム パーティーキャラ 本作ではゲームの進行に伴い、最大3人のパーティーを組める。必須イベントではないので、やろうと思えば1人旅や2人旅も可能。 本作に登場する3人のキャラクタークラスは、以後のシリーズ作品でも常連となっている。 ハンター 本作においては、主人公の少年がこのクラス。 運転レベルと素早さが高く、戦車の火力や防御力を最大限に引き出して速攻で敵を潰すという、本作のゲームシステムに合った能力を持つ。生身でもそれなりの戦闘力を持つが、さすがにソルジャーには敵わない。 名前を空欄のまま決定した場合、名前が「はんた」になる。これが事実上のデフォルト名であるが、裏技に近い。 メカニック 本作においては、幼さの残る少年である。 修理レベルと知力が高く、破損した戦車パーツの修理が可能なクラス。純粋な戦闘能力は生身、戦車共に低いので補助役に適任。 修理特技などの概念は本作にはまだない(「特技」の概念ができた『メタルマックス3』から実装された)が、修理アイテム「しゅうりキット」を使用できるのは本作ではメカニックのみ。これは消費アイテムなのだが、上位アイテムとして無限に使える「メカニックキット」もある。本作の時点では大破は直せない。 名前は、主人公の名前に応じて自動で付けられる。主人公が「はんた」の場合、彼の名は「いじる」。 ソルジャー 本作においてはパーティーの紅一点、年長者の屈強な女性。 戦闘レベルと力が高く、生身での白兵戦を最も得意とするクラス。重装備が可能なため戦車が入れないダンジョン内では頼りになるが、戦車の操縦は不得意。 装備品やレベル上げ次第では、車載兵器並の攻撃力や戦車以上の防御力を持たせることも可能。(詳細は後述するがダメージ計算式の関係で、攻撃を弾く事が出来なかった場合に受けるダメージ自体は流石に戦車よりは大きい。) メカニックの少年同様、名前は主人公の名前に応じて自動で付けられる。主人公が「はんた」の場合、彼女の名は「アンヌ」。 戦車(クルマ) 本作最大の特徴であり生命線。一般的なRPGの場合、人間は生身で戦うか、馬などに騎乗し騎乗ユニットとして扱われるのがせいぜいであったが、メタルマックスでは人間が戦車に乗り込んで戦うことが出来る。 当たり前のことだが戦車は実に強く、戦車と生身が戦った場合、余程相手との差がなければまず戦車側が一方的に勝つ。 本作だと敵味方ともに、戦車(タンク系モンスター)は無条件にダメージが1/5になるという仕様がある。 さらに、味方側の戦車は耐久力が0になってもそれだけでは破壊されない。詳しくは後述。 メタルマックスの世界では戦車を「クルマ」と呼ぶ(*1)。これは戦闘能力を持った車両全てを「戦う車」として扱うことを意味しており、本作では正統派の戦車だけでなく、バギーや救急車も立派な「クルマ」なのである。 入手方法は様々。ダンジョンに隠されていたり、敵から奪い取ったり、大枚をはたいて購入する…など。いずれせよ、簡単には手に入らない(一応序盤は比較的楽に入手できる)という点で共通している。世界を巡って戦車を探すのも魅力の1つ。 シャシーの守備力は後発の戦車ほど高くなりこの優位さは覆せないが、それ以外の装備は制限が一切ないため、守備力と搭載可能な兵器の種類にさえ目を瞑ればどんな戦車でも最後まで何の問題も無く使っていける。 ただし、守備力の高いシャシーは総じて重い。詳細は省くが、ダメージ計算式が概ね「攻撃力-守備力の半分=ダメージ」を基本としたものとなっている都合上、シャシー守備力が高いほど「低い攻撃力の攻撃を受けた際のダメージ」が劇的に減るが、守備力が低くても軽いシャシーを使う方が装甲タイル(後述)が多く貼れるなど有利な面がある。 入手時には好きな名前を付けられる(6文字まで)。 本作ではデフォルト名の自動入力が無い上に、名前は後からは変更不可能なので注意。 人間の装備が武器、体防具、頭防具と分かれているように、戦車にもそれぞれ特性の違うパーツがある。各パーツには重量も設定されている。 主砲 戦車の象徴である主兵装。一撃必殺の威力を持つが弾数は有限。なお特殊砲弾(後述)も使用できる。 副砲 いわゆる機銃系の武装。主砲に比べ攻撃力は劣るがグループ攻撃が可能な例も多く、使い勝手で主砲に勝る。最大の長所は弾数が無限なことにあり、普段は副砲で弾を節約し、強敵に出会ったときのみ主砲で蹴散らすといったプレイが普通となる。このスタンスはシリーズ通して共通。 SE Special Equipment(特殊兵装)の略。対戦車ミサイルや火炎放射器などが該当。概して重量がある上、弾薬代がべらぼうに高く弾数が少ない。その分威力は高く、属性攻撃や範囲攻撃を得意とするが、単純な攻撃力では終盤は主砲に抜かれる。しかし固有の戦闘アニメーションを持つものが多く、ネーミングセンス溢れる武器が多いことからロマンを追い求める層には根強い人気がある。 エンジン 戦車の最大積載量を決定する。燃料の概念は無いので、単純に出力が大きければ大きいほどよい。当然ながら装備させなければ自走不可。 Cユニット コントロールユニット。エンジンが戦車の心臓なら、こちらは頭脳に相当する。メタルマックスの世界では、このパーツのおかげで一人でも戦車の操縦が容易となっている。デリケートな電子部品であり、電撃攻撃などで破損しやすい。こちらも装備させないと自走不可。 シャシー 車体そのもの。ゆえに装備の着脱および売買は不可。戦闘中に大破すると乗員は強制的に外に出される。 なお、リメイク作である『リターンズ』においては「主砲」「副砲」「SE」は武器装着箇所の名称となっており、原則としてそれぞれ「大砲」「機銃」「特殊砲(従来のSEであり特殊砲弾ではない)」を装備するという仕様になった。シャシーによっては「SE」の場所に「機銃」用の穴をあけるということも可能になったための名称変更である。旧作にも「主砲穴にも装備できる副砲」みたいなものはあったが今作では完全に系統ごとに独立している代わりにこの仕様になっている。 また装甲タイル(SP=シールドポイント)という独自のシステムを採用。エンジンの最大出力から全パーツの重量を引いた差分の数値分だけ貼ることができる。人間キャラクターのHPに相当し、戦闘でダメージを負えば減少する。 装甲タイルは実質的に使い捨てであり、町の修理屋で貼ってもらうか、予備のタイルパックを移動中に使用する以外では補充できない。どちらも有料かつ、枚数単位でコストがかかる。 SPが0になっても戦車は使えるが、一定確率でパーツが破損し、破損したパーツが更にダメージを受けると大破する。大破したパーツは使用不能になり、Cユニット/エンジン/シャシーのいずれかが大破すると自走不能となってしまう。こうなると予備のパーツを装備するか、それが出来なければ他の戦車にけん引させて町の修理屋まで引っ張っていくことになる。 大破したパーツでも修理は可能。いくら攻撃を受けてもパーツや戦車がロストすることは無い。 なお、SPと無関係にパーツを壊す攻撃もある(電撃や衝撃波など)。 パーツごとに設定された守備力が高いほど破損しにくくなる。シャシーの守備力は受けるダメージそのものにも影響する。 特殊砲弾は主砲の弾薬とは別にシャシーの弾倉に積むもので、特別な効果を持つものが多い。通常弾代わりに使える「よびだん」、機械系の敵のパーツを破壊して攻撃成功率を下げる「てっこうだん」、会心の一発が出やすい「ホローチャージ」などなど。砲弾屋や自動販売機で購入可能。 装備とは別枠で搭載できる戦車道具もある。こちらは本作では重量のパラメータは無い。(以降のシリーズでは多くの戦車道具に重量が設定されている) 主に所持欄を埋めることになるのは、消耗品の「タイルパック」各種。町で補給してもらう装甲タイルよりも圧倒的に割高ではあるが、移動中ならいつでも使用可能な装甲タイルの回復手段として重宝する。 本作では戦闘中に使用できないので注意。コマンドとしては選択できるが、何も起こらずターンを無駄にしてしまう。なおこの時はタイルパックは消費されない。 他には何度でも使え、一度行った町に移動できる「ドッグシステム」、同じく何度でも使えて人間のHPが回復できる「いりょうキット」等実用性の高い物や、「メタルブレード」等の特殊行動が可能になる逸品、さらには特に効果のない「うさぎちゃん」といった趣味系など様々。 中にはランダムで発生し所持枠を埋める「とりのふん」「ナマリタケ」と言ったバッドアイテムも。自力では捨てることが出来ず、後述の洗車屋で除去する必要がある。 ちなみに、いりょうキットは効果の割に早期から、かなり安価に購入できる。このためこれを入手後は、わざわざクルマから降りて生身の人間が戦車を庇うという奇妙な光景も発生する。戦車の装甲タイルは有料だが、人間のHPはいつでもタダで回復できるのだから……。おまけにこの医療キット、なんと戦闘中にも使えてしまう。移動中と違い乗っている本人のみしか治療できないが、このためだけに三つ買ってもいいくらい。 これらの品物の購入は町にある戦車パーツ、戦車道具屋で行う。 ある町には洗車屋も存在する。ゲーム上の表記はひらがなで「せんしゃや」であり一見ギャグのような要素だが、戦車を洗車することで前述のバッドアイテムの除去や戦車のバッドステータスを元に戻せるという重要な施設である。 戦車搭乗時、戦車の上に乗って「調べる」を行うと戦車を牽引できる。自走不能になった戦車もこれで運搬することが出来る。ただし牽引できる戦車はパーティで1台のみ。 戦車に乗っている状態だと、森・瓦礫・戦車止め(杭)と言った一部の地形に入れなくなる。 改造 貯めたゴールドを使ってクルマを自分好みに強化できる、メタルマックスシリーズの売りの一つ。人間装備は改造できないため、戦車の大きなアドバンテージになっている。 本作ではシャシーの守備力・弾倉上限・穴開け(装備取り付け箇所の追加)、エンジンの強化が可能。強化すると元には戻せない。後の作品ではより改造の幅が広がっている。 シャシーは改造すると重量が増加し、無闇に強化するとSP上限が圧迫される。エンジンを強化して積載量を増やし、余裕を持って改造するようにしたい。 無茶な改造も可能で、穴さえ開ければバギーや救急車にすら主砲を装備させられる。ただし主砲の穴開けは費用がかなりかかるので注意。 クルマのステータス表示画面では、線画のみながら「装備がグラフィックに反映される」という、ファミコンの水準では粋な表現が行われる。 ただ、本作の時点ではクルマの戦闘グラフィックに装備が一切反映されない。その為、一部車両の攻撃モーションがお茶目な事になる場合があるのはご愛嬌。 前述した「主砲を装備可能にした救急車」の場合が最も顕著で、主砲発射時に救急車の車内からいきなり発射炎と砲弾が飛び出すという、地味ながらツッコミ所のある攻撃モーションになってしまう。 装備 本作ではゲームの性質上、アイテムがそれぞれ「人間道具」「人間装備」「戦車パーツ」「戦車道具」の4つに大別されている。それぞれ1人/1台につき8個ずつ持つことが出来る。 人間の場合、フル装備だと装備枠6つが埋まり(武器/頭/体/プロテクター/手/足)、空き枠は装備2個と道具8個となる。 前述の通りダンジョン内には戦車では入れない場所もあるため、そう言った場所は戦車から降りて人間状態で進む必要がある。賞金首の一部も同様に生身で戦わなければならない場合がある。 人間装備は戦闘中でも付け替えができるので、空欄に予備の武器を持って範囲攻撃と単体攻撃を使い分けるか、消耗品であるプロテクターの予備を余分に持つか、あるいは拾って手に入れる装備に期待し空けておくか。プレイヤーによってスタイルも変わってくる。 ちなみにプロテクターは特殊な使い捨て防具である。安価な割に守備力を大幅に向上させるが、高い攻撃力を持った敵の攻撃を受けると一定条件で壊れ、その攻撃のダメージを無効化して「プロテクタくず」になる(必ずしも一発で破損するとは限らず、ある程度は持つ)。壊れる際のダメージ無効化を見越して、強敵戦では防具欄を意図的に「安価な低性能プロテクターで埋める」という高度な戦術もある。 戦車もフル装備の場合、同様にパーツ枠6つが埋まり、空き枠は装備2個と道具8個となる。 戦車用アイテム枠は牽引車にも適用され、なおかつ牽引車は重量制限の対象外なので、牽引車を回収用だけでなくアイテムタンクとしても活用できる。 アイテム類のぶっ飛んだネーミングセンスも本作の特徴の一つ。 武器ひとつとっても、最初のうちは「パチンコ」や「ショットガン」といったありふれたものだが、やがて「ばくれつノコギリ」「リモコンスパナ」「ドラゴンスプレー」といったものが登場。クレアテックとの共同開発ではあるものの、デコゲーらしい独特なネーミングセンスが光る。特に「はらきりソード」に至ってはぶっ飛び過ぎて命名者の正気を疑うほど。 各地で入手できるアイテム「レンズ」を組み合わせて攻撃力や範囲を調節できる「レーザーバズーカ」も存在する。 各地に散らばる使用用途不明のアイテムを組み合わせて強力なアイテムにすると言うシステムは、次回作以降も「LOVEマシーン」や「量子ドール」等、形を変えて採用されている。 金銭 本作は全滅に対するペナルティが一般的な他RPGとは異なる。セーブした場所まで戻されることもなくそのまま主人公が復活して再開する。お金が半額になるということもないし、アイテムも経験値もそのまま。 ただ、戦車だけは全滅した場所に置き去りにされるため回収に苦慮することになる。これが大問題であり、例えばダンジョンの奥深くで全滅してしまうと、当然ながらそこまで戦車を回収しに行く事になる。 回収を容易にするための手段としてレンタルタンクという戦車貸出業者が存在する。装備は固定で積み替えは一切不可。レンタルそのものは無料だが、借りている間は戦闘後の獲得Gから一台につき25%がレンタル料金として徴収される。また、パーツが一つでも破損すると強制的に乗り手を見捨てて帰還してしまう。 このゲームは戦車に頼って戦う場面が大半なので、大切にするべき戦車を粗末に扱うと痛い目に遭う、という事を実感させてくれる。決して軽々しく全滅していいゲームではない。 シリーズが進むと「戦車や仲間の回収が容易な代わり、全滅する時はあっという間」といった別ベクトルのゲームバランスに徐々に移行していく。そのため、「戦車の大切さ」と「全滅の重さ」が際立ったゲームバランスは本作ならではと言える。 仲間も行方不明になるが、何故か全滅した場所ではなく、出会った場所にいる。 詳細は後述するが、リオラドに常駐している人物「Dr.ミンチ」によって蘇生が無料かつ無制限に行える。ただし任意の場所で味方を蘇生させる手段はどこかで手に入るさいせいカプセルのみである。 オプション 自分が今まで倒した敵のカウントが表示される。ただ後述する種別ごとのカウントとなっており、さすがに個々のモンスターの撃破数は参照できない。 ゴールドチャイムという所持金管理システムがある。これはあらかじめ金額を設定しておき、所持金がその金額に達すると効果音で教えてくれるというもの。普通は装備品などの購入額を知らせる目安として使うのだが、プレイヤーによってはパスワードを記憶するメモ帳代わりに使うという変則的な使用方法も。 戦闘中でもラジオのON/OFFでBGM再生を、アニメのON/OFFで武器の攻撃モーション表示を切り替えられる。当時のRPGとしては優秀な設計。 インテリア 各地のインテリアショップで家具を購入し実家に贈ることができる。視覚的に豪華になるだけで実益はなく、ほとんど趣味の領域だが、ハンターとして稼げるようになったことを実感できる。 またジュークボックスやゲーム用の筐体に限り自宅でも遊べる。 今でこそ「攻略とは無関係な見た目を変えるだけのアイテム(家具・衣装など)」といった要素はごく当たり前になったが、当時としては非常に斬新であった。 その他 酒場ではお金を払って酒が飲める。町によって銘柄が違うというこだわりよう。 ちなみに飲酒によるステータス変動などのメリットは無く、本作時点ではまだマスターや客から情報を聞き出すといったことが出来ない(後のシリーズでは情報を聞き出す要素などが追加されている)ので、完全なお遊び要素である。逆にデメリットも「若干の出費がある」という以外は一切ないため、安心して無駄遣いができる。ほろ酔い気分(のつもり)で戦車を転がし狩りに出るのもいい。「何、飲酒運転だ?知った事か、上等だ!がががーっ!」 町や一部のダンジョンには自動販売機が設置されており、買い物も可能。しかもルーレット方式による景品つき。 電源はどこから確保しているのか、商品を誰が補充しているのか、そもそもタイルパックのように巨大なアイテムをどこに収納しているのかなど気になる点はあるが。 町には大破壊前に設置されたてんそうシステムがある所もある。これでなければ行けない場所も存在する。 モンスター 生物系の「バイオニック」、ロボットやメカなど機械系の「サイバネティック」、そして戦車を含む車両や大型兵器の「タンク」に大別される。 本作を語る上で欠かせないのがモンスターデザインを担当した漫画家・山本 貴嗣(やまもと あつじ)氏の存在である。ポリタンクに足が生えた「うろつきポリタン」、全身金属製のカバで口内に火砲を備えた「カバガン」、多脚型爆弾とでも言うべき「カミカゼボム」、火炎放射器を抱えサングラスをかけたサル「サルモネラ一家」、頭脳を改造されたパンツ一枚のマッチョ戦士「マッドマッスル」…など、個性的で奇天烈なモンスターを数多くデザインしメタルマックスの独自性を確立させた。 ファミコン末期の作品だけあって、ドット絵の完成度もかなり高い。 戦闘アニメでは発射エフェクトも凝っており、例えば砲弾やミサイルはグラフィック上でも砲門の部分から発射されるという細かいこだわりが光る。 賞金首 一般的なRPGのボスに相当する敵キャラとは別に、賞金首という強敵が存在する。大半はストーリー上倒す必要がない敵だが、多額の賞金がかけられており、撃破すれば賞金が進呈される。本作の作風を体現する要素である。 賞金首は名前と姿を記したポスターが町などに掲示されており、荒廃した世界の雰囲気作りに一役買っている。さらに賞金首を倒し賞金を受け取ると、ポスターに大きく「済」のハンコが押される。これにより住人の台詞が変化する場合もあり、ちょっとした優越感を味わえる。 前述のオプションで撃破した時のレベルも記録されるため、思い出に浸る以外にも「いかに極端なレベルで倒した記録を残すか」という遊び方もできる。 BGM 作曲は門倉聡が担当。メタリックなイメージの通常戦闘曲「バトル」、ゴキゲンな「勝って!買って!駆って!」、哀愁漂う「流れ者の歌」、ハイテンションでポップな「Dr.ミンチに会いましょう(*2)」など良曲揃いで現在に至るまで人気が高い。 賞金首とのバトル時の「おたずね者との戦い」(*3)は名曲と評価が高く、後発のシリーズ作品でも使用されている。 また撃破時には専用のBGMで戦闘が終わる。 フィールドBGMも、人間時は伸びやかなイメージの「未知の荒野へ(*4)」、しかし戦車に乗るとワイルドな曲調の「戦車でバンバン」に変わるというこだわりも秀逸。 町のBGMが2種類、ダンジョンBGMが3種類もあり、かなりの大盤振る舞い。 酒場などにある「ジュークボックス」でBGMを再生することもできる。 シナリオ 自由度の高いシナリオも魅力。 主人公はクルマ修理屋の息子。ハンターになりたいと願うも、人間地道に生きるのが一番と激怒した「とうちゃん」から勘当されてストーリーが始まる。ハッキリいってそれ以降ほとんど制約はない。 最初の戦車の入手やビックキャノン撃破等の行動範囲が制限される箇所もあるが、そういった部分以外は自由に動き回ることが可能で、前述の賞金首も順番に倒す必要はなく強力な装備を先の街で整えたりして挑むことも可能。 仲間は2人いるが、加入は必須イベントではない。最後まで完全な一人旅を通すことも可能。 リメイク版のリターンズでは各地を行き来できるダンジョンの追加によって更にイベントに関する自由度が上昇した(*5)。 終盤の町「カナベル」で特定のイベントが発生すると、なんと最初の町「リオラド」に道がつながる。一周して故郷に戻ってくるという一風変わったマップデザインである。 あまりにフリーダムなマルチエンディング制。 エンディングを見るための条件は『とうちゃんと会話し「引退」コマンドを選ぶ』。これだけ。 冒険談を携えて父親に報告するという終わり方はある意味妥当ではあるのだが…。しかしこのコマンドはいつでも、それこそゲーム開始直後でも選択可能。良い意味でフリーダムすぎる。 勿論、冒険の内容によってエンディングにも変化がある。ラスボスを撃破していなければ真のエンディングは見られない。 + そして真のエンディングでは…。ネタバレ注意 前述の通り舞台は荒廃した未来であり、そうなる原因を作ったラスボスを倒しても世界はすぐに再生することはない。モンスターを生み出す全ての元凶を破壊したことによって、主人公たちは人知れず世界の救世主になるのだが、本当に「人知れず」である為にその事は誰も知らないという形でシナリオは締めくくられる。今でも「世界の崩壊を食い止める」「ラスボスを倒して世界崩壊の未来を変える」といった結果が目に見える形で示されるシナリオが多くを占めるRPGで、このような静かな終わり方はかなり異色。 ラスボスを倒した上で堂々と引退し、家族の元へ帰った主人公の顛末についてはその目で確かめてほしい。 キャラクター クレアテックとデータイーストの共同開発作ではあるが、本作もデコゲー。つまり、登場人物はいずれも曲者ぞろい。 主人公の父こと「とうちゃん」は勘当したと言いつつも何かと面倒を見てくれる。戦車パーツが壊れていればどれだけ破損していても全てタダで直してくれる。また受け取ってはもらえないがこづかいをあげることもできる。 全滅してしまった場合もとうちゃんが後述のDr.ミンチの所へ運んでくれる。たとえラストダンジョンの深層部で倒れたとしても。彼がとてつもない猛者であることは想像に難くないが、詳細については作中では語られない。 一方「ねえちゃん」はいつでも温かく主人公を迎え、毎回とうちゃんには内緒でタダで泊めてくれる。そんなねえちゃんのタンスからタオルを失敬して、いつでも匂いを堪能することもできる。……こう書くと主人公ってかなりアレだ。 仲間キャラクターが死んだ場合、リオラドに住むマッドサイエンティスト・Dr.ミンチのお世話になる。彼は死体を生き返らせる研究に没頭しており、そのやり口は電気ショックをかけるというかなり乱暴なもの。ちなみにこの電気ショック、いつ成功するかはランダムである(失敗した場合は成功するまで繰り返す)。 死体以外には興味がないらしく、生きているメンバーを選択した場合は「なんだこの死体は! まだ生きとるじゃないか!」という台詞(名言?)を口にする。 真紅の戦車を駆る凄腕ハンター「レッドウルフ」は会う度に気障な台詞を吐いてくれる。序盤では彼に助けられるイベントが発生し、その後も何度か出会うことになる。いつか越えるべきライバルというべきか。 + しかし…(ネタバレ注意) しかしながら、彼はストーリーの途中で悲劇的な結末を迎える。彼の愛車「レッドウルフ」は以降プレイヤーの乗車となるのだが、その生き様は多くのプレイヤーに強い印象を残した。後のシリーズでも赤い戦車レッドウルフは何らかの形で必ず登場しておりシリーズ恒例の戦車となっている。 そして「レッドウルフ」の恋人を助けに行くこれまた印象深いイベント。彼女に貴方がどんな対応をとるのか、そして彼女がどんな運命を辿るのかは、プレイヤーの手に委ねられている。 ちなみに「レッドウルフ」と初遭遇するイベント戦闘で逃走すると重大なバグが発生する。普通のRPGの感覚ではイベント戦闘で逃げるという発想に至らないプレイヤーが多いだろうが、本作では賞金首との戦闘で逃げられるケースが多いので、2周目以降で陥りやすいバグである。 さらにレッドウルフと最後に遭遇するイベントである条件を満たすと、通常レッドウルフが負けるはずの強制戦闘で何とレッドウルフが勝ってしまう。これが起こると重大なバグが発生する為注意されたし。 戦車パーツ屋の主人はなぜか「○○アル」とエセ中国語でしゃべる。何かを売りつけた場合「ちょっと傷んでるアル」と、元の値段の3/4の値段で買い取る。ちなみにその店で買ったばかりの新品を売っても「ちょっと傷んでる」などと言ってくれる。どういうことなの……。 尚、リターンズではさらに酷く?なっており、人間アイテムは買取額3/4なのだが、戦車装備は上記の理由により?1/2買い取りである。足元見やがって… トランクルーム(預かり所に相当)の係員は丁寧な口調なのだが、レンタルタンクの装備を預けようとすると「きかなかったことに してやる あそこの クルマには てをだすなよ わかぞう!」と恐ろしい口調で忠告される。レンタルタンク屋の正体が実は相当に恐ろしい物であることを暗示しており、いまだにその実態についてファンの間で話題となっている。 + ラスボスもまた、衝撃的(?)※ネタバレ注意 ラスボス「ノア」はいわゆる「人間に反旗を翻したコンピューター」であり、それほど目新しい題材ではない。しかし、高い知性に裏打ちされた韻文的な台詞回し、そして地球への執着という人間臭さが個性的であり、他の類似例とは一線を画している。 ノアはラスボスでありながら、状態異常「混乱」に耐性がない。こいつに混乱効果を与える「パニック弾」を撃ち込むと、あろうことか混乱するラスボスを拝むことができる。(固定型コンピューターなのに)「ノアははしりまわっている…」などと表示された挙句(固定型なのに)逃走、あるいは自爆してあっさりラストバトルが終わる事も。こんなアホな末路を迎える可能性があるラスボスなどRPG史上でもこいつ位しかいまい。 「地球の行く末をシミュレートし続けた結果狂ったコンピューター」という設定を考えれば、混乱耐性がない点については納得できないこともないか? でも逃げ出すなよw ただし「パニック弾」は確実に混乱の効果を発揮するわけではない。パニック弾を一発持っていけば楽勝、などとは思わないこと。 埋蔵アイテム 大量のお金やその時点で売られていないアイテム、非売品があちこちに埋められている。更には戦車までもが埋まっている。 埋蔵場所は殆どがノーヒントだが「きんぞくたんちき」等のサーチアイテムがあるために比較的見つけやすく、かつ発掘するのが面白くなっている。 基本的にバランスブレイカーとなりうるものが多い反面、「入手しなくても通常プレイには影響が少ない」というバランスの為に入手する/しないの選択が行いやすい。 戦闘 『ファイナルファンタジーシリーズ』でよく見られるサイドビューを採用した戦闘画面により、味方キャラクターがアニメーションをするなどで臨場感が溢れる。 続編の発売により、徐々に演出が進化していく。 問題点 + 戦車関連 重戦車の冷遇 本作に限らずメタルマックスシリーズは基本的に戦車には穴さえ開いていれば、穴の該当カテゴリのあらゆる兵器を装備できる。例えば100ミリ以上の巨砲だからといって重戦車にしか搭載できないわけではないし、軽戦車に巨砲を積んだからといって下方修正なども無い。更に今作では、全ての戦車の空けられる穴が同じ(主砲、副砲、SE各1)である。 よって、最初に入手できる(と言うより入手しなければ先に進めない)豆タンクの「モスキート」等、序盤に入手できる軽戦車(?)の方が入手が楽で守備力と重量のバランスも良いため、重戦車は駐車場に放置される事が多い。 守備力自体は最終的に重戦車の方がかなり高くなる。守備力を増やすとさらに重量も増えるために装甲タイルを貼れる枚数は減るが、守備力が高いと「低い攻撃力によるダメージ」をカットする能力が劇的に高まる上に、高い攻撃力の攻撃のダメージ自体もかなり減らせる。さらに、タイルが尽きても破損しにくくなるので総合的にはかなり頑丈にはなる。ただしそこまで強化するには、軽戦車とは比較にならないほどの改造費用が必要となる。 強化は一段階ずつしか行えない。本作のインターフェイスの都合上、最大まで強化するのは資金が潤沢でもかなりの手間がかかるのも難点。 メンバー3人に対して戦車は8台も存在する。後半の重戦車を入手出来る時期には、いくつか取り逃していたとしても既に人数分の戦車を所持している可能性が高く、既存の戦車でも改造で守備力を高めていれば当面は防御面に問題は無い。さらに入手法が困難な物もあるので使うのは趣味の領域になる。 特に「パンサー」の性能はファンの間でも語り草。「悲惨な性能」を通り越して「ほぼ雰囲気作りのための存在」といった味付け。 ストーリー上行く必要のまったく無い洞窟の地下に埋まっている上に、入手直後は大砲しか積んでおらず、守備力も微妙で重量も無駄に重い。『2』の「エレファント」(*6)と比べても良いほどの扱いの悪さである。 ただし、「パンサー」は地中に埋もれているのを掘り返して手に入れる戦車であるため、「劣化していて当然」という解釈もできなくはない。また、入手場所のダンジョンをくまなく調べると大砲以外のパーツも発見でき、とりあえず自走可能な状態にすることはできるようになっている。 3台目の戦車となる「バン」の入手のためには白兵戦で後述のマッド・マッスルを倒す必要があり、到達時点では勝つのが難しいため、実質的に「パンサー」が3台目の戦車となる。よって次へのつなぎの戦車としての使い道はあり、その点スペックは上でも入手時期が悪い装甲車よりも実用性がある。 ただし、スペックが優秀で入手が比較的楽な事とイベント上での扱いの良さ等で魅力の多い「Rウルフ」、入手に大金が要るがビックキャノン撃破直後に入手する事も可能な「タイガー」等、実用的な重戦車がまったく無いわけではない。あくまで性能の差が激しいだけでどの戦車でも改造や装備次第で賞金首やラスボスと十分戦える。 また、グラフィック関連は改造で変更できず、本作の時点では色の変更も出来ない。ある意味「全てにおいて万能」と言える戦車や改造は存在しないと言える。 『リターンズ』においては武器用の穴が増えたことで重戦車であればより多くの武器を装備することができ、シャシーによっては機銃二門や特殊砲二門といった連射できる攻撃的な戦車にすることが可能となった。これによりSPが高い軽戦車との差別化が図られている。 また、最軽量の「バン」はなぜか穴の自由度が高く同様に機銃二門や特殊砲二門も可能なうえ、SPも高く乗っていると人間のHPも回復していくという最強と言っても過言ではない性能となっている。救急車なのに…… 戦車のデチューンができず、改造して重くなったシャシーを軽くする方法がない。 一応改造前に「戻せない」と警告はされるが、戦車によっては武装を外したり最強のエンジンを積まないと装甲タイル0(シャシーのみ)でも動けなくなる可能性がある。 シリーズを追うごとにデチューンを含め自由度が増していくのだが、本作時点では前述の通り。 水増し感が漂う戦車装備 攻撃力に差があまりないのに、口径の数値と値段くらいしか違いが無いマイナーチェンジ的なパーツも多い。銃火器や兵器としてはリアルといえばリアルであるが、「ここで買うより我慢して次の町で装備を整えた方が得」ということも多々ある。 またSEは「弾薬費の高さ」「装弾数の少なさ」「主砲に劣る攻撃力」「重量」の関係上、今作では文字通りの「お荷物」になってしまう。 一応ステータス画面や攻撃時のグラフィック等が変わっていたり独特な物もあるのだが、純粋な強さを求めると最終的には価格が手頃で軽量な「205ミリキャノン(主砲)」「20ミリバルカン(副砲)」辺りを装備してSEは穴も開けないと言った改造になる。 SEの弾薬費は、本当に尋常でなく高い。金持ちの雑魚集団へたった一発撃ち込んでも、その収入より弾薬費の方が高くつくくらい。攻撃力こそやや高めで、攻撃範囲も広めのものが多いとはいえ、弾薬費に加え本体も高価・重量も重いといった悪条件にはまるで見合っていない。 ちなみにレンタルタンクは弾薬がフル装填された状態で借りられるので、うまく使えばSEを安価に連発できる。 身も蓋もない使い方だが、他のパーツが破壊されるリスクを分散するためだけに装備するという手もある。 リメイク版である『リターンズ』では、一部の戦車に二門搭載が可能になったことで一躍最強武器系統となった。 その割に、本作最強の副砲「サンダーストーム」がレンタルタンク専用であり正規のプレイでは自分のものとして入手出来ない問題もある。本シリーズのフリーダムなデザインセンスを鑑みると「副砲にロマンを見出すプレイヤー」がいることも想像に難くないため、惜しい点である。 リメイク版である『リターンズ』では埋蔵アイテムとして入手可能になっている。 戦車修理屋の意味が薄い。 各地の修理屋(有料)に頼らずとも、前述の通りとうちゃんが破損/大破箇所をすべてタダで直してくれるため。もっともそのためには毎回最初の街まで戻らなければならないが、ドッグシステムを手に入れればその煩雑さもほぼなくなる。 ただし初心者救済などの意味もあり、後発のシリーズでも必ずスタート地点には無償ですべてを修理してくれるキャラクターが存在する(*7)。 シャシーが大破した場合の修理費用が凄まじい。 序盤で戦車をうっかり壊そうものなら4桁近くのお金を請求されてしまう。こうなると新車を手に入れるまで放置するか、いっそリセットしてしまった方がマシ。 もっとも、父ちゃんの手にかかれば無料で修理は可能。これが問題になるかはプレイヤーのこだわり次第。 + ゲームバランス面 あくまでRPGらしからぬ「戦車で敵を蹴散らす爽快感」を重視しているため、戦車に乗っている状態なら戦闘バランスは甘め。よほど性能の低いパーツでない限り、一つ二つ程度なら町をすっ飛ばして進めても負けないし最悪逃走を繰り返して進んでも問題ない。シャシーが大破すると戦車から降ろされるが、戦車には最大6つのパーツがあり、一度の攻撃で壊れるパーツは最大でも1つなので、余程の事が無い限りシャシーは大破しない。 バランスブレイカーなアイテムもそれに拍車をかけてしまっている。1発10Gで敵の命中と回避(*8)を大幅に減少させ、無効化されない「えんまくだん」、会心の一発(クリティカル)を高確率で発生させる特殊砲弾「ホローチャージ」など。 もっとも、これらのアイテムのおかげで低レベルプレイや賞金首撃破等のやりこみもできるので単純な欠点とは呼べないか。 一方で人間状態での戦闘は、中盤以降かなり厳しくなる。非常に固いタンク系をはじめ、こちらをほぼ即死させる威力の攻撃を放つモンスターなど、戦車搭乗を前提としたバランスのモンスターと生身で戦わなければならない事が多く、結果として戦車搭乗時と比べて大幅に緊張感のある戦闘となる。上手い調整かバランス放棄と見るかは人それぞれか。 回避率を大幅に高める「えんまくはなび」、圧倒的な守備力をもちつつ破損と引き替えにダメージを無効化する効果のある防具「プロテクター」が命綱となるが、持てる数は限られる。また、「プロテクター」がダメージ無効化の効果を出すのはあくまで破損した瞬間のみなので、完全に攻撃を防げるとは限らない。 敵の防御面についても極端で、そもそも終盤の雑魚モンスターは異様な守備力を持つものが多く見られる。「えんまくだん」や「ホローチャージ」を使わないとほとんどダメージすら発生しないケースが多い。 ハンターのレベルが或る程度上がれば通常砲撃でもダメージが通るようにはなる。また、生身でも相当レベルを上げてなおかつ強力な武器を装備すれば終盤の敵に通常攻撃で普通にダメージを通す事もできなくはない。 人間キャラはレベルが上がると最大HPはどんどん上がっていくが、最大HP以外のステータスはあまり上がっていかない。どんなにレベルを上げても、最大HP以外の素のステータスは「攻撃力255守備力255素早さ255」(*9)という、本作の数値バランスの水準では非常に頼りない数値(*10)が上限になっている。装備品は攻撃力と守備力を上げるというRPGとして一般的なものではあるが、最強装備でも大それた数値にはならない点には注意が必要。 高レベルかつ最強装備で全身を固めても、終盤の超高ステータスの敵やプレイヤー側戦車には遠く及ばない。素早さについては終盤の超高ステータスの敵と互角にはなるが、それは「安定して先攻をとれない」ということでもある。ある意味では生々しい数値バランスと言えるだろう。 生身でのダメージ計算に甚大な影響のある「戦闘レベル」の値にもよるが、終盤のモンスターと戦う場合は超高レベルかつ最強装備でも死闘は免れない。最大HPだけは圧倒的な数値には成長するものの1回被弾する度に莫大なHPを持っていかれるし、こちらの攻撃が敵に命中しても車載兵器ほどのダメージは期待できない。また、本作で最強の回復アイテムである「まんたんドリンク」もアイテム名とは裏腹に、高レベルのキャラクターのやたら高いHPをピンチの状態から一回で満タンにできるような回復量ではない。 金銭バランスの悪さ。 戦車が入れない屋内で賞金首と戦う場面もあり、金欠にもかかわらず人間装備まで整える必要が出てくる。この上高価な戦車装備も整える必要があり、やりくりが厳しい。中盤辺りでは物価がどんどん上がるのに新しい賞金首が少ない状態となり、さほどの大金を持っているわけでもないザコを相手に稼ぎで長く時間を取られやすい。 ただし、前述されている通り必ず倒さなければならない賞金首は存在しないのでとりあえず先に進み、強力な装備を手に入れてから戦うのもあり。 厳密にいうと、そこそこの金額を持ったザコは常にいる。ただし場違いに弱いザコも、強いくせに報酬の少ないザコも多く出るため効率よくは稼げない。 終盤に入るといきなりザコからの獲得資金が跳ね上がり、一挙に金が余りだす。賞金首の数や報酬額も増加し、中盤の長い金欠期間が嘘だったかのよう。極端すぎ。 『リターンズ』では追加された「東西線地下鉄跡」というショートカット通路により中盤から一気に終盤に行くことができ、さらに高額の賞金首も追加されているため、うまく使えば後述の「ビッグキャノン戦」以降最後までザコ稼ぎをすることなくクリア可能である。逃走しやすいシステムもこれを後押ししており自由度は高まっている。 序盤の強制ボス「ビックキャノン」の異常な強さ 遭遇する前からマップ画面での激しい砲撃(*11)をかいくぐって敵の懐に潜り込まないとそもそも戦闘できない為に戦闘前に確実にSPは0になり(生身だとミンチ送り)パーツ破損のリスクが高い中で戦う事になる。幸いにして戦闘時には砲撃を使用してこないものの副砲とミサイルの攻撃力も高く2回行動で配置してある2体と同時に戦闘するので1ターンに4回攻撃され、あっという間に「パーツ破損→大破→戦車が使用不能になり脱出→人間が蜂の巣になって死亡」となることも珍しくない。おまけにこのボスと戦う時の状況は賞金首は2体で資金も乏しく、改造屋も強力な装備、特殊砲弾も無く戦車も2種類しか無い(1つは主砲が撃てない)為にゴリ押しも抜け道も通用せず、今作屈指の難所となっている。 一応、対策はありビックキャノンに接近すれば砲撃は止むので戦闘直前に「タイルパック」で応急措置を施して、モスキートに「てっこうだん」を積んでビックキャノンのパーツを破損させて攻撃ミスを誘発させてこちらのパーツ破損までのターン数を引き伸ばしながら攻撃を加えていくと言う方法がある。尤も序盤という事で資金もそれ程無い状況なので財布には大変厳しく(*12)、そもそもこの方法を用いても「勝率が上がる」だけで純粋に運とキャラクターのレベルがモノを言う戦いであるので歯応えだけならラスボスをも上回るとの声も。 この「ビックキャノン」、ラストダンジョンでも接近するまでに砲撃を仕掛けてきて、内部で戦うことができるが、その頃にはこちらが大幅に強化された事もありかつての悪戦苦闘が嘘のように弱い存在となり、むしろラストダンジョンに進む時に装甲タイルを剥がす『鬱陶しい存在』に落ちぶれることを追記しておく。 その後の「関所」的ポイントは「抜け道」が多く存在しており、例えば『近場のイル・ミグラの町で場違いに強力なレンタルタンクが借りられる(船着き場のワルゲリョ戦)』『アイテム「えんまくはなび」を有効活用すれば人間状態でも戦える(ヘルゲートのロボポリス戦)』といった感じである。この事からも、ビックキャノン戦の難易度がいかに高いかがわかるかと(*13)。 賞金首の強さ 良くも悪くも明らかに強さに見合わない賞金を落とす者が多い + 特に印象に残り易い賞金首 マッド・マッスル(5000G) 順当に進めば初めて白兵戦で戦う賞金首だが攻撃力も防御力もかなり高くその時点の装備と適正レベルでは高確率で殴り殺されてミンチ送りになる。 えんまくはなびを使えばある程度有利に戦えるがピンチになるとマッスルカーに入り込んで全回復してくるという後のシリーズの「まんたーんドリンクっ!」を彷彿とさせる行動を何度も行うので結局ゴリ押しで負ける事も多い。 敵から逃げまくっている場合は少なくとも後~終盤レベルの装備を固めなければ勝負にならずかなり手ごわい相手となる。逆に強力な装備と攻撃アイテムさえ手に入れてしまえばザコと化してしまうため、程よい難易度で戦うには調整の必要がある。 尤も今作の色物戦車(兼強戦車)候補のバンも入手出来る関係上実入りは大きい。 ミスターカミカゼ(22000G) こいつが印象に残る理由は、ゲーム内で出現場所の情報が皆無という点である。 実際はごく狭いエリアのみランダムエンカウントで出現する。討伐リストで最後まで埋まらなかったという人も多いのではなかろうか。 運よく遭遇できても、こちらの火力が半端だと倒す前に逃げられてしまうことも多々。 一方、自爆モンスターであるカミカゼボムの色違いということもあり、自爆で自滅することもある。 ダストフランケン(81500G) 白兵戦で挑む賞金首だが戦車タイプの補正がかかっている為にこちらのダメージが激減する上に攻撃力も異常な程高い為に今作最強の賞金首とさえ言われる程。 攻撃力の高さで目立たないが毒ガスや睡眠ガスも地味に痛い攻撃である。 ロンメルゴースト(160000G) 高い攻撃力を持つ賞金首だが、物理攻撃主体の戦車タイプの賞金首なので徹甲弾によるパーツ破壊が効く、その為に総出で徹甲弾を叩きこめばただの的と化す。 また、ロンメルゴーストの出現地点の近くに強力なレンタルタンクを借りられる村があり、ここまで逃げまくって自分の戦車がショボい状態でも最悪レンタルタンクで倒しに行ける。 バッド・バルデス(200000G) 今作最高の賞金額にして最後の白兵戦賞金首にしてこの世で一番強い悪党と呼ばれている …のだが通常攻撃しかしてこない上に攻撃力もダストフランケンより低い、防御面でも補正が無いのでそこまで固く無く最後の賞金首としては拍子抜けする強さである。 「バルデスと戦える=上記のロボポリス戦(白兵戦)を突破しているので戦力がある程度整っている。」、「バルデスがいるダンジョンでは高い経験値を落とす敵がシンボルエンカウントでいるからレベル上げも容易」、「本編中における行動や言動のセコさ」も名前負けの強さの表現を強調してしまっており、「この世で一番強い悪党(自称)」等と呼ばれる事もあった。 一応リメイク等ではある程度強くされて子分の賞金首が加わる等大物感が増しているようにも見えるが「子分の方が男気があるし、戦闘の難易度が高い」、「落とすアイテムがショボい」等今一締まらない。 + システム面 操作性があまり良くない。 全体を通してキーレスポンスが悪く、ボタンを押してもすぐには反応しない。やり込み要素が多いゲームだけに長時間やっていると嫌でも気になる部分。後続作品をやった後だと尚更強く感じるだろう。 またこのために、以下のような一手間二手間かかる箇所がなおさら鬱陶しく感じられてしまう。 ザコ戦における「主砲」コマンドが微妙に邪魔。デフォルトでは主砲にカーソルが合うようになっているが、実際に多用するのは弾数制限のない「副砲」の方なのでコマンド選択に余計な一手間がかかる。 主砲そのものを取り付けなければ、デフォルトのコマンドが「副砲」となりこの問題だけは解決する。しかし最も戦車を多用するだろう主人公(ハンター)の戦車に、主砲を積まない選択肢はほぼ有り得ないだろう。ザコ戦でも主砲や特殊弾薬を撃ちこみたい局面は多々あるし、フィールド上にだって賞金首はうろついている。また主砲の代用にSEを据えたとしても、「問題点・戦車関連」で述べたようにSEは性能面で不遇なため運用し辛い。 生身の方が強いソルジャーを、1ターン目に車から降ろすのもやはり手間がかかる。こちらは「補助」(*14)⇒「のりおり」と二段階の入力をしたうえで、あらためて「攻撃」を選ぶ必要がある。 牽引対象の車両のみを指定して切り離すようなコマンドがないため、切り離すには全員クルマから降りる必要がある。 車両の乗り降りや牽引車に関するコマンドは、シリーズが進むほど洗練されていく。ただ、初作である本作の時点では少々不便。 次回作以降では戦車で降りられないポイントを通ろうとすると自動で降りたり、コンフィグ設定でボタン一つで乗り降りが出来る様に洗練されていった。 プロテクターの仕様が不便。 そもそもプロテクターが壊れる仕様についてのヒントがゲーム中には無い。 購入時には防具の部位が非表示なので、名前だけ見ると体防具と紛らわしい。ちなみに実際のアイテム名は「バリアシール」「ひぼたんのさらし」「ぼうだんチョッキ」など。 一応、守備力に対して値段が極端に安いという特徴がある。装備画面ではアイコンで区別されている。 どういう条件で破損するのかも分かり難い。守備力に対して一定以上のダメージを受けると壊れやすい模様だが、これもゲーム中にヒントは無い。 生身で戦う場合は予備のプロテクターを持ち歩くのが常道だが、ダンジョンなどで新しい装備を見つけた時に、予備が邪魔になってしまう。 プロテクタくずは買い取りを拒否されるため売却不可。本作においては一切の使い道がない、文字通りの「くず」。この状態になったら捨ててしまおう。 総評 FC末期に発売されたこともあり、本作の売上は決して多くはなかった。 しかし自分好みにカスタマイズした戦車に乗って戦えるシステム、非常に高い自由度、独特の世界設定や台詞回しと言った要素はプレイヤーを強く惹きつける力があった。 その後本作はシリーズ化して認知度を上げ、より多くのファンを獲得することになる。 その後の展開 続編の『メタルマックス2』がスーパーファミコンで発売された。舞台は異なるが、本作の世界設定を引き継いで正当進化を果たした作品である。Wiiのバーチャルコンソールでもプレイ可能。 また、2に限らず本作のモンスター続投や一部キャラクターの(繋がりや設定の明言されない)再登場など、ある種のスターシステムのような側面も早速2から始まっている。 スーパーファミコンで本作をリメイクした『メタルマックスリターンズ』が発売された。グラフィック、操作性等が大幅に向上し、アイテムや賞金首等が追加されている。 データイースト倒産後はアスキーが権利を引き継ぎ、ドリームキャスト用ソフトとして『METAL MAX WILD EyES』が発表されていたが、諸般の事情によって開発は中止された。 インタビューによると開発自体も難航していた模様である。 キャラクターやBGMなどの要素は、後のシリーズに活かされているようだ。 その後は版権の事情により、『メタルマックス』のタイトル自体が長らく使用不可能となっていた。 シリーズ復活は絶望視されていた中で、本作のシステムや設定を色濃く受け継いだ『メタルサーガ』シリーズがリリースされた。 なお『メタルサーガ ~鋼の季節~』の特典として本作のサントラCDが付属したことを上で述べたが、この時点ですら『メタルマックス』という名称は使用不可能であったようで「メタルの源流」という表記に留まっている。 2010年頃にはエンターブレインが版権を正式に取得、『3』『2R』『4』と正当な続編・リメイクが作られている。 2013年にエンターブレインが角川グループに吸収され、角川改めKADOKAWAの版権となった。 2022年7月にKADOKAWAからCygamesへと版権が譲渡された。 『メタルマックス4 月光のディーヴァ』の有料DLCにて、本作(もしくはリメイク作『メタルマックスリターンズ』)の主人公が「はんた」名義でゲスト参加を果たしている。 はんたのキャラボイスを担当しているのは、4主人公「ヒナタ」も担当している下野 紘氏。 なお、下野 紘氏はDLC抜きでもランダム発生イベントのボスとして幾度と無くゲスト登場する2 リローデッド男ハンター主人公「ケン」役までも兼任しているため、歴代シリーズ主人公を一人三役で演じるという世にも珍しい状態になっている。 はんた以外にも賞金首も数種類が4への参戦を果たしているが、こちらもほとんどがDLC。DLCでの追加賞金首はストーリーの本筋に関係無い存在に留まる。 本作そのものも、Wiiおよび3DSのバーチャルコンソールで配信されておりプレイ可能。『2』及び『R』もWiiのみだが配信されている。 タイトル画面等におけるコピーライト表記が配信開始時のエンターブレインのものに変更されているが、それ以外は基本的にファミコンでの内容そのまま。 2022年6月29日にバーチャルコンソール版の配信が終了した。
https://w.atwiki.jp/ss11kt/pages/20.html
メタルマックスリターンズ メタルサーガ砂塵の鎖 メタルサーガ鋼の季節 メタルマックス3 メタルマックス2R
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メタルマックス3 当WIki連絡用掲示板内差し替え・追加スレッド-170~181 170:メタルマックス3◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 19 29 ID eBMoY5VY アクセス規制中の為、こちらの方に投下させていただきます。 もし気がついた方がいらっしゃいましたら、代理レスをしていただけるとありがたく思います。 リクにありませんが、メタルマックス3投下させてもらいます。 新作ですので、ネタバレが見たくない方はご注意ください。 それでは参ります。 「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」 叫び声とともに、電撃が走り、主人公は目をさます。 そこは自称「電撃蘇生学の権威」、Dr.ミンチの研究室だった。 主人公は死体として発見され、この世に蘇ったのだ! だが、生き返った主人公は記憶を失っていた。 自分は何者なのか? なぜ死んでしまったのか・・・・・・? 冒険の舞台となるのは、伝説の 大破壊 によって、 人類の文明が滅び去った近未来。 失われた記憶をとりもどすため、主人公は荒野へと旅立つ! (公式より) というわけで蘇った主人公、早速この町「クライング・ママ」を 出発しようとする しかし、何やら町の出口で何やら揉め事が。 どうやら、女の子を連れ帰ろうとするいかついハゲ頭を、 若い男が阻止しようとしているようだ。 いきり立つハゲ頭に若い男が果敢に立ち向かうが一撃でダウン。 守ってくれる男が居なくなり、女の子は慌てて主人公の後ろに 駆け込み、助けを求める。 かわいい女の子と、ごついハゲ頭。 言わずもがな女の子を助ける主人公。 「すっごくつよーい!」と女の子から褒められたのもつかの間、今度はなんと戦車が。 戦車のスピーカーから、その女の子をこちらに渡せと、男、トレドの声が。 曰くその女の子は、シエルタの町の支配者、ギンスキーのお嬢様はコーラという名前で、 親が決めた結婚に反発し、逃げ出してきたらしい。 次にこちらの素性を聞いてくるが、そんなことを言われても、こちらが聞きたい位である。 それでもこちらが記憶喪失などという事情は、向こうに受け入れられるわけも無く、 主人公は仕方なく、適当にドラムカンと名乗ることにした。 (ファーストネームはドラムカンで固定だが、セカンドネームは三種類の中から選択できる。 後で本当の名前に変えることができるのですが、便宜上ドラムカンのまま進めます。) 戦車の全砲門を向けて、さらに脅しをかけるトレド。流石に戦車相手では敵う訳も無し、 ドラムカンは言うとおりにその場をスルーして行くことにするのであった。 後ろから、恨めしそうなコーラの視線を浴びて。 171:メタルマックス3その2◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 20 54 ID ??? さてクライング・ママから出たドラムカン。Drミンチの助手、イゴールの助言どおり、 自分が流れてきた川を川沿いから上っていくことに。 すると、突き当たりに街を発見する。 ワラというらしい街を探索していると、何かを川から引き上げている現場に遭遇した。 その様子を見守っていると、ウインチのワイヤーが切れ掛かっていることを発見するドラムカ ン。 ワイヤーが切れたら、引上げ作業をしている女の子が危ない! ドラムカンはすぐさま駆け出し、間一髪、切れたワイヤーは、ドラムカンのすぐ後ろで空を切 った。 娘を助けてもらったお礼にと、女の子とその父が住む家に招待されるドラムカン。そこでドラ ムカンは、川から引き上げられたモノ、バイク(チョッパー)を改めて見た。 車体に、グリップに、確かな懐かしさを覚えるドラムカン、ふと見ると、「***号」 (***には、ニューゲーム時につけた名前)と書いてあるではないか。 「***」が自分の名前なのか?と、チョッパーに思いを馳せたドラムカンは、これを譲って 欲しいと父親に頼むが、タダでは譲れないという。 そんなことより一晩泊まって行けと言う言葉に従い、とりあえずその日はこの家の厄介になる ことにした。 あくる日、家の外に出てみると、墓の前に佇む二人を見つけるドラムカン。 どうやら二人の他の家族、母を病気で無くし、息子は母の治療のためにハンターとなったが、 ユムボマという賞金首に殺されてしまったらしい。 ユムボマは町の西の工場遺跡にいる。ドラムカンはその敵討ちを買って出た。 ヤツを倒してくれればチョッパーを譲るという父親の言葉もあり、早速工場遺跡へ向かう。 そしてその屋上で、重機型のモンスター・ユムボマを発見。強烈な攻撃に苦戦しつつも、それ を撃破したのであった。 ワラに帰り、報告をするドラムカン。父親はとても喜び、完全に修理したチョッパーをドラム カンに譲ってくれた。 晴れてチョッパーに跨ると、確かに以前もコイツに乗っていたことを実感するのだった。 さらに父親は、シセがドラムカンに気があることを取り上げ、婿にならないかと提案してくる が、 悪い気はしないものの、自分探しの旅の途中であることから、それは丁重に断った。 (ここで申し出を受けると、シセとの結婚ED。幸せながらも、退屈な日々を過ごしたそうで す。) 172:メタルマックス3その3◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 27 26 ID ??? 改行失敗しちゃいました。失礼。 続いて、ワラの南西、シエルタへ。 名前の通り、巨大なシェルターであるその町へ足を、もとい、バイクを踏み入れると、突然警備兵に呼び止められ、 シェルター内部に来るように言われる。 それに付いていくと、その奥でシエルタの支配者、ギンスキーと対面する。 どうやら、ギンスキーはドラムカンを嫁に行くコーラの護衛にしたいようだ。 だがそれは、ギンスキーの意思ではなくコーラの意思であるらしい。 明らかに結婚を嫌がっていた彼女を思い出し、ドラムカンは無理やり嫁に行かせようとするギンスキーを非難するが、 全く聞く耳は無いようだ。 自分の娘のためにはいい家に嫁いだほうが良いと、自分の都合であることを臭わせながらも説得をするギンスキー。 納得はいかないが、何せ物騒な世の中、移動中の安否が心配なこともあり、ドラムカンは護衛を引き受けることにした。 173:メタルマックス3その4◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 28 05 ID ??? 当日、ドラムカンのチョッパーを先頭に出発する一行。 クルマに乗り込む前のコーラの表情に、何か嫌な予感を感じつつも、道中を邪魔するモンスターを蹴散らしながら、 中継地点であるブラボー橋へと、無事到着する。 橋の手前にある休憩所で、今夜は一晩過ごすらしい。 護衛チームの面々と軽く挨拶を済ませ、ドラムカンは、コーラの元へと向かう。 話しかけるが早いが、 「私を連れてここから逃げて!…私を好きにしてかまわないから!」 と、のたまうコーラ嬢。まあ落ち着けととりなすが、どうやら本気らしい。 そもそも自分を護衛チームに入れるようギンスキーに懇願したのも、ドラムカンならば、 自分を連れて逃げてくれると思ったからとの事だった。 そんなこんなと言っている間に、時間が立ち、出発の時間となる。 半ばこちらを睨む様に、懇願のまなざしを向けるコーラを乗せて、再び出発する一行。 橋を渡り、合流地点である、ベイビーロックという廃れたガソリンスタンドに到着するが、 合流するはずの花婿、ラスティメイデンの支配者タロミオの一行の姿は、そこにはなかった。 それどころか、世を震わせる悪党集団、クラン・コールドブラッド… 通称、冷血党の面々が待ち伏せをしているではないか。 異様な外見の冷血党構成員の中でも一際異様な外見をした男、賞金首でもあるドミンゲスが、 勝ち誇ったように語る。 自分達は、グラトノスという男の命令によって、コーラを誘拐しに来た。 タロミオの元には、彼が美人の嫁に浮かれ上がっている内にスパイを潜り込ませており、誘き出して始末した。 シエルタにもスパイがおり、こちらのルートも筒抜けであった。 語り終わったところで、お前達は皆殺しだと、護衛チームに襲い掛かり、次々とメンバーを殺害していく。 残るはドラムカンだけ…それでもコーラを守る為、果敢にドミンゲスに向かっていくも、一蹴され、倒れてしまう。 だがその時、死んだはずのドラムカンが起き上がり、獣のようなおたげびを上げると、 その姿を異形のものへと変化させる。 狼のような鋭い牙を持ち、赤いたてがみを振るわせ、両腕には鋭い爪を光らせる。 そのドラムカンの姿を見てドミンゲスは悲鳴を上げた。 「ブ、ブレードトゥース!?い、生きてやがったのか!!?」 ブレードトゥースと呼ばれたドラムカンは、取り乱すドミンゲスに目にも留まらぬ速さで襲い掛かった。 その圧倒的な力に、ドミンゲスは慌ててその場を退散する。 そしてその場には、人の姿に戻り、再び倒れるドラムカンと、 「ダメ!死なないで!死んだら許さないんだから!!」 必死に彼を揺り起こすコーラだけが残された。 ドラムカンが目を覚ますと、傍らには、自分を看護するコーラの姿があった。 自分が化け物に変わったことを、怖くないのかとコーラに訊ねるが、 ドラムカンがどういう姿になろうと、例え冷血党のNo.3のブレードトゥースであろうと、 自分を守ってくれたことを信用するし、自由になれるならば、相手が誰でもかまわないらしい。 そしてコーラは、あの襲撃で自分もドラムカンも死んだ。そういうことにして、二人で逃げて、 どこかで平穏に暮らそうと提案する。 (ここでコーラと逃げるとコーラとの駆け落ちED。シセ同様、平穏に暮らしたそうです。) だがドラムカンはそれを拒否し、安全な場所に連れて行くと言うと、再び眠りについた。 次に目を覚ますと、そこにはコーラの姿だけではなくチョッパーの姿まで消えてなくなっていた。 慌てて辺りを探すと、風に飛ばされぬよう石で押さえられたコーラの置手紙が。 「もうアナタなんかには頼りません。一人で自由になって生きていきます。探さないで下さい。」 「追伸 アンタが全部悪いんだからねっ!」 吹きすさぶ風の中、ドラムカンは取り合えず腰を落ち着けられる場所を探すことにした。 ※前半メインストーリーはここまで。ここからは、ある程度自由に動き回れます 174:メタルマックス3その5◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 31 20 ID ??? 各地の戦車を回収し、仲間も出来て、戦力が充実したドラムカンは、 憎き相手であるドミンゲスが拠点を構える、冷血砦の情報を得る。 早速突入し、雑魚を蹴散らし、再びドミンゲスと対峙する。 バレバレの嘘でドラムカンを誘導し、生身の状態を戦車で強襲しようとするが、 流石にそこまで間抜けではないドラムカン。 逆に戦車で待ち伏せ、ついにドミンゲスを撃破する。自分や冷血党に関する情報はあまり得られなかったが、 ドミンゲスが居なくなったことで別の地方に行くために必要だった、峠への道を通ることが可能になった。 峠では、コーラが立ち寄ったという情報をキャッチする。 確実にコーラに近づいていることを確信し、ドラムカンは峠を越えた。 峠を越えてすぐのホックの交易所にてドラムカンは、コーラがジャンプキャンプという、 高速道路の高架の廃墟を利用したキャンプに向かったという情報を得る。 向かうが、一足違いでコーラはプエルト・モリという、海辺の町へ向かったと言う。 無駄足かと思いきや、なんとドラムカンはチョッパーが売りに出されているのを発見する。 美人のねーちゃん、コーラが売却したらしい。少々吹っかけられたが、無事に相棒を取り戻し、一路プエルト・モリへ向かう。 プエルト・モリ。冷血党に半ば乗っ取られたその町で、コーラの情報を得ようとするドラムカン。 だが、なかなか情報は得られない。 仕方無しに、コーラの件は保留して町で頼まれた依頼により、町の北、崖っぷち海岸に向かう。 海岸にいるトレーダーから、依頼の品は受け取ったのだが、その際に興味深い話を聞いた。 どうやらこの海岸の上にはカスミという中年の女性が住んでいて、普段は上に上がるためのハシゴを上げているが、 買出しなどで出かけるときだけ、ハシゴを下ろすらしい。 カスミとやらに会うために、がけ下でハシゴが降りるのを待つドラムカン。 しばらく待つと、ハシゴが降りて来たのだが、それと一緒に聞き覚えのある声が。 「あ、ドラムカン!」 コーラだった。 どうやら彼女は、行く当ても無く、金も尽き、ボロボロのところをカスミに保護してもらい、 以来一緒に暮らしているようだ。ただし、ドラム子という偽名で。 言いたいことはたくさん有るが、ともかくは無事を喜ぶドラムカン。 それにしても、あれだけわがままで世間知らずで、一人じゃ何も出来なかったはずのコーラが、 日焼けまでして野良仕事や家事に一生懸命こないているではないか。 どうやらカスミに色々と教えてもらったらしい。確実に成長しているコーラに何かを覚えたドラムカンは、 家のことの手伝いを買って出る。 草むしりに、邪魔なドラムカンの移動。水汲み用の水路の作成など、コーラに頼まれた仕事をこなして行くと、 ご褒美にホッペにキスをもらうのだった。 そうこうする内に日は暮れて、その日はカスミの家に泊まることとなる。 そしてその夜。ふと目を覚ますと、隣の部屋から二人の話し声が。 どうもコーラは、今日限りでこの家を出るつもりらしい。 その為に、恩返しにと、ドラムカンと水路を作ったりと、家のことを色々とやったのだった。 そんなコーラの優しさにカスミは感謝を述べ、逃げ続けることもまた勇気なのだと、彼女を諭す。 ドラム子が訳ありである事などは百も承知。ドラム子が望むのなら、いつまでもここに居ていいし、自分が守ると言う。 泣きながら抱き合う二人。ドラムカンはカスミの人柄に、この人ならばコーラを任せられると安堵する。 そしてコーラの内にある、彼女の本質である優しい心を知るのだった。 175:メタルマックス3その6◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 32 40 ID ??? コーラの安否を確認したドラムカンは、崖っぷち海岸を後にし、再び、自分の記憶を取り戻し、 冷血党を倒す為に、旅を再開する。 新たな町や新たな戦車、様々な旅を続ける中、たびたび安らぎを得に、そしてコーラに会いに、カスミの家に帰っていた。 そんなある日、彼がカスミの家へ行くと、その後から、怪しげな三人組が崖下に現れた。 ドラムカンがブレードトゥースであることを知る彼ら「ルーシーズ」は、 どうやら世間的にはブレードトゥースを退治していることになっているらしく、賞金の返還を恐れて、 改めてドラムカンを始末しようとしているらしい。 彼らは、ドラムカンの場所を冷血党のムガデスという、ブレードトゥースの後釜としてNO.3になった男に知らせ、 二人をぶつけて、漁夫の利を得ようと画策した。 いつもの様に談笑し、カスミの家を後にしようとするドラムカン。 しかし外に出ると、そこには冷血党の大部隊がてぐすねを引いて待ち構えていた。 向かってくる敵を一蹴するが、隙を尽かれて動きを拘束されてしまう。 それを尻目に、コーラを拉致するために家へと侵入する冷血党。それを庇うカスミも銃で撃たれてしまう。 万事休すか、と思われたその時、銃声とともに、コーラを捕らえた冷血党員が吹っ飛ばされた。 「あたしの名は、爆音のカスミ!あんた達如きにやられるあたしじゃない!」 続けざまに放たれる弾丸が活路を開いていき、その中を逃げるコーラ。 とはいえ正面突破は難しい状況に、ドラムカンは崖から海に飛び込んで逃げるように言う。 言われるまま海に逃げ込むコーラ。その後姿を見送って、ドラムカンはこれで存分に戦えると改めて冷血党に向きやる。 だがその時、上空から爆音を立てて一機のヘリコプターが上陸する。 その中から現れたのは、緑の長髪に白衣姿の男…冷血党トップ・グラトノスその人であった。 コーラを捕らえているはずの部下の失態に、死を持って制裁を下すグラトノス。 そしてドラムカンを見ると、突如笑い声を上げた。 「実験生物1313号!!うわさには聞いていたが、まさか本当に生きていたとはな!」 ドラムカンを実験生物と呼ぶグラトノスは、その口から数々の真実を語りだす。 確かにドラムカンは、かつてブレードトゥースと呼ばれていたという事。 彼にメタモーフ細胞を投与してブレードトゥースに改造したのは自分で、洗脳し部下として数々の悪事を働かせていた事。 何らかの要因で、洗脳が解けたドラムカンが、 「グ!ラ!トノ!スウウウウウウウウウ!ご・ろ・じ・で・やるうううううううう!!!!」 と、激しい憎しみを携えて戦いを挑んできたが、返り討ちにして確かに殺害したはずだという事。 ドラムカンが生き返って、さらにあの時に確かに死滅させたはずのメタモーフ細胞までもが復活していることが 信じられないというグラトノスは、ドラムカンを最高研究材料と言い、その体を調べさせろと言い出した。 ふざけるな、と立ち向かうドラムカンだったが、超人と化しているグラトノスの力にあっさりと敗れ、意識を失った。 176:メタルマックス3その7◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 34 31 ID ??? 気がつくと、ドラムカンはプエルト・モリの牢屋の中に、手足の自由を奪われ閉じ込められていた。 成す術も無く居ると、冷血党員に拷問部屋へと連行される。 そこに現れた現・NO.3の百銃のムガデス。 自分と同じく、メタモーフ細胞で、ムカデと人間のハーフのような姿をしたムガデスは、ドラムカンに、 お前は本当にブレードトゥースなのかと、拷問を仕掛ける。 答えぬままに居ると、また拷問する、と再び牢屋にぶち込まれた。 そんなドラムカンに、隣の牢屋の老人、ニックマンが話しかける。 彼は元々、グラトノスの同僚で、メタモーフ細胞の研究をしていたらしい。 だが、グラトノスの狂気に気づき、研究所から幼い娘とともに逃げようと企むも、グラトノスに懐いていた娘は ニックマンではなく、グラトノスの元に行ってしまった。 その為に逃げるも叶わずに捕らえられ、それからずっと何年も牢屋に閉じ込められていた。 その後娘はメタモーフ細胞を投与され、冷血党の幹部になっているらしい。 娘の名前はオルガ…ドラムカンはその名を知っていた。 一度合間見えたこともある、冷血党NO.1オルガ・モードであった。 そしてニックマンはもう一つ、グラトノスに関わる話をする。 グラトノスには昔、恋人が居た。 アリーゼ・ギンスキー。先代ギンスキーの娘であり、コーラにとっては叔母にあたる女性。 だが二人の結婚を望まぬ先代ギンスキーの手により、二人は殺害されたかに見えたが、グラトノスだけは辛うじて生きていた。 グラトノスは瀕死の最中、自分自身にメタモーフ細胞を打ち込み、超人となって生き延びたのだ。 その代わりにグラトノスは悪魔となってしまった。いや、その前から彼は悪魔だったとニックマンは言った。 その後、自らの力を示し、シエルタに、いや、ギンスキーに復讐するために冷血党を作ったのだと。 一通り話し終えると、ドラムカンに侘びを言うニックマン。 そうしてしばらくすると、何やら怪しい男がドラムカンの前に現れ、逃げさせてやるといい、 牢の中に、メタモルフィンという薬剤カプセルと、その使い方を投げ込んだ。 そのカプセルを口に含んだまま拷問を受けに行き、ついたらその薬を吐き出せといい、その男は去って行った。 程なく再び拷問部屋連れ込まれるドラムカン。そして男の指示通りに口からメタモルフィンを吐き出すと、 メタモルフィンから白い煙が立ち昇り、部屋中に充満していく。 メタモルフィンとは、メタモール細胞による激しい拒絶反応を、強力な麻酔で抑えつつ、それを活性化させる薬であった。 煙が晴れる頃には、冷血党員はムガデスを残して眠りこけており、そのムガデスの前には、ブレードトゥースに変身した ドラムカンが立ちはだかっていた。 慌てて攻撃を仕掛けるムガデス。だが、ブレードトゥースのパワーに怯み、撤退する。 戦車を回収し、その後を追いかけるドラムカン。プエルト・モリの外で待ち伏せをしていたムガデスを撃破する。 177:メタルマックス3その8◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 35 46 ID ??? カスミの容態を気にかけ、カスミの家へと向かうドラムカン。 幸いに命に別状は無いようだ。喜ぶのも束の間、カスミにもせがまれ、コーラの行方を捜しに向かう。 その頃コーラは砂漠をボロボロになりながらも冷血党の手から逃げ続けていた。 とうとう力尽き、倒れたところを冷血党に追いつかれる。あわやというところで、砂漠に住むスナザメの群れが現れ、 冷血党に襲い掛かった。 堪らず逃げ出す冷血党。そしてその様子を、犬を連れた老人が見ていた。 老人はコーラを助けると、どこかへと彼女を連れて行くのであった。 方々に手を尽くし、コーラを探すドラムカンだが、今日も良い報告を持ち帰れぬまま、カスミの家へと帰還する。 と、何やら玄関に犬が何匹も居るではないか。中へ入ると、見たことのある顔がそこに居た。 ビーカップで出会った凄腕のハンター、狂犬のオズマ。カスミと知り合いらしく、親しく話をしている。 聞くと、オズマがコーラを保護しているとの事。 今すぐコーラに会わせろと言うドラムカンにオズマは言い返す、約束を果たしたらコーラは解放する。それまでは、コーラは人質だ、と。 だがドラムカンは約束など覚えていない。というよりも何も覚えていないのだ。全ての記憶を失っているとオズマに説明すると、そんな大事なことまでと呆れながらも、全てを話すから自分の隠れ家に来いとドラムカンに告げ、去って行った。 改めて、オズマの隠れ家に向かうドラムカン。 ドラムカン風呂に浸かるオズマを尻目に、熱くコーラと再会を喜び合うのも束の間、オズマに急かされ、家の中へ。 沢山の犬に囲まれた室内を進み、オズマと話を始める。 再び、何も覚えてないのかと問いただすオズマに、何も覚えてないと答えるドラムカン。 その彼にオズマは、見せたい場所があるからついて来いと言う。頷き後に従うドラムカンに、コーラは、何か嫌な予感がするから行かないで欲しいと懇願する。 ドラムカンはそんなコーラの言葉を何も言わずにキスで塞いだ。 「もう!ごまかすのが上手いんだから…」 たどり着いた場所は、何も無いただの廃墟であった。 だがオズマは言う、ここでお前はワシと約束をしたのだと。 以前、グラトノスを倒すために、罠を仕掛け情報にあった場所で待ち伏せるも、それはニセの情報で、現れたのはグラトノスではなく、ブレードトゥースであった。 仕掛けた罠により、ブレードトゥースにダメージを与えるも、仲間の犬は全て殺され、自身も瀕死にまで追い込まれた。 もはやここまでと思った瞬間、突然ブレードトゥースは苦しみだし、人間の姿、ドラムカンへと姿を変えたのだ。 自我を取り戻したドラムカンは、グラトノスへの怨念を吐き出し、絶対にグラトノスを倒すと、オズマに誓った。 オズマは犬の敵を赦し、ドラムカンを見逃す代わりに、必ずグラトノスを討てと言った。 それこそが、オズマとドラムカンの間に交わされた約束だったのだった。 そこまで話すとオズマはあるものをドラムカンに見せる。 「双子の蓮」ノアに対する人類の最終兵器の鍵。二つ有るものの片割れで、一つは既にグラトノスの元にある。 グラトノスはこれを欲していて、その守護者であった父がグラトノスに狙われた。 「双子の蓮」の在り処を吐かせるために、母は見せしめに拷問された挙句に死に、口を割らなかった父も殺され、彼一人が生き残ったのであった。 オズマは言う、今こそ約束を果たしてもらうと。自分とともにグラトノスを倒すのだ。そうしたら、コーラは解放すると。 そして彼はある作戦を提案する。 「双子の蓮」を売りに出すという情報を流し、グラトノスを誘き出して倒す。 そしてその作戦に確実を期す為に、エルルースにいる世界一の情報屋である、ダフネに依頼して来いと。 178:メタルマックス3その9◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 38 32 ID ??? エルルース。大破壊の影響色濃いこの町にダフネが居るはずなのだが、話を聞くと、中央の高層ビルに君臨している、 冷血党NO.2・オーロックに拉致されているらしい。 ドラムカンはビルに殴りこみ、大量の冷血党員を蹴散らし、オーロックと対峙する。 お前が何であろうと、強き者と戦えればそれでいい!と挑んでくるオーロックに苦戦しながらも、これを撃破する。 無事にダフネを救出し、情報の提供を依頼する。快諾を得たところで、再びオズマの隠れ家に向かうドラムカン。 到着すると、そこには衝撃の光景が描かれていた。 全滅した犬達、倒れるオズマ…そして、グラトノスに捕まっているコーラ。 コーラの居場所がグラトノスに割れていたのだ。 瀕死になりながらも、グラトノスに怨嗟の言葉を浴びせるオズマ。 残りわずかの命を使って彼が行ったのは、「双子の蓮」ごと、自分をスナザメに食わせること。 自分の目の前で「双子の蓮」を奪われて死んで行くことだけは、オズマは認めなかったのだった。 グラトノスの元へ駆け寄るドラムカン。コーラを返せと言うと、以外にもあっさりと、グラトノスはそれを認めた。 ただし条件として、オズマごとスナザメに食われた「双子の蓮」を回収する事。 「双子の蓮」とコーラを交換だと言い、グラトノスはヘリで飛び去って行った。 かくして、スナザメを狩り、「双子の蓮」を手に入れたドラムカンだが、交換しようにも グラトノスがどこに居るかは判らない。 そこで再びニックマンに会い、話を聞き、居場所であるネツィブ・メラハの場所を突き止める。 だが今度はそこに行く手段が無い。仕方が無いので世界中を回ってその手段を探していると、とある研究所にたどり着いた。 どうやらここはマスドライバーの研究をしているらしい。 マスドライバーならば、長距離を正確に射出という形で移動できると踏んだドラムカンは、 大袈裟な自殺だと揶揄されながらも、教授の要求に答え、マスドライバーを使用できるようにする。 さて発射、というところで再びルーシーズが現れるが一蹴。背後に、「お前の罪は一生消えない」という怨嗟の声を受けるが、 それを振り切るためにも、マスドライバー用のカプセルに乗り込みグラトノスの元へ向かうのだった。 179:メタルマックス3その10◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 39 27 ID ??? ネツィブ・メラハ。塩の塔という意味の神話になぞらえた名前だというのは、立ちふさがるオルガ・モード。 熾烈な攻撃に加え、巨大なタコ、オクトパス・モードに変身し、さらに激しく攻め立てるが、苦戦の中もこれを打ち倒す。 「嫌よ…こんな死に方は…」 崩れ行くオルガの屍を乗り越え、ドラムカンはさらに進む。 最上階に乗り込むと、悠然と構えるグラトノスの姿が。 コーラを返せと迫ると、「双子の蓮」が先だと言う。 言うとおりに渡すと、とうとう揃ったと歓喜するグラトノス。 隣の部屋に居るとの言葉どおりに進むと、そこには確かにコーラがいた。だが、様子がおかしい。 訝るドラムカンの後ろからグラトノスが叫ぶ。 「アリーゼ!そいつは敵だ!」 その言葉を受けると、急にコーラが苦しみだし、その姿をチーターを模したような異形の姿に変え、襲い掛かってきた。 突然の攻撃に思わず迎え撃ってしまうドラムカン。倒すと、コーラは消滅してしまった。 まさか殺すとはな!と挑発するグラトノスに、ドラムカンの怒りが爆発した。 猛攻を掻い潜り、ついにグラトノスに膝をつかせることに成功する。 逃げ出すグラトノスを追うと、いくつもの水槽が並ぶ部屋へと辿りついた。 グラトノスが言うには、先ほどのコーラは彼が作ったクローンらしい。その培養槽に入ってるのは同じくコーラのクローン達。 その中の一つに、本物のコーラが居るという。 それを捨て台詞に、グラトノスは転送装置でどこかへと姿を消した。 恐る恐る、培養槽を破壊すると、中のコーラは偽者だったらしく、泡となって消えた。 一つ一つと破壊して行って、最後の培養槽を破壊すると、中のコーラは消えない。本物のコーラの用だ。 もうあなたの側を離れないというコーラを側に連れ、ドラムカンはグラトノスが消えた、転送装置へと足を踏み入れる。 転送された先は、何処かの船内であった。 ジャガンナートというらしきこの船は、大破壊の前、ノアと戦うために作られた超戦艦。最終兵器の正体はこれだったのだ。 ブリッジへ向かい、ジャガンナートを使って復讐を、世界征服を遂げようとするグラトノスと再び対峙。 破壊神座と呼ばれる制御ユニットごと、グラトノスを撃破する。だが、グラトノスは首だけになって逃走していった。 制御ユニットを失い、漂着するジャガンナート。 だがまだその火は落ちていない。ノアの脅威は無い現在では、これほど強力な兵器は残っていてはいけない。 何より中にはまだグラトノスが居るはず。 戦車を回収し、再びドラムカンはジャガンナートに突入した。 (この前に、カスミの家にいくと、カスミにコーラを預けられる。EDが若干変化) いくつもの強力な警備ユニットを破壊した先で、ついにジャガンナートの動力部を発見する。 破壊しようとすると、防御プログラムが作動、ゴスロリ風の双子の少女・ジャガンとナートが現れた。 無邪気に、「排除する?」「排除しよ」等という軽い雰囲気とは打って変わって、その攻撃は凄まじく、倒しても倒してもどんどん再生してしまう。 長い戦いの果てに、とうとう再生の限界を迎えたのか、消滅する双子。それと同時に、ジャガンナートの自爆が始まり、船体が離岸し始めた。 急いで来た道を戻るドラムカンの行く手を、頭だけになったグラトノスが阻む。撃破すると、だんじて許さ~ん!と叫びながら、再び飛び去って行った。 ようやく甲板まで辿り着き、一息ついたところに、突如海から中央にグラトノスの頭を持った巨大な三つ首の恐竜、グラトノサウルスが姿を現した。 最後の戦い。お互いに死力を尽くした戦いの果てに、グラトノサウルスは骨となり、崩れ落ちて行った。 だが、グラトノスとの戦いでもう逃げるまでの時間はもう…残されては居なかった。 180:メタルマックス3その11◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 41 49 ID ??? 失った記憶をとりもどすことができぬまま ドラムカンは再び最後の時を迎えようとしていた もし、この瞬間に記憶を取りもどすことができたとしても、 それは自分の死とともに、ふたたび失われるだろう・・・・ 生命がなければ記憶はなく、記憶がなければこの世に過去など存在しない この世のあらゆるものは、ただ失われつづけていくだけだ・・・・ だから君は生きて、記憶しつづけてくれ 世界から失われていく者たちの、もう終わってしまった物語を (EDから抜粋) 湖に沈んでいくジャガンナートは…周囲に地震を起こすほどの大爆発と共に消滅した。 そしてドラムカンは… 再びDr.ミンチの診察台の上に居た。 「何じゃこの死体は!まだ生きてるではないか!」 END 181:メタルマックス3◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 42 44 ID ??? 以上です。 初投下の上、このような形になってしまいましたが、 お気づきの方、どうかよろしくお願いいたします
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メタルマックス3 当WIki連絡用掲示板内差し替え・追加スレッド-170~181 170 :メタルマックス3 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 19 29 ID eBMoY5VY アクセス規制中の為、こちらの方に投下させていただきます。 もし気がついた方がいらっしゃいましたら、代理レスをしていただけるとありがたく思います。 リクにありませんが、メタルマックス3投下させてもらいます。 新作ですので、ネタバレが見たくない方はご注意ください。 それでは参ります。 「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」 叫び声とともに、電撃が走り、主人公は目をさます。 そこは自称「電撃蘇生学の権威」、Dr.ミンチの研究室だった。 主人公は死体として発見され、この世に蘇ったのだ! だが、生き返った主人公は記憶を失っていた。 自分は何者なのか? なぜ死んでしまったのか・・・・・・? 冒険の舞台となるのは、伝説の 大破壊 によって、 人類の文明が滅び去った近未来。 失われた記憶をとりもどすため、主人公は荒野へと旅立つ! (公式より) というわけで蘇った主人公、早速この町「クライング・ママ」を 出発しようとする しかし、何やら町の出口で何やら揉め事が。 どうやら、女の子を連れ帰ろうとするいかついハゲ頭を、 若い男が阻止しようとしているようだ。 いきり立つハゲ頭に若い男が果敢に立ち向かうが一撃でダウン。 守ってくれる男が居なくなり、女の子は慌てて主人公の後ろに 駆け込み、助けを求める。 かわいい女の子と、ごついハゲ頭。 言わずもがな女の子を助ける主人公。 「すっごくつよーい!」と女の子から褒められたのもつかの間、今度はなんと戦車が。 戦車のスピーカーから、その女の子をこちらに渡せと、男、トレドの声が。 曰くその女の子は、シエルタの町の支配者、ギンスキーのお嬢様はコーラという名前で、 親が決めた結婚に反発し、逃げ出してきたらしい。 次にこちらの素性を聞いてくるが、そんなことを言われても、こちらが聞きたい位である。 それでもこちらが記憶喪失などという事情は、向こうに受け入れられるわけも無く、 主人公は仕方なく、適当にドラムカンと名乗ることにした。 (ファーストネームはドラムカンで固定だが、セカンドネームは三種類の中から選択できる。 後で本当の名前に変えることができるのですが、便宜上ドラムカンのまま進めます。) 戦車の全砲門を向けて、さらに脅しをかけるトレド。流石に戦車相手では敵う訳も無し、 ドラムカンは言うとおりにその場をスルーして行くことにするのであった。 後ろから、恨めしそうなコーラの視線を浴びて。 171 :メタルマックス3その2 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 20 54 ID ??? さてクライング・ママから出たドラムカン。Drミンチの助手、イゴールの助言どおり、 自分が流れてきた川を川沿いから上っていくことに。 すると、突き当たりに街を発見する。 ワラというらしい街を探索していると、何かを川から引き上げている現場に遭遇した。 その様子を見守っていると、ウインチのワイヤーが切れ掛かっていることを発見するドラムカ ン。 ワイヤーが切れたら、引上げ作業をしている女の子が危ない! ドラムカンはすぐさま駆け出し、間一髪、切れたワイヤーは、ドラムカンのすぐ後ろで空を切 った。 娘を助けてもらったお礼にと、女の子とその父が住む家に招待されるドラムカン。そこでドラ ムカンは、川から引き上げられたモノ、バイク(チョッパー)を改めて見た。 車体に、グリップに、確かな懐かしさを覚えるドラムカン、ふと見ると、「***号」 (***には、ニューゲーム時につけた名前)と書いてあるではないか。 「***」が自分の名前なのか?と、チョッパーに思いを馳せたドラムカンは、これを譲って 欲しいと父親に頼むが、タダでは譲れないという。 そんなことより一晩泊まって行けと言う言葉に従い、とりあえずその日はこの家の厄介になる ことにした。 あくる日、家の外に出てみると、墓の前に佇む二人を見つけるドラムカン。 どうやら二人の他の家族、母を病気で無くし、息子は母の治療のためにハンターとなったが、 ユムボマという賞金首に殺されてしまったらしい。 ユムボマは町の西の工場遺跡にいる。ドラムカンはその敵討ちを買って出た。 ヤツを倒してくれればチョッパーを譲るという父親の言葉もあり、早速工場遺跡へ向かう。 そしてその屋上で、重機型のモンスター・ユムボマを発見。強烈な攻撃に苦戦しつつも、それ を撃破したのであった。 ワラに帰り、報告をするドラムカン。父親はとても喜び、完全に修理したチョッパーをドラム カンに譲ってくれた。 晴れてチョッパーに跨ると、確かに以前もコイツに乗っていたことを実感するのだった。 さらに父親は、シセがドラムカンに気があることを取り上げ、婿にならないかと提案してくる が、 悪い気はしないものの、自分探しの旅の途中であることから、それは丁重に断った。 (ここで申し出を受けると、シセとの結婚ED。幸せながらも、退屈な日々を過ごしたそうで す。) 172 :メタルマックス3その3 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 27 26 ID ??? 改行失敗しちゃいました。失礼。 続いて、ワラの南西、シエルタへ。 名前の通り、巨大なシェルターであるその町へ足を、もとい、バイクを踏み入れると、突然警備兵に呼び止められ、 シェルター内部に来るように言われる。 それに付いていくと、その奥でシエルタの支配者、ギンスキーと対面する。 どうやら、ギンスキーはドラムカンを嫁に行くコーラの護衛にしたいようだ。 だがそれは、ギンスキーの意思ではなくコーラの意思であるらしい。 明らかに結婚を嫌がっていた彼女を思い出し、ドラムカンは無理やり嫁に行かせようとするギンスキーを非難するが、 全く聞く耳は無いようだ。 自分の娘のためにはいい家に嫁いだほうが良いと、自分の都合であることを臭わせながらも説得をするギンスキー。 納得はいかないが、何せ物騒な世の中、移動中の安否が心配なこともあり、ドラムカンは護衛を引き受けることにした。 173 :メタルマックス3その4 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 28 05 ID ??? 当日、ドラムカンのチョッパーを先頭に出発する一行。 クルマに乗り込む前のコーラの表情に、何か嫌な予感を感じつつも、道中を邪魔するモンスターを蹴散らしながら、 中継地点であるブラボー橋へと、無事到着する。 橋の手前にある休憩所で、今夜は一晩過ごすらしい。 護衛チームの面々と軽く挨拶を済ませ、ドラムカンは、コーラの元へと向かう。 話しかけるが早いが、 「私を連れてここから逃げて!…私を好きにしてかまわないから!」 と、のたまうコーラ嬢。まあ落ち着けととりなすが、どうやら本気らしい。 そもそも自分を護衛チームに入れるようギンスキーに懇願したのも、ドラムカンならば、 自分を連れて逃げてくれると思ったからとの事だった。 そんなこんなと言っている間に、時間が立ち、出発の時間となる。 半ばこちらを睨む様に、懇願のまなざしを向けるコーラを乗せて、再び出発する一行。 橋を渡り、合流地点である、ベイビーロックという廃れたガソリンスタンドに到着するが、 合流するはずの花婿、ラスティメイデンの支配者タロミオの一行の姿は、そこにはなかった。 それどころか、世を震わせる悪党集団、クラン・コールドブラッド… 通称、冷血党の面々が待ち伏せをしているではないか。 異様な外見の冷血党構成員の中でも一際異様な外見をした男、賞金首でもあるドミンゲスが、 勝ち誇ったように語る。 自分達は、グラトノスという男の命令によって、コーラを誘拐しに来た。 タロミオの元には、彼が美人の嫁に浮かれ上がっている内にスパイを潜り込ませており、誘き出して始末した。 シエルタにもスパイがおり、こちらのルートも筒抜けであった。 語り終わったところで、お前達は皆殺しだと、護衛チームに襲い掛かり、次々とメンバーを殺害していく。 残るはドラムカンだけ…それでもコーラを守る為、果敢にドミンゲスに向かっていくも、一蹴され、倒れてしまう。 だがその時、死んだはずのドラムカンが起き上がり、獣のようなおたげびを上げると、 その姿を異形のものへと変化させる。 狼のような鋭い牙を持ち、赤いたてがみを振るわせ、両腕には鋭い爪を光らせる。 そのドラムカンの姿を見てドミンゲスは悲鳴を上げた。 「ブ、ブレードトゥース!?い、生きてやがったのか!!?」 ブレードトゥースと呼ばれたドラムカンは、取り乱すドミンゲスに目にも留まらぬ速さで襲い掛かった。 その圧倒的な力に、ドミンゲスは慌ててその場を退散する。 そしてその場には、人の姿に戻り、再び倒れるドラムカンと、 「ダメ!死なないで!死んだら許さないんだから!!」 必死に彼を揺り起こすコーラだけが残された。 ドラムカンが目を覚ますと、傍らには、自分を看護するコーラの姿があった。 自分が化け物に変わったことを、怖くないのかとコーラに訊ねるが、 ドラムカンがどういう姿になろうと、例え冷血党のNo.3のブレードトゥースであろうと、 自分を守ってくれたことを信用するし、自由になれるならば、相手が誰でもかまわないらしい。 そしてコーラは、あの襲撃で自分もドラムカンも死んだ。そういうことにして、二人で逃げて、 どこかで平穏に暮らそうと提案する。 (ここでコーラと逃げるとコーラとの駆け落ちED。シセ同様、平穏に暮らしたそうです。) だがドラムカンはそれを拒否し、安全な場所に連れて行くと言うと、再び眠りについた。 次に目を覚ますと、そこにはコーラの姿だけではなくチョッパーの姿まで消えてなくなっていた。 慌てて辺りを探すと、風に飛ばされぬよう石で押さえられたコーラの置手紙が。 「もうアナタなんかには頼りません。一人で自由になって生きていきます。探さないで下さい。」 「追伸 アンタが全部悪いんだからねっ!」 吹きすさぶ風の中、ドラムカンは取り合えず腰を落ち着けられる場所を探すことにした。 ※前半メインストーリーはここまで。ここからは、ある程度自由に動き回れます 174 :メタルマックス3その5 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 31 20 ID ??? 各地の戦車を回収し、仲間も出来て、戦力が充実したドラムカンは、 憎き相手であるドミンゲスが拠点を構える、冷血砦の情報を得る。 早速突入し、雑魚を蹴散らし、再びドミンゲスと対峙する。 バレバレの嘘でドラムカンを誘導し、生身の状態を戦車で強襲しようとするが、 流石にそこまで間抜けではないドラムカン。 逆に戦車で待ち伏せ、ついにドミンゲスを撃破する。自分や冷血党に関する情報はあまり得られなかったが、 ドミンゲスが居なくなったことで別の地方に行くために必要だった、峠への道を通ることが可能になった。 峠では、コーラが立ち寄ったという情報をキャッチする。 確実にコーラに近づいていることを確信し、ドラムカンは峠を越えた。 峠を越えてすぐのホックの交易所にてドラムカンは、コーラがジャンプキャンプという、 高速道路の高架の廃墟を利用したキャンプに向かったという情報を得る。 向かうが、一足違いでコーラはプエルト・モリという、海辺の町へ向かったと言う。 無駄足かと思いきや、なんとドラムカンはチョッパーが売りに出されているのを発見する。 美人のねーちゃん、コーラが売却したらしい。少々吹っかけられたが、無事に相棒を取り戻し、一路プエルト・モリへ向かう。 プエルト・モリ。冷血党に半ば乗っ取られたその町で、コーラの情報を得ようとするドラムカン。 だが、なかなか情報は得られない。 仕方無しに、コーラの件は保留して町で頼まれた依頼により、町の北、崖っぷち海岸に向かう。 海岸にいるトレーダーから、依頼の品は受け取ったのだが、その際に興味深い話を聞いた。 どうやらこの海岸の上にはカスミという中年の女性が住んでいて、普段は上に上がるためのハシゴを上げているが、 買出しなどで出かけるときだけ、ハシゴを下ろすらしい。 カスミとやらに会うために、がけ下でハシゴが降りるのを待つドラムカン。 しばらく待つと、ハシゴが降りて来たのだが、それと一緒に聞き覚えのある声が。 「あ、ドラムカン!」 コーラだった。 どうやら彼女は、行く当ても無く、金も尽き、ボロボロのところをカスミに保護してもらい、 以来一緒に暮らしているようだ。ただし、ドラム子という偽名で。 言いたいことはたくさん有るが、ともかくは無事を喜ぶドラムカン。 それにしても、あれだけわがままで世間知らずで、一人じゃ何も出来なかったはずのコーラが、 日焼けまでして野良仕事や家事に一生懸命こないているではないか。 どうやらカスミに色々と教えてもらったらしい。確実に成長しているコーラに何かを覚えたドラムカンは、 家のことの手伝いを買って出る。 草むしりに、邪魔なドラムカンの移動。水汲み用の水路の作成など、コーラに頼まれた仕事をこなして行くと、 ご褒美にホッペにキスをもらうのだった。 そうこうする内に日は暮れて、その日はカスミの家に泊まることとなる。 そしてその夜。ふと目を覚ますと、隣の部屋から二人の話し声が。 どうもコーラは、今日限りでこの家を出るつもりらしい。 その為に、恩返しにと、ドラムカンと水路を作ったりと、家のことを色々とやったのだった。 そんなコーラの優しさにカスミは感謝を述べ、逃げ続けることもまた勇気なのだと、彼女を諭す。 ドラム子が訳ありである事などは百も承知。ドラム子が望むのなら、いつまでもここに居ていいし、自分が守ると言う。 泣きながら抱き合う二人。ドラムカンはカスミの人柄に、この人ならばコーラを任せられると安堵する。 そしてコーラの内にある、彼女の本質である優しい心を知るのだった。 175 :メタルマックス3その6 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 32 40 ID ??? コーラの安否を確認したドラムカンは、崖っぷち海岸を後にし、再び、自分の記憶を取り戻し、 冷血党を倒す為に、旅を再開する。 新たな町や新たな戦車、様々な旅を続ける中、たびたび安らぎを得に、そしてコーラに会いに、カスミの家に帰っていた。 そんなある日、彼がカスミの家へ行くと、その後から、怪しげな三人組が崖下に現れた。 ドラムカンがブレードトゥースであることを知る彼ら「ルーシーズ」は、 どうやら世間的にはブレードトゥースを退治していることになっているらしく、賞金の返還を恐れて、 改めてドラムカンを始末しようとしているらしい。 彼らは、ドラムカンの場所を冷血党のムガデスという、ブレードトゥースの後釜としてNO.3になった男に知らせ、 二人をぶつけて、漁夫の利を得ようと画策した。 いつもの様に談笑し、カスミの家を後にしようとするドラムカン。 しかし外に出ると、そこには冷血党の大部隊がてぐすねを引いて待ち構えていた。 向かってくる敵を一蹴するが、隙を尽かれて動きを拘束されてしまう。 それを尻目に、コーラを拉致するために家へと侵入する冷血党。それを庇うカスミも銃で撃たれてしまう。 万事休すか、と思われたその時、銃声とともに、コーラを捕らえた冷血党員が吹っ飛ばされた。 「あたしの名は、爆音のカスミ!あんた達如きにやられるあたしじゃない!」 続けざまに放たれる弾丸が活路を開いていき、その中を逃げるコーラ。 とはいえ正面突破は難しい状況に、ドラムカンは崖から海に飛び込んで逃げるように言う。 言われるまま海に逃げ込むコーラ。その後姿を見送って、ドラムカンはこれで存分に戦えると改めて冷血党に向きやる。 だがその時、上空から爆音を立てて一機のヘリコプターが上陸する。 その中から現れたのは、緑の長髪に白衣姿の男…冷血党トップ・グラトノスその人であった。 コーラを捕らえているはずの部下の失態に、死を持って制裁を下すグラトノス。 そしてドラムカンを見ると、突如笑い声を上げた。 「実験生物1313号!!うわさには聞いていたが、まさか本当に生きていたとはな!」 ドラムカンを実験生物と呼ぶグラトノスは、その口から数々の真実を語りだす。 確かにドラムカンは、かつてブレードトゥースと呼ばれていたという事。 彼にメタモーフ細胞を投与してブレードトゥースに改造したのは自分で、洗脳し部下として数々の悪事を働かせていた事。 何らかの要因で、洗脳が解けたドラムカンが、 「グ!ラ!トノ!スウウウウウウウウウ!ご・ろ・じ・で・やるうううううううう!!!!」 と、激しい憎しみを携えて戦いを挑んできたが、返り討ちにして確かに殺害したはずだという事。 ドラムカンが生き返って、さらにあの時に確かに死滅させたはずのメタモーフ細胞までもが復活していることが 信じられないというグラトノスは、ドラムカンを最高研究材料と言い、その体を調べさせろと言い出した。 ふざけるな、と立ち向かうドラムカンだったが、超人と化しているグラトノスの力にあっさりと敗れ、意識を失った。 176 :メタルマックス3その7 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 34 31 ID ??? 気がつくと、ドラムカンはプエルト・モリの牢屋の中に、手足の自由を奪われ閉じ込められていた。 成す術も無く居ると、冷血党員に拷問部屋へと連行される。 そこに現れた現・NO.3の百銃のムガデス。 自分と同じく、メタモーフ細胞で、ムカデと人間のハーフのような姿をしたムガデスは、ドラムカンに、 お前は本当にブレードトゥースなのかと、拷問を仕掛ける。 答えぬままに居ると、また拷問する、と再び牢屋にぶち込まれた。 そんなドラムカンに、隣の牢屋の老人、ニックマンが話しかける。 彼は元々、グラトノスの同僚で、メタモーフ細胞の研究をしていたらしい。 だが、グラトノスの狂気に気づき、研究所から幼い娘とともに逃げようと企むも、グラトノスに懐いていた娘は ニックマンではなく、グラトノスの元に行ってしまった。 その為に逃げるも叶わずに捕らえられ、それからずっと何年も牢屋に閉じ込められていた。 その後娘はメタモーフ細胞を投与され、冷血党の幹部になっているらしい。 娘の名前はオルガ…ドラムカンはその名を知っていた。 一度合間見えたこともある、冷血党NO.1オルガ・モードであった。 そしてニックマンはもう一つ、グラトノスに関わる話をする。 グラトノスには昔、恋人が居た。 アリーゼ・ギンスキー。先代ギンスキーの娘であり、コーラにとっては叔母にあたる女性。 だが二人の結婚を望まぬ先代ギンスキーの手により、二人は殺害されたかに見えたが、グラトノスだけは辛うじて生きていた。 グラトノスは瀕死の最中、自分自身にメタモーフ細胞を打ち込み、超人となって生き延びたのだ。 その代わりにグラトノスは悪魔となってしまった。いや、その前から彼は悪魔だったとニックマンは言った。 その後、自らの力を示し、シエルタに、いや、ギンスキーに復讐するために冷血党を作ったのだと。 一通り話し終えると、ドラムカンに侘びを言うニックマン。 そうしてしばらくすると、何やら怪しい男がドラムカンの前に現れ、逃げさせてやるといい、 牢の中に、メタモルフィンという薬剤カプセルと、その使い方を投げ込んだ。 そのカプセルを口に含んだまま拷問を受けに行き、ついたらその薬を吐き出せといい、その男は去って行った。 程なく再び拷問部屋連れ込まれるドラムカン。そして男の指示通りに口からメタモルフィンを吐き出すと、 メタモルフィンから白い煙が立ち昇り、部屋中に充満していく。 メタモルフィンとは、メタモール細胞による激しい拒絶反応を、強力な麻酔で抑えつつ、それを活性化させる薬であった。 煙が晴れる頃には、冷血党員はムガデスを残して眠りこけており、そのムガデスの前には、ブレードトゥースに変身した ドラムカンが立ちはだかっていた。 慌てて攻撃を仕掛けるムガデス。だが、ブレードトゥースのパワーに怯み、撤退する。 戦車を回収し、その後を追いかけるドラムカン。プエルト・モリの外で待ち伏せをしていたムガデスを撃破する。 177 :メタルマックス3その8 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 35 46 ID ??? カスミの容態を気にかけ、カスミの家へと向かうドラムカン。 幸いに命に別状は無いようだ。喜ぶのも束の間、カスミにもせがまれ、コーラの行方を捜しに向かう。 その頃コーラは砂漠をボロボロになりながらも冷血党の手から逃げ続けていた。 とうとう力尽き、倒れたところを冷血党に追いつかれる。あわやというところで、砂漠に住むスナザメの群れが現れ、 冷血党に襲い掛かった。 堪らず逃げ出す冷血党。そしてその様子を、犬を連れた老人が見ていた。 老人はコーラを助けると、どこかへと彼女を連れて行くのであった。 方々に手を尽くし、コーラを探すドラムカンだが、今日も良い報告を持ち帰れぬまま、カスミの家へと帰還する。 と、何やら玄関に犬が何匹も居るではないか。中へ入ると、見たことのある顔がそこに居た。 ビーカップで出会った凄腕のハンター、狂犬のオズマ。カスミと知り合いらしく、親しく話をしている。 聞くと、オズマがコーラを保護しているとの事。 今すぐコーラに会わせろと言うドラムカンにオズマは言い返す、約束を果たしたらコーラは解放する。それまでは、コーラは人質だ、と。 だがドラムカンは約束など覚えていない。というよりも何も覚えていないのだ。全ての記憶を失っているとオズマに説明すると、そんな大事なことまでと呆れながらも、全てを話すから自分の隠れ家に来いとドラムカンに告げ、去って行った。 改めて、オズマの隠れ家に向かうドラムカン。 ドラムカン風呂に浸かるオズマを尻目に、熱くコーラと再会を喜び合うのも束の間、オズマに急かされ、家の中へ。 沢山の犬に囲まれた室内を進み、オズマと話を始める。 再び、何も覚えてないのかと問いただすオズマに、何も覚えてないと答えるドラムカン。 その彼にオズマは、見せたい場所があるからついて来いと言う。頷き後に従うドラムカンに、コーラは、何か嫌な予感がするから行かないで欲しいと懇願する。 ドラムカンはそんなコーラの言葉を何も言わずにキスで塞いだ。 「もう!ごまかすのが上手いんだから…」 たどり着いた場所は、何も無いただの廃墟であった。 だがオズマは言う、ここでお前はワシと約束をしたのだと。 以前、グラトノスを倒すために、罠を仕掛け情報にあった場所で待ち伏せるも、それはニセの情報で、現れたのはグラトノスではなく、ブレードトゥースであった。 仕掛けた罠により、ブレードトゥースにダメージを与えるも、仲間の犬は全て殺され、自身も瀕死にまで追い込まれた。 もはやここまでと思った瞬間、突然ブレードトゥースは苦しみだし、人間の姿、ドラムカンへと姿を変えたのだ。 自我を取り戻したドラムカンは、グラトノスへの怨念を吐き出し、絶対にグラトノスを倒すと、オズマに誓った。 オズマは犬の敵を赦し、ドラムカンを見逃す代わりに、必ずグラトノスを討てと言った。 それこそが、オズマとドラムカンの間に交わされた約束だったのだった。 そこまで話すとオズマはあるものをドラムカンに見せる。 「双子の蓮」ノアに対する人類の最終兵器の鍵。二つ有るものの片割れで、一つは既にグラトノスの元にある。 グラトノスはこれを欲していて、その守護者であった父がグラトノスに狙われた。 「双子の蓮」の在り処を吐かせるために、母は見せしめに拷問された挙句に死に、口を割らなかった父も殺され、彼一人が生き残ったのであった。 オズマは言う、今こそ約束を果たしてもらうと。自分とともにグラトノスを倒すのだ。そうしたら、コーラは解放すると。 そして彼はある作戦を提案する。 「双子の蓮」を売りに出すという情報を流し、グラトノスを誘き出して倒す。 そしてその作戦に確実を期す為に、エルルースにいる世界一の情報屋である、ダフネに依頼して来いと。 178 :メタルマックス3その9 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 38 32 ID ??? エルルース。大破壊の影響色濃いこの町にダフネが居るはずなのだが、話を聞くと、中央の高層ビルに君臨している、 冷血党NO.2・オーロックに拉致されているらしい。 ドラムカンはビルに殴りこみ、大量の冷血党員を蹴散らし、オーロックと対峙する。 お前が何であろうと、強き者と戦えればそれでいい!と挑んでくるオーロックに苦戦しながらも、これを撃破する。 無事にダフネを救出し、情報の提供を依頼する。快諾を得たところで、再びオズマの隠れ家に向かうドラムカン。 到着すると、そこには衝撃の光景が描かれていた。 全滅した犬達、倒れるオズマ…そして、グラトノスに捕まっているコーラ。 コーラの居場所がグラトノスに割れていたのだ。 瀕死になりながらも、グラトノスに怨嗟の言葉を浴びせるオズマ。 残りわずかの命を使って彼が行ったのは、「双子の蓮」ごと、自分をスナザメに食わせること。 自分の目の前で「双子の蓮」を奪われて死んで行くことだけは、オズマは認めなかったのだった。 グラトノスの元へ駆け寄るドラムカン。コーラを返せと言うと、以外にもあっさりと、グラトノスはそれを認めた。 ただし条件として、オズマごとスナザメに食われた「双子の蓮」を回収する事。 「双子の蓮」とコーラを交換だと言い、グラトノスはヘリで飛び去って行った。 かくして、スナザメを狩り、「双子の蓮」を手に入れたドラムカンだが、交換しようにも グラトノスがどこに居るかは判らない。 そこで再びニックマンに会い、話を聞き、居場所であるネツィブ・メラハの場所を突き止める。 だが今度はそこに行く手段が無い。仕方が無いので世界中を回ってその手段を探していると、とある研究所にたどり着いた。 どうやらここはマスドライバーの研究をしているらしい。 マスドライバーならば、長距離を正確に射出という形で移動できると踏んだドラムカンは、 大袈裟な自殺だと揶揄されながらも、教授の要求に答え、マスドライバーを使用できるようにする。 さて発射、というところで再びルーシーズが現れるが一蹴。背後に、「お前の罪は一生消えない」という怨嗟の声を受けるが、 それを振り切るためにも、マスドライバー用のカプセルに乗り込みグラトノスの元へ向かうのだった。 179 :メタルマックス3その10 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 39 27 ID ??? ネツィブ・メラハ。塩の塔という意味の神話になぞらえた名前だというのは、立ちふさがるオルガ・モード。 熾烈な攻撃に加え、巨大なタコ、オクトパス・モードに変身し、さらに激しく攻め立てるが、苦戦の中もこれを打ち倒す。 「嫌よ…こんな死に方は…」 崩れ行くオルガの屍を乗り越え、ドラムカンはさらに進む。 最上階に乗り込むと、悠然と構えるグラトノスの姿が。 コーラを返せと迫ると、「双子の蓮」が先だと言う。 言うとおりに渡すと、とうとう揃ったと歓喜するグラトノス。 隣の部屋に居るとの言葉どおりに進むと、そこには確かにコーラがいた。だが、様子がおかしい。 訝るドラムカンの後ろからグラトノスが叫ぶ。 「アリーゼ!そいつは敵だ!」 その言葉を受けると、急にコーラが苦しみだし、その姿をチーターを模したような異形の姿に変え、襲い掛かってきた。 突然の攻撃に思わず迎え撃ってしまうドラムカン。倒すと、コーラは消滅してしまった。 まさか殺すとはな!と挑発するグラトノスに、ドラムカンの怒りが爆発した。 猛攻を掻い潜り、ついにグラトノスに膝をつかせることに成功する。 逃げ出すグラトノスを追うと、いくつもの水槽が並ぶ部屋へと辿りついた。 グラトノスが言うには、先ほどのコーラは彼が作ったクローンらしい。その培養槽に入ってるのは同じくコーラのクローン達。 その中の一つに、本物のコーラが居るという。 それを捨て台詞に、グラトノスは転送装置でどこかへと姿を消した。 恐る恐る、培養槽を破壊すると、中のコーラは偽者だったらしく、泡となって消えた。 一つ一つと破壊して行って、最後の培養槽を破壊すると、中のコーラは消えない。本物のコーラの用だ。 もうあなたの側を離れないというコーラを側に連れ、ドラムカンはグラトノスが消えた、転送装置へと足を踏み入れる。 転送された先は、何処かの船内であった。 ジャガンナートというらしきこの船は、大破壊の前、ノアと戦うために作られた超戦艦。最終兵器の正体はこれだったのだ。 ブリッジへ向かい、ジャガンナートを使って復讐を、世界征服を遂げようとするグラトノスと再び対峙。 破壊神座と呼ばれる制御ユニットごと、グラトノスを撃破する。だが、グラトノスは首だけになって逃走していった。 制御ユニットを失い、漂着するジャガンナート。 だがまだその火は落ちていない。ノアの脅威は無い現在では、これほど強力な兵器は残っていてはいけない。 何より中にはまだグラトノスが居るはず。 戦車を回収し、再びドラムカンはジャガンナートに突入した。 (この前に、カスミの家にいくと、カスミにコーラを預けられる。EDが若干変化) いくつもの強力な警備ユニットを破壊した先で、ついにジャガンナートの動力部を発見する。 破壊しようとすると、防御プログラムが作動、ゴスロリ風の双子の少女・ジャガンとナートが現れた。 無邪気に、「排除する?」「排除しよ」等という軽い雰囲気とは打って変わって、その攻撃は凄まじく、倒しても倒してもどんどん再生してしまう。 長い戦いの果てに、とうとう再生の限界を迎えたのか、消滅する双子。それと同時に、ジャガンナートの自爆が始まり、船体が離岸し始めた。 急いで来た道を戻るドラムカンの行く手を、頭だけになったグラトノスが阻む。撃破すると、だんじて許さ~ん!と叫びながら、再び飛び去って行った。 ようやく甲板まで辿り着き、一息ついたところに、突如海から中央にグラトノスの頭を持った巨大な三つ首の恐竜、グラトノサウルスが姿を現した。 最後の戦い。お互いに死力を尽くした戦いの果てに、グラトノサウルスは骨となり、崩れ落ちて行った。 だが、グラトノスとの戦いでもう逃げるまでの時間はもう…残されては居なかった。 180 :メタルマックス3その11 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 41 49 ID ??? 失った記憶をとりもどすことができぬまま ドラムカンは再び最後の時を迎えようとしていた もし、この瞬間に記憶を取りもどすことができたとしても、 それは自分の死とともに、ふたたび失われるだろう・・・・ 生命がなければ記憶はなく、記憶がなければこの世に過去など存在しない この世のあらゆるものは、ただ失われつづけていくだけだ・・・・ だから君は生きて、記憶しつづけてくれ 世界から失われていく者たちの、もう終わってしまった物語を (EDから抜粋) 湖に沈んでいくジャガンナートは…周囲に地震を起こすほどの大爆発と共に消滅した。 そしてドラムカンは… 再びDr.ミンチの診察台の上に居た。 「何じゃこの死体は!まだ生きてるではないか!」 END 181 :メタルマックス3 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 42 44 ID ??? 以上です。 初投下の上、このような形になってしまいましたが、 お気づきの方、どうかよろしくお願いいたします
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メタルマックス3 【めたるまっくすすりー】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 角川ゲームス 開発元 キャトルコールエンターブレインクレアテック 発売日 2010年7月29日 定価 6,090円(税抜) 判定 良作 メタルマックスシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 荒廃した世界と独特のノリが特徴の“戦車と人間のRPG”『メタルマックス』。 続編やリメイクも発売されたが、その後は新作の開発中止、携帯機移植の失敗、発売元の倒産と版権の流出、更には流れを汲む新作として登場した『メタルサーガ』二作も微妙な出来となってしまい、ファンはシリーズの存続を絶望視していた。 しかし、その後の金融危機による混乱などもあり版権をエンターブレインが取得。 そして『メタルマックス2』の発売より17年、メタルマックスのスタッフが再集結しシリーズ完全新作が作られた。 それが本作、“戦車と犬と人間のRPG”『メタルマックス3』である。 特徴 戦車(クルマ) 本シリーズを語る上で外せない要素、それが戦車である。戦車はエンジンの出力で賄いきれる積載量の分だけ戦車装備やSP(装甲タイル。要は戦車のHP)を装備したり、戦車用の道具を搭載したりできる。戦車装備には戦車本体でもあるシャシー、エンジン、Cユニット、武装の4種類がある。エンジンとCユニットは必須装備で、武装は大砲・機銃・S-Eの三種類がありシャシーごとに取り付けられる枠が異なる。 戦車や装備は改造で性能を変化させられる。しかし性能を上げればそのぶん重量が増えて、SPに余裕がなくなってしまう。 シャシーの「穴」を改造すると装備できる武装が変化し、戦車に積める道具の最大数が増加する。本作ではシャシー自体が独自の派生に沿って変化するというもの。 改造段階によっては、特定の装備枠が取り外し不能の固定装備で埋まる事もある。シャシー改造を進める毎に固定装備もグレードアップしていく。 + 「穴」について少し具体的に例を挙げると… 初期状態の「Rウルフ」には大砲×1、機銃×1、S-E×1と3種類の穴が開いている。 一段階目の改造では、機銃穴が増えた「RウルフIIV」かS-E穴が増えた「RウルフIIS」のどちらかに派生する。 さらに改造すると、大砲×1、機銃×2、S-E×2という穴構成の「RウルフIII」に収束する。この段階までならシンプルだが…。 ここから先の派生では機銃用の穴が無くなって固定武装が付いたり、S-Eの穴が大砲の穴に変化したりと大きく変化を見せる。 最後まで改造すると、固定S-Eの種類が違う二種類のシャシーのどちらかに辿り着く。 ちなみに、最終的な固定S-Eの種類は改造4段階目のパターンによって決定される。4段階目で付く固定装備の強化版となる事が多い為、戦闘時にどんな役割を持たせるか、誰を乗せるのかをよく考えて選びたい。 シャシーによっては「5門全て大砲」「5門全て機銃」「5門全てS-E」といった改造パターンも可能。パターンを理解さえしてしまえば、改造の自由度はかなり高い。 但し「5門全て大砲」の組み合わせは車重が重すぎて守備面に不安があり、「5門全て機銃」可能なシャシーはダブルエンジン不可、「5門全てS-E」は性能が微妙な固定S-Eがあって取り外し不可能、と決して長所ばかりではないというのがポイント。ある程度穴の種類がばらけた戦車の方が扱いやすくて強いというケースもある。 単純に改造すればするほど強くなるというものではなく、「確かに強くはなるが、完璧には微妙に足りない」というプレイヤーを大いに悩ませる塩梅となっており、非常に奥が深い。 ゲーム史上最強のレベル1 Dr.ミンチ(*1)によって蘇生させられた記憶喪失の主人公。通称ドラムカン。 主人公が自分の名前すら分からない状況で名乗りを迫られた際、とっさにドラム缶を見て一時的にこう名乗る事になる。物語を進めるとゲーム開始時に入力した主人公名を名乗れるようになるが、妙な愛着が沸いてしまいそのままドラムカンと名乗り続ける選択肢を選んでしまうプレイヤーも多い。 基本的な能力は「ハンター」に準ずるが初期ステータスが非常に高く、レベル1にして他の仲間の5倍程のパラメータを持ち、序盤のモンスターの群れならば一人で一掃できる。 但し戦車が必要なモンスターに対しては流石に生身では厳しいし、最終的にHPだけはソルジャー等の戦闘職と同等以上に高くなるものの、他の能力値はレベルアップでのステータス上昇補正により仲間との差が次第に小さくなる。プレイヤーにゲームに慣れてもらうまでのチュートリアル期間のような措置とでも考えておけばいいだろう。 彼の正体の一端は、物語を進めていくと徐々に明らかになる。ネタバレになるので詳細は伏せるが、その素性は間違いなくこれまでの主人公とは一線を画している。 ヌッカの酒場によるパーティメイキング 本作ではヌッカの酒場という施設で仲間を自由に作成・編成できる。職業はシリーズお馴染みの「ハンター」「メカニック」「ソルジャー」に加えて「ナース」「レスラー」「アーチスト」が新登場。 いつも通りハンターは戦車戦、メカニックは修理、ソルジャーは白兵戦のスペシャリスト。 ナースは回復アイテムの効果倍増・アイテム無しでの治療など、ソルジャーとは違うベクトルで白兵戦を得意とする。 貴重な消費アイテムを使わずに、戦闘中に倒れた味方を蘇生できる唯一の職業でもある。 レスラーも白兵戦のスペシャリスト。ソルジャーと比べると対ボス・賞金首に特化した性能となっている。 装備品に強烈な制限があるものの、その代わり降車時に使用できる特技が非常に強力。単体への瞬間火力は下手な戦車砲を凌ぐケースもある。 アーチストは戦車戦・白兵戦・修理と、多様な役割を平均程度の水準でこなせる器用貧b…もとい万能型キャラ。 最大の特徴は特殊砲弾の作成と、後述する超改造を行える事。やりこみを考えるのであれば1人以上は育てておきたい。 作成できるキャラクターは性別を男、女、オカマのいずれかに設定可能。 オカマは見た目と覚えられる特技(*2)は女性だが、女性専用の装備を装備できない。お遊び要素、一発ネタと見做してしまっても問題無いだろう。 パーティは主人公を含め最大4キャラまで編成可能だが、人間は3人までしか編成できない。最後の枠には「犬」を加える事になる。 犬は初期段階ではヌッカの酒場ではなく、特定の箇所でイベントを発生させて仲間にする必要がある。条件を満たせば酒場でも作成可能。 キャラクターデザインは『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』などの廣岡政樹が担当している。 シリーズおなじみの山本貴嗣は、本作では主に賞金首などのモンスターをデザインしている。 戦闘関連 キャラクターの特殊能力として回数制(一部は使用無制限)の特技が採用されている。 戦車の武装を連続で発射するハンターの「電光石火」や、敵の攻撃を自分に集中させるソルジャーの「ハデなカカシ」など。 ちなみに旧作の修理レベルは本作では撤廃されており、修理用の特技と修理キットさえ揃っていれば戦車装備の破損、大破を修復できる。 装備にも過去作からいくつか変化がある。 人間武器は一度に3種類装備でき、エンカウントしたモンスターに応じて武器を使い分ける事が可能になった。 プロテクタが無くなり、代わりに装備部位としてアクセサリが追加された。 犬専用アクセサリとしてポチタンク系が登場。通常攻撃を含むあらゆる属性攻撃に対して耐性を得られる。この防具のおかげで、従来作品と比べると格段に犬が死ににくくなった。 敵も味方もアニメーションがグリグリと非常によく動く。またアクション毎に全て固有のパターンが用意されている。 その他、特徴・変更点 全滅時には主人公がDr.ミンチの研究所で復活し、連れていた仲間は死体の状態で同行する。 置き去りにした戦車は町の修理屋がパーツの修理込みで安価で回収してくれるようになった。 ハンターオフィスで賞金首に関する情報だけでなく「特別な依頼」という形でクエストを受けられるようになった。所謂サブイベントであり、達成すればアイテムやお金、そして経験値が得られる。 ハンターオフィスを介さずに依頼を受けるケースも少なからず存在しているが、一方でオフィスを介さなければ受けられないクエストも複数ある。初回プレイではこまめに確認しておくといいかもしれない。 メニューの「ガイド」から「冒険ガイド」を選択する事で、引き受けたクエストの進捗状況を確認可能。久々のプレイでも迷わず攻略を進められる。 カスタマイズする事で様々な効果を発揮できるアイテム「量子ドール」。 10種類のチューブの中から2種類と、任意で専用のアクセサリを組み合わせて完成させる。使用したチューブとアクセサリ使用の有無に応じて、多種多様な効果を齎してくれる。 シリーズ過去作品の経験者ならば、『2』の「LOVEマシーン」が形を変えたものと考えればシステムを理解しやすいだろう。 結婚以外の正規エンディングを1回見た後は、レベルやアイテムなどの様々な要素を引き継いで二周目をプレイできる。 一部の店の品揃えには3通りのパターンが存在する。一周目はどのパターンになるかランダムで決定されるが、周回する度にローテーションで変化する。 新たな試みとして、ワイヤレス通信を使って他のプレイヤーとの対人戦やアイテムの売買が可能となった。 ロスト・パスワードという、ゲーム中に一切情報がないパスワード付宝箱が配置されている。 これらは雑誌などとのタイアップ企画で、例えば『ファミ通』の記事や『アマガミ』の公式サイトなど、ゲーム外でパスワードが公開されている。 設定的には「開封に必要なパスワードが大破壊で失われてしまった」というもの。つまり大破壊以前の時代を生きているプレイヤーならパスワードを探し出せる、というメタ要素が含まれたネタ。 評価点 バリエーションが増えた戦車と改造 シリーズお馴染みの真っ赤な戦車「Rウルフ」をはじめ、個性的な戦車が勢揃いしている。 新たにバイクタイプのクルマが3種類登場した。 乗った状態でも人間武器や道具が使用できるメリットと、戦車に乗った状態でも搭乗者本人がダメージ・状態異常を受けてしまうというデメリットがある。 自分で設計、製作し、しかも成長する戦車「バイオタンク」。 4種類の形状にそれぞれ4種類の性格、全16通りのバリエーションがあり、人間同様にレベルアップでシャシーや固定装備の性能が上昇するという特徴がある。 そしてシリーズ史上最大のキワモノ戦車「ソイヤウォーカー」。訓練されたメタルマックスファンもコレには度肝を抜かれたという。 その外見はずばり足の生えた神輿。しかもこれを鉢巻にはっぴ姿の男衆型ロボットが担いでいる。実はこの戦車のみ山本氏によるデザインなのだが「今後これ以上のネタ戦車が現れるのか」と氏自身思っているようである。 メタルマックスシリーズにおける戦車(クルマ)の定義は「地上を走れて武装を積めて乗れる」事。救急車だろうがバスだろうが戦闘機だろうが「戦車(クルマ)」なので、自走式神輿も武器を搭載して操縦できるのであれば立派な戦車(クルマ)という事なのだろう。多分。 ネタ全開な外見からは想像し難いが、改造次第では最強クラスの戦車になったりするというのだから侮れない。 新たな改造として「ダブルエンジン」が可能となった。この改造を施した戦車はエンジンを2個装備できるようになる。 エンジンによる積載量上限はそのまま戦車の戦力に直結すると言っても過言ではない為、エンジン2個分の積載量を確保できるメリットは極めて大きい。 シャシーとCユニットには特殊な能力として「特性」を持つものが存在する。 特定の武装を一斉発射する「~ラッシュ」や、敵の攻撃を装備した機銃などで撃ち落とす「迎撃能力」など。 ラッシュは同じ種類の武装を多く装備できるほど強力な攻撃となる為、上述の全砲門同一武装という改造を施せば超火力を叩き出す事も可能。 ダブルエンジンと「~ラッシュ」によって、Rを含めてシリーズの常識となっていた「重戦車=シャシーが重すぎて使い難い」という概念は完全に過去の物となった。 アーチストの特技「改造ゲージツ」によって、改造しきった戦車パーツに更なる改造(超改造)が施せるようになった。 具体的には武器系の場合攻撃力が、エンジンやCユニットの場合守備力がそれぞれ5増加する。但し1個のパーツにつき255回までで、1回の超改造につき重量が2%増加、更にスーパーレアメタルという希少アイテムを超改造した回数分消費する。 これにより従来作品の水準をはるかに超えた超火力を持つ戦車が作れるようになった。さらに意外な店売り装備が最強候補になったりもするので非常に面白い。 厳密には改造とは異なるが、スプレー缶というアイテムや、一部の町に居るペイント屋を利用すれば戦車の色を変える事も可能。とある町のペイント屋で選択可能な「ラブリー」という塗装パターンだと、ショッキングピンクのデコレーション戦車が出来上がってしまう。 隠し要素ではあるが、エンターブレインのADV『アマガミ』『キミキス』のキャラクターをペイントし「痛戦車」を作る事までできてしまう。ちなみにペイントされるキャラクターは戦車毎に固定となっている。 自由なパーティ編成 前述の通り仲間たちの能力は個性的。シナリオに関わらない分、メンバー編成については存分に好みを反映できる。 主人公がハンターに近いからといって他の仲間をハンター以外のキャラにする必要はない。むしろ、賞金首戦などで「戦車での短期決戦」を考えるのであれば主人公+ハンター2名の編成も十分実用的だったりする。 バランスを考えるだけでなく、生身でのダンジョン探索や特定のボス対策など状況に応じてのメンバー入れ替えも十分視野に入る。 職業と敵のカテゴリによって異なるダメージ倍率が設定されており、例えば非戦闘職でもメカニックは機械に対して、ナースは生物に対して与ダメージが高くなる。 この二職は習得する特技にも該当カテゴリに有効なものがあり、パラメータの伸びや装備性能がいまいちだからといって侮る事はできない。 人間の仲間は2人までしか連れていけないが、犬にはこの制限が適用されないため、主人公1人+犬3匹なんて構成も可能。当然一人旅も問題無くできる。 クリア後・周回プレイ クリアしたセーブデータを読み込むと、ラスボス前の状況に戻り冒険を続けるか、データを引き継いで二周目をプレイするか選択できる。 クリア後に冒険を続ける場合、本編進行中よりも強力な賞金首が出現する。 クリア後のデータであれば好きなタイミングで二周目に移行可能。但し次周に進んだ場合、周回するには改めてクリアする必要がある。 二周目はキャラクターのレベルやアイテム、戦車の強化などが持ち越される。 賞金首のドロップや埋蔵アイテムなどの収集が実用性を増しており、バグやチートを使用せずともパーティ内の全員、全戦車が最強装備を揃えられるようになっている。 「レベルメタフィン」という貴重なアイテムが(入手場所を知ってさえいれば、だが)一周につき1個確実に手に入る。 通常のレベル上限は99だが、このメタフィンを使ったキャラはレベル上限を10上げられる。パーティ3人+1匹を限界のレベル999まで強化した人は果たして存在するのだろうか…。 雑魚モンスターからのドロップでメタフィンを入手する事も可能ではあるが、対象となるモンスターは最終ダンジョンにしか出現せず、おまけにドロップ率は約0.1%。素直に周回した方が早いのは説明するまでもないだろう。 シリーズとしてキチンと継承された独特の世界 賞金首はクリア後にしか挑めない者や、本編開始前に討伐されてしまった者を除くと全26体。デザインも旧作のノリをしっかり継承している。 どう見てもプリンな「超流動デカプリン」、ただのトラックと思いきや驚きの本体を見せてくれる「サルモネラス」、近寄ると何故かカットインが出てくる「カミカゼクイーン」など個性的なモンスターが待ち受けている。 賞金首のドロップアイテムもパワーアップしており、有用なアイテムが目白押し。しかも最大3種類のパターンが存在する。 ザコ、中ボスモンスターも個性派揃い。ファンにとっては懐かしのモンスターも数多く登場している。 敵関連だけでなく、酒場のおだいじんやヒロインの家に送れるインテリアショップなども健在。 ドラムカン、「まんた~んドリンク!」、ネイサンのタオルなどシリーズファンならニヤリとするようなネタもちらほら見られる。キャラのセリフも個性的。 シリーズ伝統の世界の荒廃っぷりも相変わらず。モンスターの蔓延る北斗の拳、とでも形容すべきか。 それゆえにエグい方法で死亡する(した)NPCや、フラグを立て損ねると死亡してしまうNPCもいる。世界観的には非常にマッチしており、死んだとしてもストーリーの大筋に影響を与える事はまず無いが、後味が気になるという方は入念なフラグ管理を忘れずに。 超爽快な戦闘速度 戦闘速度は5種類のパターンが用意されている。メニューを開ける状態であれば「ガイド」→「システム」→「プレイ設定」からいつでも変更が可能。 最も速いモードEを選べば、文字通りに敵味方の攻撃が入り乱れる爽快なテンポの戦闘が繰り広げられる。このモードEでの戦闘を本作最大の評価点として挙げるプレイヤーも存在する。 モードAやBにすれば従来のRPGと同程度のスピードで戦闘を進められる。RPGはじっくり考えて遊びたい、あまり展開が早いと目や頭が追い付かないという人も安心してほしい。 賛否両論点 人間装備の性別格差 本作にも性別による専用装備があるのだが、和製RPGの例に漏れず女性専用防具が男性のものに比べて充実している。 これによる「女らしさ」の底上げが「男らしさ」に比べて容易なので、威力が女らしさの数値に依存する性別専用特技もかなり強力になる。 故に男性キャラが不遇なのかと聞かれると、そうとも言い切れない。性別共通装備に視野を広げると「性別専用装備より性能は高いが、男らしさまで上昇する」防具が多いので、防御重視にするとせっかく高めた女らしさが死んでしまう。極一部のレア装備など例外は無い訳ではないが、基本的には女らしさ依存の特技を活用するならば防御力や耐性を犠牲にしなければならない。 武器の方はというと、ソルジャー専用武器として男性専用の武器「漢マグナム」と女性専用の武器「セクシーソード」があるのだが、こちらはそこそこの威力で2回攻撃可能な女性専用武器の方が高性能となっている。 より強力且つ男女共通で装備可能な武器として「マグナムガデス」が存在するので最強候補とはならないものの、セクシーソードには迎撃されないというメリットが存在しており、女性ソルジャーを使用しているのであれば一部のボス戦等においての使い分けも十分視野に入る。 纏めると、女尊男卑の傾向こそあるものの他の和製RPGと比較すればまだ抑え目、といった所か。 装備による底上げを除いたキャラの能力については、習得する性別専用特技の種類を除くと男女差は一切存在しない。また戦車に乗れば男も女も関係なくなる事を併せて記述しておく。 キャラクターの性格 特に、奔放すぎるヒロインと人間臭すぎるラスボスについては批判意見が多く見られる。 当然だが彼らを気に入ったプレイヤーもちゃんと存在している。好みの問題の範疇と評する事はできるのだが…。 + ヒロインとラスボスの行動について、シナリオの具体的描写にも触れる形で説明しています。ネタバレ注意 ヒロインの「コーラ」はいわゆるツンデレ系の女の子なのだが、シナリオ中盤くらいまでは彼女の行動に振り回される羽目になる。 初登場場面では政略結婚を強制されており、偶然そこに居合わせた縁もゆかりもない主人公へ縋り付く(*3)。 その後主人公に自身との駆け落ちを求めて、断られると主人公が気絶しているうちに最初に手に入れたクルマを乗り逃げする。この為、暫くの間は戦車無しの冒険を強要される破目になる。 バイクはその後別の場所で売り飛ばされている。取り戻すには10,000G前後の資金が必要。 おまけに再会した際に、一方的に期待してきたにもかかわらず自分の気持ちを裏切ったのはあんただ、と開き直る。 ……と、ワガママな面が非常に多く出ており感情移入しづらい。再会直後のイベント等で尽くしてあげればそれなりに応えてくれるのだが、プレイヤーからそうしようという気になるかは難しい所。このイベントはシナリオ進行の為に必ずこなさなければならず、むしろ「やらされている」感すら覚えるかもしれない。 冗談抜きにコーラ絡みの必須イベントこそが周回プレイにおける最大の障害とまで言ってのけるプレイヤーも存在している程である。 以上のあり様から、一貫して明るく素直な女の子であるサブキャラクターのシセの方が正ヒロインである、と(冗談交じりに)主張するプレイヤーもいたりする。 ちなみに今回、インテリアを貢げる相手はコーラとシセ。そして両者とも結婚してそのままエンディングを迎える事も可能。しかしコーラの場合は結婚は冒頭(前述した駆け落ちを求められるシーン)のみで、インテリアを貢ぐのも条件付き。シセの方は序盤以降は結婚も貢ぎもいつでも可である。 ただ、このようなワガママな面が強く出ているのは上記のイベントまでであり、以降は性格も大分丸くなっている。 その前の印象が悪過ぎて霞みがちだが、その先の展開では上記のような行動に出る事も無くまともにヒロインをやっている。また、慕っていた恩人は目の前で重傷を負わされ、砂漠で行き倒れた所を助けてくれた二人目の恩人は殺され、誘拐された末に自身のクローンを大量生産されたり、挙げ句エンディングによっては生死不明のまま終わるなど、自身もかなりの苦難に見舞われる事になる。 決して悪いキャラではないのだが、消化不良な面があるのは否めない。実は本作はゲーム2周目を違うキャラの視点で追うという構想があったのだが、結果として没になっている。コーラのエピソードもこの中で補完される予定だったのかもしれない。 特に主人公と別れてから再会するまでにおける心情の変化や性格が丸くなる過程がしっかり描写されていれば、もっと印象も良くなったと思われるだけに惜しい面もある。 ラスボス「グラトノス」は人造細胞によって超生物へと変化する能力を持つ男である。超人を自称しており、常に余裕ある態度を崩さない。 しかし死んだ恋人の事を未だ引きずっていたり、すぐ苛立ったりするといった描写から、とても超人らしくは見えない。 一応これについては本人も多少自覚をしているらしく、一部シーンでは自嘲するかのような言動が見られる。 かつて恋人を殺したギンスキー一族と、一族が治める町シエルタを復讐の対象としている…のだが、設定上では過去に一度攻め込んで敗れている。 彼の言動は粘着質な変人である事を差し引いても、明らかに辻褄の合わない部分がある。具体的には以下のような言動。 とある重要アイテムを探して持ってこいと言いつつ居場所も告げず、もはや過去の遺産になった飛行機がないと到達できない場所に引きこもる。 恋人と区別もつかなかったコーラ(のクローン)に対してバイオ技術による人体改造を施す事もいとわない。実は彼が欲しているのは、恋人に瓜二つなコーラの外見だけ…という設定があるにはあるのだが、その詳細はストーリーでは語られない。 ラストダンジョンとなる最終兵器を「そんなものはどうでもいい」と言っていた筈なのに、いざ最終兵器をスクラップにされたら人間(の姿)をやめるほどマジ切れする。最終的に主人公への恨み節のみを口にして襲い掛かってくるその様からは、正直な所ラスボスとしての貫禄が全く感じられない。 ただしラスボスとしては微妙でも、一キャラクターとしては申し分ない存在感を持っている。 マップの密度の配分の歪さ このゲームのフィールドマップは中央の河川で東と西に分かれており、東は主に前半(と最終盤)、西は後半に訪れることが多いのだが、東側は街や施設が非常に多く配置しているのに対し西側は密度に乏しい。 ドックシステムで移動可能なポイントは、東側に15箇所に対して、西側は6箇所しかない。 また、舞台が西側に移るのと同時期に船の使用も解禁されるが、船を使って新たに移動できるようになるポイントもそれほど多くない。プレイ序盤にマップの黒塗り部分の大きさにボリュームを期待すると肩透かしを食らう。 歴史は繰り返されたということだろうか。 問題点 妙にエンカウント率が高い DS世代のRPGとして見ると、かなりエンカウント率が高め。シリーズ過去作品やFC・SFC全盛期のRPGを経験してきた古参勢ならば気にならないだろうが、これによってダレてしまいプレイを断念した新規プレイヤーがそれなりに存在している以上、問題視すべき点である事は間違いない。 フィールド上では歩く箇所によってエンカウント率が変化する。下記対策アイテムを入手していない時期や、使用できない状況下では、少しでもエンカウント率の低くなる箇所を通るようにすれば、ある程度はストレスを軽減可能。 「プエルト・モリ下水道」や「ワナナバニ研究所」といった一部ダンジョンでは、対策アイテム無しでエンカウントせずに10歩以上歩ければ奇跡、と言っても過言ではないレベルでエンカウント率が高くなる。これらのダンジョンについては「流石にプレイ時間の引き延ばしが過ぎる」と漏らす古参プレイヤーも見られる程である。 戦車道具「迷彩シールド」か、「●チューブ」「3チューブ」を使用した量子ドールを使えばエンカウント率を軽減可能だが…。 前者は戦車に搭載して使う道具なので、当然降車時には使用不可。しかもエンカウント率の高いダンジョンには戦車で侵入できないケースがやたら多い。 後者は量子ドールをカスタマイズ可能になるのが最速でも中盤以降、3チューブは世界中をくまなく探し回って見つけ出す必要があり、●チューブは店売りではあるが手順を間違えるとその周回では買えなくなるという三重苦。周回プレイではドールのカスタマイズと使用可能なチューブの種類も引き継がれるので、一度完成させておけば次周では序盤から使用可能ではある。 こちらはマップ切り替えによって効果が切れてしまう為、その度に使い直す必要がある点にも注意されたし。 シャシー改造の仕様 最大の欠点はシャシーを改造すると前の段階に戻せないと言う点。クルマの改造段階は2周目以降も引き継がれるため、シャシー改造をやり直すにはデータそのものを消すしかない。 シャシーの改造方針次第で使い勝手が大幅に変わるクルマもある為、改造段階を巻き戻せないとなると思いきった改造がやり辛い。ゲームの中核とも言うべきシステムが、人によっては極めて楽しみにくい物となってしまう。 シャシー改造巻き戻し不可で多くのプレイヤーに涙を呑ませた最たる例が、バイク系以外で最初に手に入る戦車「パトカー」の改造パターン。 この戦車には本作で唯一「機銃の5門装備」が可能な改造パターンが存在しており、2連続攻撃をする機銃を5挺装備しバルカンラッシュで一斉発射してやれば(正攻法では)理論上ゲーム中最高の火力をたたき出せる。 しかし最初に大砲やS-E穴を開ける改造を行うと機銃5門を搭載可能な改造パターンへの派生が不可能となる。この改造パターン派生について作中に明確なヒントは存在しておらず、かつ戦力的に手持ち無沙汰な状態での入手となる為、当然のように大砲穴やS-E穴を開けてしまい、セーブデータ消去か正攻法での火力理論値を断念するかの二択を迫られるプレイヤーが続出した。 なお「バイオタンク」のみ、手間はかかるが例外的に改造パターンの巻き戻し…というか、戦車そのものの作り直しが可能。しかしバイオタンク自体の性能は決して強力とは言えず、態々手間暇かけて作り直す価値があるかは正直微妙な所である。 バイオタンクの作成には雑魚モンスターのドロップアイテム「ぬめぬめ細胞」が、制作するバイオタンクの種類にもよるが最大120個必要となる。1戦闘で手に入る数は1~2個。バイオタンクを作る労力に見合うかどうか…。 鉄くずも少なくとも30tほど必要となる。こちらはまだ集めやすい方ではあるが、それでも結構面倒くさい。 戦車の性能格差 システム上、ダブルエンジンできる戦車とできない戦車では装備量や装甲タイル枚数などで格差が大きい。 バイクやパトカーなど改造によっては使い道のあるシャシーもあるが、結局はどうしても積載量の面で厳しくなってしまう。 取り外し不能で他の有用な装備を起用し辛い、基本的に重量重めで使い勝手も今一つ、一部の品は改造・超改造不可…と、悲しみを背負いすぎている固定装備は、基本的に少ないシャシーの方が使いやすい。 この固定装備が原因で最終的な評価を著しく落としてしまったのが、シャシー改造を進める度に固定装備が増えていく「MBT77」「ツングースカ」「ディノヒウス」の3種類。最終段階まで進めると、装備の付け替え可能な穴が1つしか無い状態になってしまう。 特にMBT77を最終段階まで改造してしまうと、機銃穴以外が固定装備で埋まってしまう為、複数の攻略サイトが口を揃えて「絶対にお薦めできない」と評する程である。 固定装備にも、改造・超改造が可能な中では唯一の3連射機銃「トリプルバルカン(チョッパー)」や、驚異的な弾倉数を有しており雑魚散らしとして気兼ね無く使える「オミコシホール(ソイヤウォーカー)」などもあり、決して固定装備自体が使えないという訳ではないのだが…。 進めにくいシナリオ・クエスト メインシナリオの進行に必要なイベントにおいて、発生場所や条件が判りにくかったり、そもそも進行の手順が面倒だったりといった要素が妙に多い。これらの為に長期間シナリオを進められなくなったプレイヤーも決して少なくない。 例を挙げると、メインシナリオの進行条件が一定回数以上戦闘をこなした後、ある場所の家に入って外に出る事など。一応その時点では既に訪れているであろう、シナリオに関係がある場所ではあるが、気付かないと延々無駄に世界を旅する破目になる。 シナリオ進行の為のキーアイテムが、シンボルエンカウントするモンスターのランダムドロップという点も批判されやすい。本当に確率なので出ない時は全く出ない。 敵の拠点に乗り込む為に世界に散らばったアイテムを集めるというイベントがあるのだが、そのアイテムのうち1個が町に置かれている転送装置の事故を利用しないと行けない場所にある。転送事故の発生はシリーズ恒例の要素ではあるが、ドッグシステム(*4)が移動手段として便利であり、しかも転送装置が置かれている町がやや少ないという事情もあって新規プレイヤーは見落としがち。 もちろん転送事故が起こるかは運次第。こちらも転送事故が起きない時は全くといっていい程起きない。この為キーアイテムのランダムドロップと合わせて、レアアイテム回収目的の周回プレイにおける最大の難所として知られているとかいないとか。 一部クエストにおいても、作業感が強く攻略する気の削がれるものが複数存在している。 特定の雑魚が落とすドロップアイテムだったり、マップ上で採取可能だが宿泊しないと復活しないアイテムだったりと、大量入手が面倒な品を複数個入手しなければならないものが幾つか存在している。 そのくせ、クリア時の報酬はなけなしの金と経験値だけというパターンがやたら多い。 とある賞金首と戦う為に人探しを行うクエストがあるのだが、その過程でやたら広いワナナバニ研究所の施設をたらい回しにされる。しかもこのワナナバニ研究所は、上述したやたらエンカウント率の高いダンジョンの一つでもある訳で…。 雑魚の猛攻を必死に振り切り、研究所内部をくまなく歩かされ、漸く見つけた尋ね人の台詞が「いやー、さがしましたよ」…何もこんな形で竜退治をリスペクトせんでも…(*5)。 戦闘関連 本作では犬以外のキャラが「戦闘不能な状態」になると全滅として扱われる。戦闘不能な状態とは単にHP0で死亡した場合だけでなく、マヒや魅了といった重度の状態異常に陥ってしまった場合も含まれている。 この仕様のせいで「布教砲」というボスとの戦闘がやや理不尽な難度となっている。全体に魅了効果のある攻撃を放つ為、最悪の場合いきなり人間三人が魅了状態になって全滅するケースもある。しかも魅了は耐性のある防具が未だはっきりしておらず、明確な防御策は戦車に乗る事しかないのだが、布教砲戦では戦車が使えない。 一応酷い運ゲーになるというだけであり、ボスの強さ自体は『2』のテッドブロイラー様ほど酷いものではない。 上述の通り、魅了やマヒといった重度の状態異常は戦車に搭乗している間はかからない為、布教砲ほどの理不尽さを感じるボスは少ないのが不幸中の幸いである。 布教砲以外では本作敵組織の女幹部ぐらいのものか。相手が同性だろうがお構いなしで魅了してくるという色々な意味でとんでもない相手だが、こちらは本来は白兵戦となる所を、バグによって戦車を持ち込む事ができてしまう。邪道を厭わぬのであれば、十分な防御策を講じた上で蹂躙する事も可能。南無。 どういう訳かコマンドに防御が存在しない。敵の出方を窺う事ができず、基本的に戦闘では攻撃するか逃げるかの二択のみ。漢気あふれる仕様だが漢らしすぎてプレイヤーが困る。 スコープ系アイテムを使用すれば1ターン送る事は可能だが、毎回使用するのが面倒な上、そもそもスコープ系アイテム自体がすべて非売品となっており数を揃えにくい。 通信関連 メタルマックスシリーズの中では本作のみ通信対戦モードが存在しているが、出来が非常に悪く対戦ツールとしては全く使えない。 使用するキャラや戦車の装備にもよるが、本編以上にフリーズが発生しやすい。 このモードでのみ乱数がおかしい事になっており、多段ヒット系武器のダメージが全て同じになったり全弾クリティカルヒットしたりする、「範囲内に数発」系武器が単独の対象に集中する等の現象が多発する。 ゲームバランスも「悪い」を通り越して「無い」に等しい。まともに対戦したいのであれば、予め相手と相談してレギュレーションを決めておく事を強く推奨したい。 30ターンで決着がつかなかった場合は引き分けとなるので、30回以上ゴーストドリフトが使えるハンターを連れていけば最低でも引き分けに持ち込める。 通常の大砲・特殊砲弾は迎撃専門の戦車装備、特に無限迎撃が可能な「閃光迎撃神話」1つでほぼ完全に無力化できる。相手がこれらを装備している場合は、多段ヒット攻撃か迎撃不可の武器でなければまともなダメージが通らない。 後述の「満タンドリンクバグ」「戦車装備バグ」まで問題無く使用できてしまう。 本格的なものではなくあくまでもおまけ要素として作られたものと思われるが、それ故に完全な蛇足となってしまっている。なお、以降の作品では対戦モードは実装されていない。 通信によるアイテムの売買機能では、売値が0G・1Gの品や賞金首等のドロップといった一部貴重品を売りに出せない。 装備格差の項目で触れた「マグナムガデス」を始め「神風ハイヒール」「蒸着アーマー」などの強力な装備や、作中トップクラスの出力を誇るエンジン「コング」「メテオドライブ」といった品々は軒並み取引不可。欲しければ自力で手に入れるしかないし、複数個揃えたいならば欲しい個数分の周回をマラソンしなければならない。 一方で、店売りなどで手に入る戦車装備を超改造したものは売りに出せる。ソフトを2個、DSを2台用意し、3個保存可能なセーブデータを上手く使えば超改造の手間を大幅に短縮できたりする。 この場合、通信で入手したアイテムは普通の店で売却できない点に注意。要らなくなった場合は捨てるしかない。 その他 道が斜め方向に続いている場所が結構多いのに、斜め移動ができない。特にやたら斜め方向の通路が多い敵本拠地「ネツィブ・メラハ」内部の移動はかなり面倒くさい。 シリーズの例に漏れず、ドロップアイテム収集が困難。 前述の賞金首のドロップアイテムはいずれも確率が低く、狙うとすれば必然的にリセットを繰り返す破目になるが、本作にはソフトリセットが無いため、本体の電源を切るしかない。毎回スタートからやり直すのはかなりの苦行だし、DS本体にも優しいとはいえない。 5年前に発売されている『メタルサーガ ~砂塵の鎖~』もソフトリセットが無い為にレアアイテム収集が苦行…と、本作と全く同じ問題を抱えていた。分家がやった失敗を本家が後追いしなくても…。 極一部ではあるが、超入手困難なアイテムが存在する。一応クリアに必須のアイテムではなく、また無ければクリア困難となるような品でもない為、気にならないのであれば無視しても実害は無いのが救いか。 特に酷いのが「サルモネラポッドα」および「バーストセイバー」。これらの装備は最終ダンジョンに5%の確率で出現する変身モンスターがそれぞれ30%/10%で変身する姿の時に0.5%の確率で落とす…というもの。入手しやすい方でも遭遇からドロップまで総計0.0075%という超心折仕様である。 後に発売された『MM2R』には、本作のデータから転送しないと手に入らないアイテムも結構存在している。そうした本作でしか入手できないアイテムの中に、よりにもよって上述のサルモネラポッドαが含まれているのである。『2R』でのアイテムコンプリートを目指すプレイヤーに対してこの仕打ちは、あまりにも惨いと言わざるを得ない。 前述したアーチストによる超改造が、凄まじいまでの廃人仕様となっている。 超改造に必要なスーパーレアメタル1個を手に入れるにはレアメタルが10個必要、レアメタル1個の入手に「あたりメタル」が10個必要。あたりメタル1個の入手に「はずれメタル」が10個必要…つまりスーパーレアメタル1個を手に入れる為に、はずれメタルが1000個も必要となる。 基本的にメタルは鉄くずや鉱石、ハイテクスクラップなどの戦車道具を溶かして入手する事になるが、最も入手効率の良いホホアナ鉱石を1個溶かした際に手に入るのは、はずれメタルかあたりメタルが1~3個。稀にレアメタルも手に入るが、普通のプレイヤーではスーパーレアメタルを255個集めきる前に心が折れる。 原曲をDS音源に落とし込む過程でBGMの大半が劣化している。サントラと聴き比べると大きく印象の変わる曲も多い。 道具や装備関係のUIが劣悪。 特にわかりやすいのが、戦車に装備させている武装を別の戦車に装備させるとき。「装備→戦車選択→対象アイテムを外す→最初のメニューに戻る→持物→戦車選択→対象アイテムを別の戦車に移し替える→最初のメニューに戻る→戦車選択→対象アイテムを装備」と膨大な手間を必要とする。しかも、上画面に3Dの戦車のプレビューが表示される関係か画面切り替えの際に読み込み時間が発生するため、この一連の操作に20~30秒程度かかる。 なお、このあたりは『2R』である程度解消され、遊びやすくなった。 バグ シリーズの例に漏れずバグが多い。もはや意図的にバグを用意しているのでは、という珍説も一部で囁かれているそうな…。 上述の戦車持ち込みバグの他には、無限に資金を稼げる通称「ジャックボーイバグ」、経験値とスーパーレアメタルを無限に入手できる「キーマンバグ」、満タンドリンクで装甲タイルを回復できる「満タンドリンクバグ」、砲弾無限増殖の「トランクルームバグ」、戦車の穴に異種装備や装備ですらない戦車道具を無理やり装備させる「戦車装備バグ」などなど。 特に戦車装備バグでエンジンを武器として装備した場合、弾数無限で攻撃力が(装備したエンジンの積載量×100)というトンでも性能の武器に化けてしまう。発生条件の都合上ゲーム中盤まで進め、且つ大金を用意しておく必要こそあるが、条件さえ満たせば一定以上の積載量を持つ店売りエンジン1~2個で簡単にゲームバランスを崩壊させられる。おまけにジャックボーイバグを使えば、戦車装備バグの前提として必要な額を遥かに超える資金が一瞬で手に入る訳で…。 キーマンバグの有用性は、ここまでに記述した超改造の仕様を読んでいただければ容易に理解できるだろう。こちらもフル活用すればゲームバランスがあっさり崩壊する。 バグの大半は意図的に条件を満たさないかぎり発生しないので、最終的にはプレイヤーの意思次第ではある。ただ本作は戦車の改造費等が原因で常時金欠気味な為、これらのバグ技をフル活用するプレイヤーも決して少なくない。 高速戦闘モードで戦闘を行った場合、処理落ち・フリーズの危険がある。 派手なエフェクトを持つ攻撃が放たれた際、DSの処理能力の限界の所為なのか処理落ちする事があり、最悪の場合フリーズしてしまう可能性まである。戦闘速度が最速のモードEに近いほど起こりやすい。処理落ちは起きやすいがフリーズそのものはそこまで多くないのがせめてもの救いか。 ラスボスやクリア後賞金首などは上記処理落ち・フリーズの原因となりうる行動を多く行う為、最大の脅威は敵自体の強さではなくフリーズという皮肉も見られる。 他にも、賞金首「クラウドゴン」戦でのフリーズ報告が特に多い。事前のセーブは忘れずに。 ただでさえ移動が面倒くさい「ネツィブ・メラハ」だが、ギミックの複雑さが仇となり不整合も山のように存在している。 絶対到達できない位置にある宝箱や、決してたどり着けない場所にいる固定エンカウントのモンスター(*6)、挙句の果てには死ぬかバグを使うかしないと脱出できずゲーム進行不能となる部屋と、そこでしか入手できないアイテムまで存在している。 本来白兵戦でしか戦えない賞金首との戦闘に、戦車を持ちこむ事ができてしまう。上述の女幹部以外に、もう1体別の賞金首戦でも戦車の持ち込みが可能。 総評 荒削りな所も目立つが、メタルマックスシリーズの復活を感じさせるには十分な出来栄えの逸品。 新規ファンは勿論、『メタルサーガ』シリーズですっかり離れてしまったファンを呼び戻す事にも成功した。 随所にメタルマックスらしさを含みながら、新たな試みも感じさせる意欲作となっている。 余談 本作が発売された2010年からはメタルサーガシリーズ4作目であるブラウザゲーム『メタルサーガ ニューフロンティア』がmixiアプリ・ハンゲーム・Yahoo!モバゲーなどで展開された。これにより、奇しくも2010年はメタルマックスとメタルサーガの新作が両方出る事となった。 2011年冬には前作『メタルマックス2』を本作のエンジンを使用してリメイクした『メタルマックス2 リローデッド』が発売された。 『3』での最大の欠点と言われた改造に関する不満を改善した他、新要素も多数見られる。同作の詳細については該当作品の頁を参照してほしい。 システム面がより洗練された『2R』と比べると、『3』はどうしても荒削りな印象が否めない。両方遊びたい場合は、まず『3』からのプレイをお薦めしたい。 ウェブコミック配信サイト「コミッククリア」にて、本作の外伝作品「メタルマックス3 双銃身(ダブルバレルズ)の魔女」が連載されていた。 原作は宮岡寛、作画は山本貴嗣と古参ファンも納得の人選である。 本作に登場するキャラや、初代の主人公に似たキャラが脇役として登場する等、ファンサービスの多い作品となっている。 ファミ通クリアコミックスとして単行本も出されている。気になる方はAmazonや古書店を探してみるといいだろう。全2巻。 『RPGツクールDS+』のWi-Fiサービス「ツクール城+」において、本作主人公(ドラムカン)・コーラ・犬・Drミンチのデータが配信されていた。 残念ながら、ニンテンドーDSのWi-Fiコネクションサービスが終了した現在は入手不可能。 本作にはヒロインにあたるキャラが2人いる訳だが、後のシリーズではドラムカンが想いを寄せていると思しき描写が双方共に存在する。あくまでゲスト出演に絡むおまけネタと言ってしまえばそれまでだが…。 『2R』でゲスト出演したドラムカンが落とすアイテムに「コーラたん」なる品が存在している。使用した際の効果から考えて、量子ドールに名前を付けたのだと推測され、どれだけワガママを言われてもコーラに対して一途な想いを貫く…というのが公式側の想定する主人公(プレイヤー)像のようである。 と思いきや、『4』にゲスト出演したドラムカンは「シセリーナ」なる品を落とす。こちらも量子ドールに(ry 違う歴史から来たドラムカンなのか、あるいは二股なのか… ちなみに『4』にゲスト出演したコーラには「あたしに傷付けたら、ドラムカンに仕返しされちゃうんだから!」というボイスがある。やっぱり二股か
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メタルマックス2 133 名前:新作発表記念 :2005/03/30(水) 12 32 54 ID RpwkiwMC0 (ほぼ)全メタルマックス2シナリオ入場!! 弟は生きていた!! イリットとの愛を積み復讐鬼が甦った!!! 悲壮な旅立ち!! オープニングだァ――――!!! ガルシア号はすでにナイルが修復している!! 最初のクルマバギー入手だァ――――!!! エンカウントされしだい砂に潜りまくってやる!! マド周辺代表 スナザメ戦だァッ!!! 牢屋のカギ開けなら熟練の技がものを言う!! メカニック救出 牢破り キンバとギンバ!!! グラップラーの力を知らしめたい!! 下っ端 グラップルタンク戦だァ!!! 素では貧弱だがドーピング後なら全賞金首オレのものだ!! 強いと噂の犬 ポチ加入だ!!! 白兵戦対策は完璧か!? 賞金首No.2 アダムアント!!!! 全サブキャラのベスト・ドリーマーは私の中にある!! トンネル掘りに賭ける青年が来たッ ビトーのトンネル!!! 88mm砲無しなら絶対に敗けん!! ランダムエンカウントのケンカ見せたる 特攻隊長 サイゴンだ!!! バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 荒野のリサイクル・ショップ 不発の館だ!!! ブラド博物館から炎の戦車が上陸だ!! 赤い悪魔 ウルフ入手!!! 人間狩りに抵抗するケンカがしたいからレジスタンス(抵抗軍)になったのだ!! プロの抵抗を見せてやる!!アズサの町!!! めい土の土産に店の商品盗難とはよく言ったもの!! アブナイ客のミニバルカンが今 実戦でバクハツする!! ウェンディとリサが名物 酒場サースティだ―――!!! グラップラー四天王こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこのサルにやられるとはッッ スカンクス!!! クルマが欲しいから地雷探知機を買ったッ ヒント一切不明!!!! 砂漠の埋蔵車両 装甲車だ!!! オレたちはバス最強ではない全車両で最強なのだ!! 御存知イロモノ 誇り高き野生の野バス!!! ハンターのマイホームは今やデルタ・リオにある!! 愛人を囲う奴はいないのか!! マリリンのパパ はんただ!!! 出なァァァァいッ説明不要!! きょうもげんきに!!! はしりさっていった!!! カミカゼキングだ!!! 体は白兵戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦女戦士!! サメの腹からソルジャーの登場だ!!! U-シャークはオレのもの 協力するやつは思いきり置いていき思いきりこき使うだけ!! 復讐船長 ビイハブ 155mmスパルクを試しに湖の南半分へきたッ!! 賞金首全湖域チャンプ トータル・タートル!!! ウソに更なる磨きをかけ ”無敵の改造人間”ガルシアが帰ってきたァ!!! 今の自分にカギのかかった金庫・扉はないッッ!! 万能カギロックハッカー!!! 今週のターゲットが今ベールを脱ぐ!! 職員住宅から ペドロだ!!! 神主の前でならオレはいつでも御神体だ!! 燃える対空車両 ゲパルト 大砲の穴を開けて登場だ!!! 四天王の仕事はどーしたッ カリョストロ・フラッシュの光 未だ消えずッ!! (エバを)さらうも殺すも思いのまま!! カリョストロだ!!! 特に理由はないッ ムシケラがドラム缶押すのは当たりまえ!! 監獄キーパーにはないしょだ!!! 先割れスプーンで脱獄! デスクルス投獄がきてくれた―――!!! アシッドキャニオン各地で磨いた実戦悪事!! メルトタウンのデンジャラス・小悪党 ピチピチブラザーズだ!!! 四天王だったらこの人を外せない!! 超A級挑発師 ブルフロッグだ!!! 超一流賞金首の超一流の大砲だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ レインバレーの大物!! 軍艦サウルス!!! 不老不死はこの男が完成させた!! グラップラーの切り札!! バイアス・ブラドだ!!! 四天王最強が帰ってきたッ どこへ(船で)行っていていたンだッ テッド様ッッ 俺達は熱バリアを張っていたッッッテッドブロイラーの登場だ――――――――ッ 加えて全滅時のクルマ置き去りにそなえ超豪華なリザーバーを 4名御用意いたしました!!! 哲学の池 ゼン!! エンカウントできるのか ヒトデロン!!!! 犬猿の仲 人間・キャタピラ両ビレッジ ……ッッ どーやらもう一名は鉄クズが足りず遅れているようですが 到着しだいッ 皆様に御紹介いたしますッッッ すまん…俺の実力では全部入りきらなかったよ… orz 関連レス コメント 名前
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登録日:2013/7/31(水) 00 10 00 更新日:2024/05/17 Fri 20 46 55NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 2010年 DS RPG エンターブレイン キャトルコール クレアテック ゲーム ニンテンドーDS マッドマックス メタルマックス メタルマックス3 モヒカン 世紀末 北斗の拳 角川ゲームス METAL MAX3とは、2010年にエンターブレインから発売された『戦車と犬と人間のRPG』のDSソフトである。 METAL MAX2の発売から17年の歳月を経てのMETAL MAXシリーズ新作に、シリーズファンたちは涙した。 ん? メタルマックス2壊?何のことかな? 本作はMM1の「伝説の大破壊」により荒廃した、かつてのアメリカ合衆国中西部にあたる地域の近未来を舞台とした物語。 主人公が死から蘇ったところから話が始まる。 伝説の"大破壊"によって、人類の文明が滅んだ近未来。 「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」 叫び声と共に主人公は目を覚ます。 其処は「電撃蘇生学の権威」Dr.ミンチの研究室だった。 この世に蘇った主人公は記憶を失っていた。 自分は何者なのか? どうして死んでしまったのか? 失われた記憶を取り戻すため主人公は荒野に旅立つ! (公式サイトより引用) システム面はメタルマックスシリーズを踏襲しつつメタルサーガにおいて良好だったシステムを受け継がせた感じであり、ファンのみでなくシリーズに初めて触れる人にも良好。 メタルサーガシリーズは一部システムに難があったりバグが多かったりとお世辞にも良作とは言い難いが、その血筋は本作に受け継がれている。 メタルマックスシリーズにおける新システム 戦車一覧 賞金首 登場キャラクター メタルマックスシリーズにおける新システム (青文字はメタルサーガシステムより流用したもの) 『男らしさ』の追加 MS2こと『METAL SAGA 鋼の季節』に登場したパラメーター。 男性キャラはレベルアップにより上昇し、女性キャラはレベルアップで下がる。上限は999で、下限は-999。 全職業共通の必殺技『男気パンチ』『パンチラキック』の威力に影響する。 男らしさマックスの男気パンチや男らしさマイナス999のパンチラキックは、相手次第で戦車砲すら超える威力も出せる。 全体的に女性専用防具が充実しており、高性能になっている傾向が強い(ステータスは男女による違いはない) 白兵武器が三つまで装備できる MS2より採用され本作では各属性に対し弱点や耐性を持つ敵が多いので、武器を切り替える手間なくスピーディに戦える。 なお、敵の弱点は主人公(または酒場で作成できるハンター)が、攻撃を仕掛ける敵を選択する際に知ることが出来る。 白兵戦が主体となるソルジャーにおいてはその恩恵は顕著で、スキル『ぶっぱなす』で装備武器全てを一斉発射できる。 クルマの塗装が可能 自販機のアタリなどで手に入るスプレー缶や、塗装店に頼むことで戦車の塗装が可能。 選んだ塗装次第で細かなデザインなども変更されたりする。 何故か『キミキス』とコラボしており、戦車に痛塗装を施すことも可能になっている。 ちなみにゴールドカラー塗装は続編ではできないので本作やるならお試しあれ。 クルマのシャシー改造 シャシー改造を行うことで、武装バリエーションが増える 例えば、改造前は『機銃』『主砲』『SE』の三つしか装備出来ない戦車があったとしよう。 改造店で改造を施すことで、穴構成A『機銃』『機銃』『機銃』『主砲』 穴構成B『機銃』『主砲』『SE』『SE』など 改造によって武装の数やバリエーションを増やすことが出来る。 穴構成パターンと改造パターンはクルマごとに異なるものの、『主砲』×5や、『機銃』×5など、クルマによっては無茶な改造も可能である。 また、シャシーごとに『主砲の会心の一撃の確率が上がる』『回避率が上がる』『装備している全ての機銃で攻撃する』などの特性(シャシー特性)が設定がある。 更にシャシーの改造パターン次第ではシャシー特性が変わることもある。 ……しかし、シャシーの改造は非可逆式であり、周回プレイをしてもシャシーの穴構成はそのままという欠点がある。 そのため、攻略本や攻略サイトを見ずにシャシーの改造を行うのは危険。他のクルマやメイン搭乗者の事をよぉく考えていかないとまず後悔する。 次回作のMM2Rではこの問題点が解消され、救済されたクルマも多数。 マルチパーティー編成システム ドラクエで言うところの「ルイーダの酒場」。 本作において、『ヌッカの酒場』で自由に仲間を作成でき、かつ自由に入れ替え可能。 物語の進行具合と敵対する賞金首に合わせてパーティを編成することで、より戦略の幅が広がった。 特に戦車戦を得意とするメンバー、白兵戦に長けたメンバーで構成を変える事で、より賞金首やボスの攻略がしやすい。 逆に一人旅や犬だけプレイなど縛りプレイもできる。 『バイク』の登場 メタルマックスリターンズのバギーのように、乗車したまま白兵武器で攻撃でき、アイテムを使用できるようになった。 ただし、バギーと違い乗り手が直接攻撃を受ける事があり、ガスの影響もふつうに受けるため、装甲タイルの他にも乗り手のHPに注意を払う必要がある。 火力のインフレが進むにつれてこの特性は危険なようにも見えるが、煙幕や携帯バリアなどを使って生存力を高めることが出来る。 シャシー特性『身交わし走行』+迎撃Cユニット+携帯バリアの三つでバイクを固めると、戦車以上のしぶとさを見せる。 ダブルエンジンシステム 本作で追加された新たな改造で、その名の通りエンジンを二つ搭載できるというもの。 これにより今までのシリーズでは考えられなかったような無茶な仕様のクルマを運用する事が可能になった。 ただしどんなクルマでもダブルエンジンにできるわけではなく、一部のシャシーで、それもある程度改造段階が上がってからに限られる。 ワイヤレスプレイ&対戦機能 本作ではDSの無線通信機能を用いることにより、シリーズ初のワイヤレスプレイが実装された。 これによりゲーム内で入手したアイテムを他のプレイヤー同士で任意の値段で売買できる。 ゲーム内で育成したキャラクターやチューンした戦車同士での対戦も可能。 重量、レベル、車種などを制限するルールを設定することもできる。 特にこれを利用した「タキオンテレポーター」で続編であるMM2Rにアイテムを送れるのが目玉。 この機能を使わないとMM2Rでは手に入らないアイテムも多く、劇的に効果が変化するアイテムもある。 ロストパスワード ゲーム中に一切ヒントがない特殊なパスワード式ロックのお宝が置いてある。 それらは発売後に雑誌やWebサイトなどで随時発表していく形式となっており、プレイヤーは購入後も続報を心待ちにワクワクを味わえた。 このシステムは以降の作品でも引き継がれている。 ランダムショップパターン 本作で追加された新たな要素で、周回プレイを前提とした特殊なパターンシステム。 一部の戦車パーツ屋の品揃えがユーザーごとに違い、3パターンの中から選ばれる。そのパターンでしか手に入らない装備が多い。 パターンはゲーム開始時にA,B,Cの3種類からランダムで決定される。クリア後、「強くてニューゲーム」で最初からやり直すと変更される。 クリアして二周目は前周で選ばれなかった2種類から選択、三周目は残りのパターンで固定となる。 これのせいで最低3回はクリアしなければアイテムコンプリートが出来ないので、賛否両論あったが、MM2Rでも引き継がれた。 量子ドール ハラヘリ砂漠にいるドール博士に会うことで作成することができる、MM2に登場するLOVEマシンのようなもの。 「チューブ」と「波動○○」というパーツの構成次第で様々な効果を発揮することができる。 MM2ではLOVEマシンがテッド様攻略に必須のアイテムだったが、本作ではなくても問題なくクリアできる為、若干影が薄い存在。 戦車一覧 No.1 チョッパー 主人公の愛車にしてシリーズ初のバイクで、チョッパータイプのハンドルが特徴。 滝壺に落ちていたところをベルモントにより引き上げられた。 流石は愛車というべきか、HPと運転レベルが高い主人公にピッタリな仕様になっている。 シャシー改造も実に手が付けやすく、大砲やドリルを擁するルートの「キャノンライダー」系統か、連射数が多く超改造もアリそうな機銃型ルートの「トゥーハント」系統に大きく派生する。 中には主砲を一つしか積めないのに特性がキャノンラッシュという意味不明なタイプもある。 実は他の冷血党員も乗ってたりしてそうなのはナイショだ。 No.2 パトカー グレートキャノンに保管されているパトカー。モデルはランボルギーニ・ガヤルド。 本作では唯一の一般車両枠で、塗装次第でパトランプを外したスポーツカーやタクシーなどにもできる。 シャシー改造次第で機銃5挺によるバルカンラッシュなど無茶な設計もできる自由度の高いシャシー。 無難にザコを機銃祭りで蹴散らすか、クレイジータクシーごっこなS-E路線で暴れさせるかが悩ましいところ。 機銃も固定兵装二種も弾数無限なので、弾数不足に陥りやすいラストなどで意外な活躍を見せる。 No.3 モトクロッサ 極楽谷の底に沈んでいたモトクロスタイプのバイク。モデルはBMW R1200GS。 手に入れてしばらくはHPの高い主人公の愛車替わりになるだろう。それ以外でも基本は高HPキャラの足になりやすい。 バイクの中では固定武装が多すぎる為、自由度や拡張性は低く、大砲の運用に向いてもいない。 しかし固定武装の威力はゲームクリアまでなら通用するものが多く、意外と死荷重になりづらい上に、S-Eラッシュでぶっぱなしやすい。 生身被弾のリスクに目をつむって運転レベルの高いキャラを乗せて運用するロマンもある。 No.4 MBT77 モデルはMBT(*1)-70。Cユニットがバグって人を襲うようになった、通称「イカレタンク」。倒せば手に入れる事ができる。 スタンダードな戦車タイプの中では、普通に進めていれば最初に手に入る。ダブルエンジン対応車だが、改造可能になる段階が最も遅い。 Rウルフに比べると改造パターンがすこし素直ではなく、装備の自由度か固定武装のカブキ路線のどちらかが損なわれがち。そしてどの段階においても特性は一切つかない、という劣化ウルフな有様。 最終段階はフェニックスVに収束するが、機銃以外全て微妙な固定武装になってしまうなど問題も多い。ぶっちゃけ罠。 極めたプレイヤーなら話は別だが、他のクルマとの運用感覚を比べて少しずつ改造したほうがいいだろう。 周回プレイでは冒頭イベントクリア後にこのクルマをいの一番に回収することになるので、最低限使えるように改造しておこう。 第6段階まで改造すれば戦車装備バグが使えるようになる。 No.5 Rウルフ シリーズ恒例の赤い戦車、レッドウルフ。モデルはイスラエルの主力戦車メルカバMk-III。 本作では「金で買える戦車枠」での登場となり、ラスティメイデンで30000Gで売り物にされている。 バランスも良く、どう改造しても十分な性能を発揮できる名車で初心者から玄人まで人気がある。 改造をあまり進めないなら兵器選びの自由度が、進めるならキャノンラッシュ車としての強さが光り輝く。 ダブルエンジン可能で全ての穴に自由に装備が積み替えられるRウルフIIIが最も無難で人気が高い。 No.6 スカウター 樹海の中にひっそりと埋まっている装甲車。毎度毎度、なぜ装甲車は埋まってる宿命なのか…。 モデルはナチス・ドイツの8輪重装甲偵察車Sd Kfz 234。どう改造してもシャシー特性は「耐熱仕様」。 MBT77と並んで初期から車載可能な道具数が多い為、荷物持ち用牽引車として引っ張りまわされやすい不遇のシャシー。 固有S-Eは色々揃ってるといっても、レンタルタンクで見るだけならできてしまうのがネック。 主人公戦車にしないのであれば他のクルマの支援をするセッティングをしてやるとよい。 第4段階のトリックスター(大砲1、機銃3、S-E1)がバランスが良くてオススメ。 ダブルエンジン不可能なのに、改造させていくと固定武装がどんどんついていくので重量が嵩張ってしまう。このクルマに限らず、今作のクルマはどれも邪魔な固定武装がついていくケースばかりなのだが。 No.7 バイオタンク 戦車と言うか、戦車の形をした生き物と呼ぶべきだろう。人間と同様、経験値によってレベルアップする。 マンモス、ビートル、タコ、トリケラの4種から一つを選んで作成でき、素材さえあれば何度でも作り変えられる。 シャシーの改造は一切できないが、レベルアップすると守備力と弾倉が増え、勝手にシャシーランクがアップして固定武装が増える。 しかもこのパワーアップでは重量が増加しないという利点がある。お金をかけずにどんどん強化できる。 弾数が多く範囲も広い属性武器が運用できるクルマとして大きな立場が示せるだろう。 だが、あくが強く扱い難い上、どうしても後半ではダブルエンジン車と比べると見劣りしてきてしまう。 育て直しもできるとはいえ手間がかかるので、なにかしら集中育成してストーリー攻略中に最終段階到達できるようにしてやりたいものだが。 筆者は適当なキャラとオイホロカプセル呑ませて麻痺させた主人公を犠牲にしてタンクの経験値だけ稼ぎまくりました No.8 ツングースカ ホホアナの最深部に隠されている対空戦車。モデルは同名のソ連の対空戦車ツングースカで、ランクアップしたシャシー名もロシア語。 対空戦車の名に違わず、シャシー特性は「対空能力」…だが何故かフル改造すると固定武装だけに対空能力を委任してしまい、「迎撃能力」に置き換わる変なシャシー。 純粋な戦車系シャシーで唯一ダブルエンジン不可など、かなり扱い辛いが、それだけにプレイヤーの手腕が試される。 しかしシャシー特性で「迎撃能力」が付随する唯一の戦車でもある。(ただし発動・迎撃率は専用S-Eより低め) ボス戦での最大のダメージソース、花形になってもらいたいのであれば特攻ムウロメツなどのS-E路線がおすすめだが、チームバトルを意識するのならSP重視のスペツナシュカ止まり、大砲役としてのキャノヌシュカWを目指すなど、選択肢は一択ではない。 というか、改造段階が進むにつれて余計な固定武装がゴテゴテ付く(光るものこそあるが、対空戦車なのにドリルって……)ので低い段階で止めときたい……がそうなると火力に乏しく、しかもダブルエンジン不可……と本当に扱い辛い。色々不遇。 No.9 サイファイ どう見ても金田のバイクです。本当にありがとうございました。(*2) 実際、塗装の種類名の一つがアキラレッドである。人気だったのかMM2Rでも再登場している。塗装名は「キラァレッド」とちょっと捩ったものになったけど。 未来的なデザインのSFチックなバイク。スピードキングを撃破すると、ある男が譲ってくれる。 バランスがいいが穴の関係で特性が使い辛く、運用するにはそれなりに拘りが必要。 3段階目までなら防御特性が優れているのでソルジャーやレスラー用の選択肢としては有力。 固定武装があまり恵まれていないので、あえて低い段階(というか初期状態)で運用するというのも良い。 No.10 ソイヤウォーカー シリーズ最高のイロモノ戦車。デザインした山本貴嗣自身、今後これ以上のネタ戦車が出るか怪しいと言うほど。MM4ではだんじり戦車が出ました。 その見た目は完全にお神輿である。お神輿っぽい、ではなく、完全にお神輿。担ぎ手の男達(ロボット)付き。 この担ぎ手ロボ達も一人一人顔が違うという謎の力の入れよう。それと神輿本体の下には脚が四本生えている。 脚と本体の部分の形状で言うなら、モデルはハーバード大学が開発した四足歩行ロボット「BigDog」だろうか。 さらにシャシー特性「神の怒り」は喧嘩神輿のように体当たりで敵を薙ぎ倒すという力技。 手に入れ方も特殊で、バラバラになって世界中に散らばった上半身やら後ろ足やらを集めて完成させるというもの。 こんなふざけた見た目に反して、本作でもっとも最強に近いシャシー。 どこに積むのかダブルエンジンも可能で重量も異常に軽く、固定武装の数々が他の戦車が血涙流しそうなレベルで撃ち放題。 「神の怒り」は搭乗者の守備力に依存するので、搭乗者を固めまくり守備力だけ低いような雑魚を轢き殺す愉快な活躍も可能である。 改造パターンも全車両最多。ちなみに初期装備のCユニット「サンバカーニバル」はこのクルマ専用の身交わし「歩」行特性。 No.11 ラスプーチン 秘密工場に隠されている巨大戦車で、入手時からダブルエンジン仕様になっている。モデルはソ連の試作重戦車オブイェークト279。 改造パターン次第で最大5門全てを大砲にする事ができる為、その際の瞬間火力は最大級となる。 ただしその分改造段階は三段階目までしかなく、基本的な特性にあまり大きな違いがない他、シャシー特性もない。 ロマンなら5門大砲のツァーリプーシュカだが、生存性を気にするなら他のクルマの全体迎撃で補うか、イムピラトル+迎撃S-Eの4門大砲で我慢しよう。 メカニック♀+アメリカン塗装+ツァーリプーシュカ+キャノンラッシュは世紀末のロマン。 No.12 ディノヒウス 未来型デザインの戦車。ドールハウスに保管されていて初期からダブルエンジン可能な大型戦車で、モデルはない本作オリジナルデザイン。 シャシー特性が電磁バリアで電撃ダメージを半減させられ、アースチェイン同様Cユニット破損を防いでくれる。 同じ重戦車のラスプーチンと比較してこちらはS-Eに特化しており、シャシーを改造すると強力な固定S-Eで埋め尽くされる。 その為、戦力としては強力ながらあまり自由度がないシャシーとなっている。 デザイン的にドリルやレーザーが違和感なく似合うだけに、悩ましい部類と言わざるを得ない。 賞金首 本作における賞金首は、メタルマックス及びメタルマックス2においてモンスターデザインを担当した山本貴嗣氏に加え 3のメインキャラクターデザイン担当の廣岡政樹氏、3の戦車(ソイヤウォーカー以外)のデザイン担当の紀世俊氏がデザインした。 全賞金首共通として、1ターンあたり複数回行動をとるようになっている。 賞金首一覧はこちら⇒ メタルマックス3の賞金首 登場キャラクター 主人公サイド ドラムカン(変更可能) 本作の主人公。ゲーム開始時点では死体。シリーズ恒例のあの人の電撃で蘇ったところから物語が始まる。 一切の記憶を失っており、なぜ自分が死んだのか、自分は何者なのかを知る為に旅に出る。 ゲーム史上最強のレベル1(公式)。 なぜ「ドラムカン」なのか、詳しくは個別ページにて コーラ・ギンスキー 本作のヒロインその1。防壁都市シエルタのリチャード・ギンスキーの娘で強引な性格のお嬢様。 幼馴染のホアキンと無理矢理駆け落ちしようとして連れ戻されそうなところで主人公と出会う。(だが華麗にスルーされる) その後、色々あって命を救われた主人公と駆け落ちしようとし、駆け落ちを拒んだ主人公のバイクを勝手に持ち逃げして路銀替わりに売り払う。 再会した際も悪びれる事なく、『自分の気持ちを裏切ったのはあんただ』と開き直るという根っからのはねっ返り娘。 (なお、駆け落ちする選択肢を選ぶとエンディングに突入するため、拒まざるを得ない) しかし逃げた先でカスミという女性に保護されてから相当丸くなり、キスもしてくれるようになる。 非常に深い訳があって、冷血党に命を狙われている。 シセ 本作のヒロインその2。ワラの街の滝壺の洞窟に父親のベルモンドと二人で住んでいる少女。 引き上げたバイクに潰されそうになったところを主人公に命を救われて以降はベタ惚れ状態。 (一瞬の咄嗟の判断の為か彼女を助ける際、助ける助けないの選択肢が提示されない) ハンターを目指していた兄ダニエルがいたが、賞金首ユムボマに殺されてしまった。 ユムボマ討伐後は話しかければタダで家に泊めて、彼女のおやじさんも戦車の破損を無料で直してくれるようになる。 (MM1でいうねえちゃん・とうちゃんのような存在) また、ある程度ストーリーが進むと彼女と結婚することができるようになる。 恩人との約束を果たしてなかろうが、世界の破滅が迫ってようが、たとえコーラを連れている状態であろうが 全てを投げ出してエンディングを迎えることが出来る。 ベルモンド シセの父親で腕のいい修理屋。娘を溺愛しており、娘を助けてくれた主人公とシセを結婚させたがっている。 かつてスクータロ家の奥方と恋愛関係にあったが、それが元でトラブルとなって滝壺の洞穴で暮らす事になった。 『謎の○○』というパーツを拾い集めて彼に渡す事でソイヤウォーカーを組み立ててくれる。 カスミ 崖っぷち海岸に一人で住んでいる女性。彷徨っていたコーラを保護して一緒に暮らしている。 かつては「爆音のカスミ」と呼ばれた名の知れた女ソルジャーであり、オズマと一緒に仕事をしていた事もある。 病気がちで何かと死亡フラグを立てるが、どっこいしっかり生き抜く肝っ玉母ちゃん。 『双銃身の魔女』ではハビエルの知己でもあり、若い頃はパーティーを組んでいたことが明かされる。 オズマ 「魔犬のオズマ」の名で知られる凄腕ハンター。すでに老齢だが現役であり、多くの犬達と共に暮らしている。 父親がかつてジャガンナートに関わっていた士官で、その起動キーである「双子の蓮」を守っており、それを奪おうとするグラトノスに狙われる。 グラトノスとの戦いで何者かと手を組んでいたが失敗したらしく、ビーカップでヤケ酒を飲んだくれていた。 冷血党 荒野を脅かす悪の組織にして、本作の敵。 今作に登場する幹部4人が全員賞金首であり、ストーリー上一人を除いて全員戦わなければならない。 グラトノス 冷血党のボス。 自身を「人を超えた存在」「人としての感情は過去に捨てた」と語る超人。 しかし死んだ恋人の事を未だ引きずっていたり、主人公にやられてすぐ苛立ったり、やってることは結局『復讐』である辺り、本作で最も人間臭い人物である。 やってることは外道の上、メインキャラの死もコイツが原因であったりするのだが、それには深いワケが……詳しくは個別ページにて。 オルガ・モード 冷血党ナンバーズのNo.1で、冷血党全体の実質的No.2。賞金額は90,000G。 手配書の写真が黒塗りされているのは、彼女(彼?)が変装の達人であり、正体を知る者は一人残らず殺されるからであるという。 タコの変身細胞を埋め込まれており、オクトパスモードというタコ女に変身する事もできる。 オーロック 冷血党ナンバーズのNo.2である牛頭の巨漢。賞金額は60,000G。 口癖は『ぶももォォォオオオッ!』、そして『まんたーんドリーーンク!』 メタルマックス2におけるどこぞのトラウマを想像させるが、直前でセーブ&戦車戦が可能であり、また理不尽な強さは無い。 寧ろ、彼と戦うまでに生身で30階もあるビルを生身で散策しなければならないのが…… ブレードトゥース 冷血党ナンバーズのNo.3。賞金額は100,000Gだが、 ストーリー開始時で既に討伐済。 極めて冷酷かつ残酷な奴と恐れられたらしいが…? 詳細は個別記事で。 ムガデス ブレードトゥースが倒された事で、繰り上げで冷血党ナンバーズのNo.3に収まったムカデ人間。賞金額は40,000G 戦うのはストーリー中盤だが、白兵戦最強武器である『マグナムガデス』をドロップするため、 全国のドラムカンから命を狙われ続けているんだとか……。 ドミンゲス 冷血党の遊撃隊長で、主人公が一番最初に出会う冷血党の主要メンバー。賞金額は9,999G。 見た目も言動もヒャッハーな世紀末ザコ一直線な男。武器もチェーンソー……人体改造されるほどの地位ではないのか、サイバネ(戦闘義手)移植のみ。 メリーアンという少女をさらってメイド服を着せて身近に置いておくなど、ロリコンらしき様子がある。 明らかに怪しい逃走をするが、真に受けてそのまま追うと…。 第三勢力 ルーシーズ かのブレードトゥースを打ち取った(という噂の)殺し屋集団。しかし集団とは名ばかりでリーダーを含めた身内3人だけ。 リーダーはルーシーという名の緑髪ロングヘアーの女性。構成員は弟達、ミグとアトゥク。ルーシーズ号という戦車も所持している。 煮えカカシ ゼインとトレドが立ち上げた反冷血党のレジスタンス同盟軍。 名称のカカシとは「人々を守るための存在」、煮えは「冷血党に対する怒り」を意味している。 しかし現在リーダーのゼインは行方不明、トレドはフリーのハンターに転向してしまった。 現在はイヴリンが実質的なリーダーではあるが煮えカカシが崩壊した理由の9割は彼女が原因である。 赤亀 レッドをリーダーとするプエルト・モリの反冷血党自警団。病人や老人、子供といった弱者を保護してコンテナに匿っている。 その他の人物 ヌッカ 酒場を営むオネエ言葉を話す筋肉ムキムキの黒人男性。 仲間を入れ替えたいときは彼と話そう。 Dr.ミンチ シリーズ名物キャラ。死者を蘇らせる研究をしている。 オープニングの通り、ストーリーの頭で彼にお世話になることになるが、シナリオに関わることは無い。 死体は新鮮なうちに彼の元へ運ぼう。5回以上全滅すると、彼のテーマ曲が変わる。 ホアキン・スクータロ ワラの町にある名家スクータロ家の一人息子。チビで金髪、シセの兄ダニエルとは友達だった。 オープニングでコーラに駆け落ちして欲しいと言われるが引け腰になった挙句、護衛のレスラーに殴られて一発でのされた。 コーラに振られた後はシセにちょっかいを出し、ギンスキー家を怨んでシエルタに嫌がらせをするのが日課となっている。 キングズレー・“キング”・ギンスキー 既に故人。コーラの祖父にあたる人物で、ノアによる大破壊以前の人物。 MM2でも有名なブラド・コーポレーションの大株主であり、アメリカ政財界の大物だった。 ノアの軍勢に対抗する為という大義名分で軍を投入して築いた要塞を私物化し、物語のきっかけとなる禍根を生み出し娘すらも手をかけた。 このゲームにおける全ての元凶にしてキングオブクズ。 シェルター入居を餌にして人々を働かせ、完成すると自分達だけ逃げ込んでシェルターを閉鎖、取り残された人々はノアにほぼ皆殺しにされた。 そのまま外に出る事もなく、シェルター(シエルタ)内で老衰によりこの世を去る。レモン大佐、カスミの父など色々なところで怨嗟の言葉が遺されている。 ニックマン グラトノスの研究に携わっていた研究者であり、オルガ・モードの実の父親。 残酷な実験に反対した為、現在はプエルト・モリ地下に幽閉されている。 タンクレディ博士 バイオキングダムに住む従来シリーズのバトー博士に当たる博士で、しゃべり方が甘ったるい。 大量の鉄くずとぬめぬめ細胞があればバイオタンクを作ってくれる。 ドール博士 テッペンタウン南西にあるドールハウスに住まう博士。特定のアイテムを集める事で量子ドールを作ってくれる。異常なまでのドール愛好家。 パッツィ・パツキントッシュ博士 マスドライバー研究所に住む教授でいつも昼寝をしている。 かつては電磁レールを使ったマスドライバーの研究をしていたが、現在は頓挫したことで何もしていない。 ダフネ 「地獄耳のダフネ」の二つ名で知られる腕利きの情報屋。 金さえ払えばどんな相手にでも情報を売るが、払わない相手には殺されても絶対に教えない。 タロミオ・ヤマダニンゲン ラスティメイデンの若き領主であり、コーラの政略結婚の相手(ただしタロミオ本人は本気で惚れ込んでいる)。作中では名が出るだけで本人の出番はない。(*3) 三人兄弟の長男であり、特に三男のサブロミオからは疎まれていたようで、冷血党に移動ルートなどの情報を売り渡す形で謀殺された。 その人となり(と最期)は初回特典コミック『夢見るカルメン』で描写されているのだが……貫禄も茶目っ気もあり、肝も太く機転も効く、気風の良い男前であった。 仲間 本作ではドラクエ3のように酒場で仲間を自由に作成する事ができる。 ハンター シリーズ定番職にして、シリーズにおける主人公ポジション。 運転レベルが高いので、被ダメージが抑えられる上に車載兵器の威力が上がりやすい。 スキル『電光石火』『全門発射』など、強力なクルマ専用特技を習得するため、戦車戦では無類の強さを誇る。 従来シリーズの主人公をもう一人連れ歩けると考えればいいだろう。最低一人は育てておきたい。 ドラムカンよりひ弱だが、素早さと敵の攻撃を確実に避けるスキル『ゴーストドリフト』がある。 グラフィックは男女ともにどちらかと言えば「少年少女」といったやや幼さが残る顔立ち。 ヘルメット+ゴーグルというシリーズ主人公に似た恰好をしている。 メカニック シリーズ定番職。修理のプロ。例え戦闘中でも破損したクルマのパーツを直せる。 本作では戦闘中におけるタイルの貼り付けが出来るようになり、戦車戦、とくに賞金首との戦いにおいて大きく活躍する。 スキル『ゆるめる』は、例え賞金首であろうと機械系の敵の防御力を下げることができ、スキル『解体』は機械系の敵を即死させる。 また、戦車・機械系の敵にはダメージ補正が掛り(クルマ搭乗時も有効)、クルマによってはハンター以上にダメージを与えることもある。 グラフィックは、男は銀色長髪に溶接面を頭にかぶりツールエプロンに工具を満載した人相の悪い男。 女が「整備士がそんな恰好で大丈夫か?」と言いたくなるほど露出の多い恰好をしている。 どうでもいいが両者共およそ数十kgはあろう巨大レンチを片手で軽々扱っている。お前ら絶対「腕力」強いだろ。 ソルジャー シリーズ定番職。肉弾戦が得意で、ストーリーダンジョン攻略の友。 運転スキル除く高いステータスと豊富な装備品が特徴。前述のバイクに乗せると吉。 HPがドラムカン、レスラーに次いで3番目に高いので多少の攻撃を受けても大丈夫。レスラーよりは運転レベルもマシ。 是非とも4回攻撃武器『マグナムガデス』を持たせてあげたい。スキル『ダブルアタック』で怒涛の8回攻撃が可能。 武器が3種類装備できる本作の特性を存分に活かしたスキル『ぶっぱなす』も非常に強力。 周回でマグナムガデスを3つ揃えてぶっぱなせば脅威の12回攻撃が可能になる。 グラフィックは、男は如何にも傭兵という風貌で、女はちょっとだけ露出度高めのショートカット。 『ニンジャステップ』など身軽さを重視したスキル構成もあってか、屈強な戦士と言うよりはやや細身の印象。 シリーズ通して『ソルジャー=女』であるため、シリーズ経験者は新鮮さ欲しさに男を選んでみても良いかもしれない。 ただし強武器のセクシーソードは女性専用なので好みが分かれる。 ナース 新ジョブ。シリーズ初の完全ヒーラー特化のキャラクター。 回復アイテムの効果が(移動中、または戦闘中に自分が使えば)2倍になる。 人間用スキル『戦場の天使』で、戦闘中に全員にアイテムを使用することが出来る。 これと『まんたんドリンクバグ』のせいでとんでもないチート性能を発揮する。 スキル『禁断の注射針』は、一部のボスにも有効な生物系の敵を即死させる特技。 人間・生物系の敵にはダメージ補正が掛り(クルマ搭乗時も有効)、クルマによってはハンター以上にダメージを与えることもある。 スキル『戦場のAED』は、戦闘中・移動中に死亡した味方を生き返らせることが出来る、蘇生手段が限られている本作には嬉しい特技。 グラフィックは男がハゲ頭の黒人系看護師、女は露出度控えめだが太ももが美しい看護婦の恰好をしている。 続編のMM2Rでは誰も予想し得なかったであろう恐ろしい人物がこの職業についている。 レスラー 新ジョブ。ソルジャーと同じく肉弾戦が得意であるが、瞬間火力では圧倒的にこちらが上。 しかし装備が恵まれておらず、HPこそ高いものの防具の関係上、打たれ強ささならソルジャーの方が上という違いがある。 スキル『ヨコヅナオーラ』(数ターン超絶ステータス強化)からの『ドラムストレッチ』(次のターン攻撃力2倍)が超強烈。 その後の『台風チョップ』は、戦車の装甲をぶち破るどころか、そこらの大砲なんかよりもずっと強く、一撃で賞金首が死ぬ事もある。 まさか、続編のMM2Rでこれを使用してくる敵が出てくるなんて…… 反面、運転レベルは最底辺であり、装備可能武器も単体攻撃のものばかり。複数出てくるザコの掃討は大の苦手。 前述の通り鬼火力を発揮するまでに最低2ターン、使用回数の少ないスキルの準備が必要など、一言で言えば『ボスキラー』。 グラフィックは……男が『モヒカン筋肉ダルマ』で、女は『パッキンポニテ女子レスラー』である。 アーチスト 新ジョブ。砲弾作成や戦車改造ができる「ゲージツ」のスペシャリスト。 この職業でのみ作成できる『セメント弾』が一部ボスを封殺する上で必要な超強力砲弾であるため、一人は育てておくのも悪くない。 廃人ご用達スキル『超改造』は、習得がレベル45とかなり遅いものの、255回までクルマ兵器を改造できる。 全体的にステータスは低めなものの、人間、クルマ両者のスキルをバランスよく持っており、クルマのパーツ修理も可能である。 要するにFFシリーズで言うところの「赤魔道士」、ドラクエで言うところの「サマルトリアの王子」、器用貧乏系オールラウンダーキャラ。 しかし実戦に耐えられない性能でもないので、ストーリーを進める上ではラスボスまで戦えるだろう。 一点特化性能を求められる賞金首との戦いでは厳しくなるので、そこはパーティ編成を検討しよう。 スキルの『砲弾ゲージツ』と『超改造』の為だけに一人育てて、アイテム作成時にのみ呼んで実戦には連れて行かないという選択肢もある。 グラフィックは……どちらともアーティストっぽい『イロモノ』である。 犬 こちらもシリーズ定番の助っ人キャラ。 前作MM2のイメージだと賞金首やボスの攻撃でいつの間にか死んでいるイメージだが、今回は汚名返上。単なる犬と侮るなかれ。 本作で登場したアクセサリ『ポチカー』『ポチタンク』などの犬用戦車により、戦車以上に固くなった。 (特に『スーパーポチタンク』入手後は、クリア後の賞金首が相手でない限りはまず死なない) しかも、アクセサリー扱いの為、クルマが侵入できない白兵戦時でも問題なくボチタンクに搭乗して戦える。 命令は受け付けず、犬が生きていても人間が全員死亡or麻痺or誘惑で全滅扱いなので注意。 本作における評価とかそういうの 本作は、ななめ移動が出来ない、後述のシャーシ改造システムに不備がある、やっぱりバグがあるなどの不満があるものの、ファンからの受けは上々。 戦車デザインについては従来のデザインを踏襲していて悪くない上に、自由にカラーリング出来、かつ戦車装備で外観が変わるなどといったシステムのため、 『気に入らないのなら自由にアレンジしちゃえばいいじゃない』という感じである。 痛塗装は賛否両論だが……嫌ならしなければいいだけの話である。 今作におけるネタシャーシ『ソイヤウォーカー』は必見ものである。 特に『METAL SAGA~鋼の季節~』のように、攻略に必要な戦車強化をすると見た目も固定装備も酷い戦車になるという事が無くなっただけでも改善された。 ヌルヌル動く敵味方のドットアニメーション、およびアレンジされた従来のBGM及び新BGMもおおむね好評。 特に新BGM『宿敵』は『お尋ね者との戦い』に並ぶ名曲とされる。 それに至るまでのメタルサーガがお世辞にも良作とは言えない出来であるのが原因だが…… それらのシステムはさらに改良されて、後に発売されたMETAL MAX2 ReLOADEDに受け継がれる。 追記、修正はドラムカンを名乗ってからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] グラフィックにおける評価は私の主観で書いてます。 -- うp主 (2013-07-31 00 44 24) メカ男がおっさんなのはリローデットで3は可愛いだろ(個人的感想) -- 名無しさん (2013-07-31 06 35 50) ttp //metalmax.info/mm3/char2.html 可愛い……か? -- 名無しさん (2013-07-31 16 48 37) メタルマックスは自由度の高いのがウリって言われてるけど3はストーリーも好きだわ。2Rはシステムは劇的に良くなったけどストーリーと自由度のさじ加減が中途半端だった。 -- 名無しさん (2013-11-09 14 03 32) 主人公はハンターというよりも・・・・・・な感じで新鮮だった。 -- 名無しさん (2013-11-09 17 09 30) 4の特典で2のボスだすならブレードトゥースもつけて欲しかったな。未だにあいつと戦う機会ないよね -- 名無しさん (2013-11-09 17 50 06) ソルジャー男にハンター男と言うむさい編成でずっと進めてたな -- 名無しさん (2013-11-17 23 39 19) 女女うるせえよ、ナース男使ってんのが恥ずかしくなるじゃないか -- 名無しさん (2013-11-29 13 41 42) 何故か3は防御コマンドがない。それ以外は特に不満はないけど。 -- 名無しさん (2017-07-23 20 50 57) 個人的にはクルマ12台、仲間12人という大所帯で楽しんだ思い出の一作。しかしスカウターほ牽引車担当にしたのはちょっと反省気味。ところで、職業だけではなくクルマの解説も必要だったのではないのだろうか…。 -- 名無しさん (2017-11-09 21 18 01) クルマ解説作ってくれた人ありがとうございます 懐かしい気分がよみがえりました -- 名無しさん (2017-11-10 21 33 38) 戦車一台に大砲5門とか世紀末にも程があるぞ -- 名無しさん (2019-01-02 03 26 43) ナンバリングのシリーズは『新作が出る』→『前作をリメイク』という手順を繰り返しているから、そろそろ3も…。 -- 名無しさん (2021-06-23 01 50 20) メタルマックスはMMFWの件で見限ったわ… -- 名無しさん (2021-06-23 13 15 30) 文化庁のイベントで受賞している作品。このお墨付きにより2Rもトントン拍子に決まったらしい -- 名無しさん (2021-12-03 20 15 04) リメイクしてほしいな、いや、この作品のシステムで4を作ってもいい -- 名無しさん (2022-07-03 13 31 13) 名前 コメント
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メタルマックス2 【めたるまっくすつー】 ジャンル ロールプレイングゲーム 高解像度で見る裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 データイースト 開発元 クレアテック 発売日 1993年3月5日 定価 9,500円(税抜) 配信 バーチャルコンソール 2010年7月13日【Wii】800Wiiポイント 書換 ニンテンドウパワー1997年12月1日/1,000円/F×2・B×4 判定 良作 メタルマックスシリーズ 概要 特徴・評価点 戦車(クルマ) 犬 世界 システム シナリオ BGM 問題点 総評 その後の展開 概要 名作RPG『メタルマックス』の続編。主人公は戦車を駆って荒廃した世界を巡り、「お尋ねもの」こと凶悪な賞金首を退治するハンターとして生活する。 SFCハードに移行し、システムやグラフィック、操作性など様々な面がパワーアップ。 特徴・評価点 戦車(クルマ) 本シリーズの代表的な要素であり世界の主役。 一般的な戦車だけでなく、(武装改造した)自動車の類もひっくるめて「戦車」と呼んでいる。 怪物が跳梁跋扈する本シリーズの世界は人間にとって過酷な環境であり、怪物の脅威に対抗すべく、あるいはハンター達が己の生計の為に、もしくは荒廃した土地の走破の為に、戦車を用いることが多い。世界観・ゲームシステムの双方において非常に大きな意味を持つ。 戦車は本体フレームであるシャシーに、エンジンや各種武装などの各種パーツを搭載して構成される。 攻撃力として主砲や副砲が重要なのは勿論だが、それらの搭載の為に必要なエンジン出力や取り付け穴、積載余剰による装甲タイル、弾薬(特殊砲弾)等々、プレイスタイルに応じた装備換装が可能で、更にそれぞれのパーツの改造も可能。それでいてパラメータが単純化されているおかげで直感的にも非常にカスタマイズしやすい。 基本的には、エンジン出力によって決まる総積載量を超えないよう、各種パーツと「装甲」を搭載していく。装甲タイルで得られる装甲の値(SP)は戦車にとってのHPにあたるもの。これにより攻撃面と防御面のバランスなどが全てプレイヤー次第となり、文字通り自分好みの戦車にする事が可能である。 他にも予備の戦車を一輌まで連れていける「牽引」、金銭を支払って借りられる「レンタルタンク」、など様々なシステムが存在する。 本作では、なんと戦車の設計も出来るようになった。 1台だけだが、とある研究所で好きな戦車を作って貰える。本体(シャシー)を4種類の候補から選び、細部の性能を調整していく形になる。 作る際には設定した本体と性能に応じた量の材料(鉄くず)が必要。また、作った戦車を解体して作り直すことも可能で、この際に本体は重量相当の鉄くずとして扱われる。 犬 本作で初登場したシリーズに常に追従する要素の一つ。文字通り犬であり、ペット的な存在。本作では、頼れる仲間の一人(一匹)としてパーティーに同行する犬が登場。『主人公+仲間2人+ペット』というパーティーの基本形式が確立し、以後の作品でも常連になった。 当然だが戦車に乗る事はできず、生身の人間と同じプロテクターによる防護しかないものの、戦車並みの強力な武装を装備できる特徴があり、高い戦闘力を持つ。 成長に関しても人間とは異なるシステムを持っており、集中的に強化したりといったプレイも容易。 行動はAIで自動的に決定される。 あるアイテムを使うことで能力値がランダムに増加する。 世界 荒廃した世界でも人々は逞しく生活しており、様々な街が勃興している。街には前述した戦車のインフラが整備されている他、大きな街ではハンター達のためのハンターオフィスや、戦車用の装備が大々的に売り出され活気付いている。 高架橋に出来た町「アズサ」(*1)、かつての遊覧船に出来た町「スワン」、刑務所の町「デスクルス」など、個性的なものも多い。 特にデスクルスで体験する「ドラム缶運び」はシリーズ屈指の迷イベントで人気高い。攻略後に聞ける「おしてもいいんだぜ!なつかしいドラムかんをよ!」といった迷台詞が忘れられないプレイヤーは数知れず。 日λ... 過酷な世界にもかかわらず、大破壊前からあったのかそれともトレーダーが設置したのか何故か消耗品の無人自動販売機が各地に配備されており、印象深い。 あちこちで跋扈する怪物たちの中にはシリーズ恒例の賞金首が存在。 名前から想像できる通り、撃破によって高額な褒賞金を得る事ができ、ゲームの主目的の一つとなる。 数は前作から増えており、シナリオ上仇敵となるテッドブロイラーもこの賞金首の中の一人。 賞金額の設定を活用し、自分の賞金額が低いことに腹を立て、地道に(?)悪事を積み重ねて賞金額を上げていく小悪党の賞金首もいる。 賞金首以外にも「今週のターゲット」として既存の雑魚敵が追加報酬の対象となり、撃破数に応じて資金稼ぎが可能。ハンター稼業を楽しめる。 敵はそれまでに遭遇した種類の中からランダムに決定され(ただし最初の一回だけは固定)、パーティーの誰かがレベルアップすると変更される。 登場する怪物たちが武装しているのも特徴の一つ。 昆虫など現実の動植物(の変異体)や空想の怪物に、大砲や銃を装備したスタイルが多くを占める。中には戦闘終了後のフィールド上に即席のダメージゾーンを生成したりするものや、プレイヤー側と同じく高い防御力を持つ戦車タイプのものも存在する。 海洋を縦横無尽に泳ぎ回りNPCとも因縁深い「U-シャーク」、荒廃した世界でなお走り続ける「野バス」など、個性豊かで印象深いものも多い。 前作では人間系の敵は固定敵や賞金首のみであったが、本作では敵組織の下っ端や賞金首の部下など、雑魚敵としても出現するようになっている。 システム コマンドバトル式のRPGでありながら、戦闘の進行について独特なシステムが採用されている。 モードA/アニメーション描写を省略し、メッセージ表示のみの簡略化スタイル。 モードB/デフォルト設定で、一般的なゲームのスタイル。個々の行動が順番に描写される。 モードC/戦闘描写を一斉に表示し、その後結果をメッセージで表示する。 モードD/モードCからメッセージ表示を省略したスタイル。情報が一切遮断される為、プレイヤーが主観的に状況を判断しなければならない。 中でもモードCは、状況次第では弾・ミサイル・爆弾・レーザーなどが一度に飛び交う非常に爽快なスタイルで、経過が把握しにくい難点はあるものの擬似的にリアルな戦闘を体感できるため人気が高い。 システム面で様々な設定がカスタマイズできる。 メッセージスピード、カーソルスピード、コマンドスピードなどの他、コマンド画面のボタン配置を変更することが出来る。 特に戦闘時に多用する副砲のボタンをデフォルトの位置に配置したり、特定のアイテムを任意のボタンにショートカット設定を振り分けたり(*2)等、設定次第で非常に快適なプレイングが可能になる。 システム画面では、所有している戦車の装備やアイテムをいつでも操作可能。離れた場所に置いている戦車の装備変更やアイテムのスイッチも変更可能。 アイテムは本作でも個性的なものが並ぶ。 冒険を有利に進められるものから、中にはなんの意味もないアクセサリまで多種多様。フィールド上にも多数埋まっており、同じ場所でもくまなく探せばちょっとしたものが手に入るなど世界観を上手く表現している。中には戦車が埋まっている事も。 計12枚のICチップで複数の効果を齎す「LOVEマシーン」、敵に撃ち込んでマーキングし、逃げたり逃げられたりしてもマップ画面から追跡できる「シグナル弾」「シグナル探知機」、酒場に売却可能なおつまみ等、これでもかと言わんばかりに多数の要素が詰め込まれている。 また、屋内など戦車から降りて探索する場面もあり、護身用として人間用の武具も多数用意されている。各種武器や頭手足・胴体の防具の他、「プロテクター」という独特な装備が用いられており、世界とゲームバランスを両立している。 プロテクターは特殊な仕様を持つ使い捨ての防具で、脆弱な生身の人間でも(破壊されるまでは)高い防御力を保証する。 破壊されると「プロテクタくず」に変わるが、前作では捨てるしかなかったものが今作では引き取ってくれる業者が存在する。まとめて持って行くとプロテクターをくれることがあるが、プロテクタくずが多いほどよりレアなものが手に入る。 自己満足アイテムのインテリアも送り先が増え、種類も豊富になっている。特に「金食い虫」はゴールドを与えることで巨大化していき、成虫にまで育てるとNPC化して家の中をウロウロ動くようになるというペット枠。 「ガム」という人間用のバッドアイテムが新たに出現。 渡したり交換したりすると増殖していき、捨てることもできない (*3)。幸い最初の町に「ガムが ついたら くるがよい。」と言ってくれる人がおり、そこで解決できる。 クルマ以外の乗り物として「船」が導入された。戦車ごと乗り込むことが可能であり、水上でも戦車戦を繰り広げられる。 水上戦で全滅してしまうと、戦車は船ごと沈没してしまう。特定の町に存在する「サルベージ屋」に依頼して、ポイントを指定した上で引き上げてもらう事となる。 船が沈没していなくてもサルベージ屋は利用可能で、たまに換金用アイテムなどが入手できる。ちょっとしたお遊び要素。 ミニゲーム 前作のフロッグレース改め「ゲコゲコ大作戦」の他、新たに「戦車でバンバン」が追加。 簡易なシューティングゲームで、戦車や空飛ぶ円盤に当てると賞金額が上がり、逆に歩行者や救急車に当てると賞金が減額されるというもの。 シナリオ 冒険の目的は明確には定められておらず、プレイヤーが自由にシナリオを楽しむ事が出来る。 とはいえ、出で立ちの動機はちゃんと定められている。両親と育ての親であるマリアをバイアス・グラップラー(凶悪な犯罪組織、ないし無法集団と所属する兵士の総称)に殺された為、その仇討ちが理由となる。 物語冒頭から冒険の方向性を決定付ける、グラップラー四天王の一人である「テッドブロイラー」はシナリオ上の最終目標に位置するが、その登場の仕方や台詞回し、圧倒的な強さから非常にインパクトが強い。一部のファンからは「テッド様」と呼ばれ今尚人気が高い。 強さに関しては戦車が使えないのは調整ミスという噂まで出た程で、その凶悪さでファンの語り草となっている。 「やり込み要素クラスの死闘」or「ノーヒントではまず分からない攻略法をなんとかノーヒントで探しだす」と揶揄され、これが誇張でない、噂に違わぬ強さを持っている。 熱バリア無しでの撃破が当時のゲーム雑誌にやり込みネタとして投稿されたり、次回作以降に「戦車が自動帰還するシステム」が搭載される等、本作の鬼畜仕様が後のシリーズまで大きな影響を与えたと見るファンも多い。 デコゲーの個性的な台詞回しは健在。 「遺伝子の欠片まで焼き尽くしてやる」「汚染された海で獲れたピチピチの奇形魚」等。 BGM 前作に引き続き門倉聡氏が作曲を担当している。 恒例「お尋ね者との戦い」もグレードアップしたほか、最初の町の曲とは思えぬほど哀しげな「忘れ得ぬ人」、哀愁漂うフィールド曲「錆びた荒野」、回想シーンで流れる「スクラップタウン」など、シリアスな作風にあわせた悲壮感漂う曲が多くなっている。 問題点 システム関連 システムそのものは快適だが、個性的なアイテムや様々な属性、オプション装備の仕様など、全体的に説明不足な部分が多く、雑誌や冊子の攻略情報が無いとかなり厳しい難易度を強いられる。 今週のターゲットはキャラクターのレベルアップによって更新される仕様があり、更新後に報告しに行っても、ハンターオフィスからは前週のターゲットだと却下されてしまう。これに気付けないと活用しにくい また、戦闘数の限られる固定型の敵がターゲットに指定されてしまうこともある。 シグナル弾が意味を成していない。敵そのものではなくエンカウントした地点をマーキングする事が原因で、しかも出現率が上がるわけではない。 また、使用してしまうと、後に対象敵を倒した際アイテムのドロップがなくなってしまう (*4)、致命的なデメリットもある。 バランスを崩壊させてしまうほどプレイヤーを有利にする裏技が数種存在する。 貴重なアイテムの複数入手、資金荒稼ぎ、本来入れない場所に戦車で侵入、自作戦車の性能限界突破、etc。 戦車関連 今作も相変わらず序盤で手に入る軽車両が強い。守備力自体は重戦車が高くなるものの、車体重量と守備力を比較すればやはり軽車両の方がバランスが良く、重戦車は趣味の領域となってしまっている。 特にこの煽りを受けてしまったのが「ウルフ」と「エレファント」の2台。 ウルフは比較的序盤で入手できる重戦車で、終盤まで使っていけるだけのポテンシャルがあるにもかかわらず、シナリオ進行の関係で入手直後は性能を発揮できる(重量に見合った)エンジンを入手できず、SPと武装の兼ね合いに苦しむ事となる。最初に入手するバギーとのSP差もあって「見てくれだけの使えない戦車」呼ばわりされてしまう事も……。 ウルフがNo.4で後に入手する野バスNo.3であることから考えると、ウルフの本来の入手時期は船入手後であり、アズサとバザースカをつなぐビトーのトンネルが後から作成されたために入手が早まり、上記の問題が発生することになってしまったと思われる。 エレファントはラストダンジョンの終盤、最高額の賞金首を倒した後で入手する。おそらく大半のプレイヤーは既にカスタマイズされた戦車を所持している筈なので今更感が強く、最悪その場に放置されたりパーツだけ剥がされる事となる。 他には「マンムート」も重戦車かつ不遇。性能はウルフより重くて弱い等と称される有様で、かつ入手場所も、訪れる必要のない中盤にあるダンジョンの奥底である。 SE(特殊兵装)も相変わらず使いづらい。前作の欠点である威力の低さ、弾薬費の高さが改善されておらず結局お荷物となる。 さらに逆風として、1度使用したら「弾込め」に時間がかかるとして数ターン使用不能になるという仕様がある(1発しか撃てないATMミサイルと、弾込め不要のATMひぼたんのみ例外)。 加えて今作の主砲は「迎撃システム(*5)」や「バースト(1ターン2回砲撃)」の追加でパワーアップしており、ますますSEの立場が無い。 No.2戦車「装甲車」の入手場所がほぼノーヒント。 取扱説明書の画面写真にある「スナマミレン」という名前、そしてナンバーの若さから、序盤の砂地にあるであろうことはアタリをつけられるが、その程度の情報しかない。 具体的な位置情報は攻略本にすら掲載されておらず(*6)、地雷探知機や金属探知機でしらみ潰しに探すか、当時の雑誌に掲載された情報を頼りにするしか入手法を知る手段がなかった。 タチの悪いことに、作中では「レインバレーに戦車が埋まっている」という誤情報を聞かされる(実際に指しているのはラスダンのエレファントのこと)。当時はこれに騙されてレインバレーを探してしまった人も多かった。 賞金首関連 一部の賞金首の出現率がとてつもなく低い。また、それぞれ貴重なアイテムを持っているものが多く、しかもドロップ率が設定されている。更に攻撃を当てた回数が多いか少ないかによってもドロップアイテムが変化する。 中には2種類のドロップ品が両方とも「プレイ中一個しか手に入らない貴重品」である賞金首もおり、この仕様のためアイテムコンプリートは不可能となっている。 幾つかの賞金首はシナリオの要所に固定されている。倒さないと先に進めなかったり、船が使えないなど『イベントフラグ的に関連性を持っている』ものも多く、それ以外にも『必ず通過する地点』に高すぎる確率で現れたりする。このためルート通りに進まざるを得ない事が多く、実際の冒険の自由度は前作よりやや低い。 全体的な賞金額が前作より低め。前作の最高額は20万Gだが、今作の最高額は6万G。 ラスボスの存在が今一つ希薄。 目的が不明瞭な上、主人公の目的と交差していないため戦う理由がない。実際、対峙してもプレイヤー側が打倒を望まない限り生かして帰してくれる。 + ネタバレ防止のため折りたたみ 宿敵テッドブロイラーの直後な事もあってついでに倒す程度の印象しかない。このため、ラスボスを倒して始まるエンディングが唐突で蛇足感が漂う。 一応、憎むべきグラップラーの上司(の、上司)的存在であるはずだが、描写としてはテッドブロイラーが一方的に崇拝しているだけ(*7)で人間狩りの指揮をしていた演出がなく、指揮していたと仮定してもこれを妨害しているプレイヤーを見逃すのは矛盾がある。 その他 データ上にのみ存在しているがゲーム中では入手できない「205ミリひぼたん」という大砲がある。このためどこかに埋まっていないか誰か落とさないか徹底的に調べ尽くして時間を無駄にした人もいた。 戦車装備を変化させる裏技を使えば一応入手可能ではある。 「ブルベロス2号」という敵が、実際はどこにも出現しない。ゲーム中で今週のターゲットになることはあるし、攻略本にも存在を記されているのだが…。 総評 新ハードに移行し、グラフィックや描写の滑らかさが飛躍的に上昇した本作は正統な続編として高い完成度を誇る。 その異質なシステムに最初は戸惑う事もあるだろうが、「戦車」、そして「犬」、ちりばめられた多種多様なギミック、質の高いBGM、硬派な世界観、バランスの良いやり込み要素など、様々な要素が絡み合い昇華した様は『メタルマックス』の名を継ぐに相応しいと言える出来である。 キャッチコピー通り、「竜退治に飽きた人」に。SFCを代表する異種RPGの一つとして、是非とも手に取って頂きたい一作である。 その後の展開 2003年に『メタルマックス2改』としてGBA移植版が発売されているが…。 「あそこの 移植には てを だすなよ わかぞう!」 2010年7月、SFC版がWiiバーチャルコンソールにて配信されたが、Wiiショッピングチャンネルが終了したため、本作の配信も終了した。 2011年12月、DSにてリメイク版の『メタルマックス2 リローデッド』が発売。『3』のシステムを継承・改良している他、『2』からは一部変更点がある(アズサの新幹線が200系→E5系「はやぶさ」カラーになっている等。ゲーム発売当時の北陸新幹線における最新の車両がモデルとなっている)。